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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784163806600
みんなの感想まとめ
神霊壽血教という異端の宗教と、その教主一家に降りかかる謎の死を描いた物語は、ホラーとミステリーの要素が巧みに絡み合っています。特に、吸血鬼にまつわるテーマや怪奇趣味、心理学的な分析が盛り込まれており、...
感想・レビュー・書評
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雑司ヶ谷霊園の裏に教会を構える神霊壽血教。教主の妻からの相談を受け心理学を学ぶ夷戸武比古は教会を訪れる。観覧車に憑かれた教主に、密室で変死するその娘。吸血神ストリゴイを崇拝する小さな宗教団体を巡る謎に精神分析学で挑む。と、これまた本格を匂わしているが、その実は変格ミステリ。前作に続き、推理合戦と衒学趣味が炸裂して楽しい。探偵役の三人のキャラと掛け合いがすごく良い。彼らが三様の解釈をしていくのも本作の見所。このシリーズならではの「了解」という推理方法は、新しい変格の一つの表現方法としてマッチしていると思う。
詳細レビューはブログにて
https://x0raki.hatenablog.com/entry/kuranonorihiko%EF%BC%BFmatome詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
乱歩➕正史➗大正浪漫ゴシック✖吸血鬼
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■新興宗教が舞台の吸血鬼ミステリー....っていうか、過剰な心理学的な描写が多いし、設定も分かりづらくてなんとも読むのに時間がかかった。(^^;
■どうしてそこで「性同一性障害」が出てくる?とか、なんで吸血鬼なのさ?って声に出して言っちゃうぐらいの違和感が何箇所か。ちょっと設定に無理があるように感じた。
■前半部分で犯人がわかってしまったこともあるし、残念ながらオススメはできません。 -
神霊壽血教という怪しげな宗教、そしてその教主一家に降りかかる謎の死……と、設定はなかなか興味深い。事件もホラー路線と心理学による分析の両方の流れで進んでいくので、その点は面白かったのだが、ラスト以外あまり奇怪な雰囲気や切迫した空気が伝わってこなかったのが残念。中途半端に軽いというか……とはいえ、作者がB級ホラーに触発されて書いたのであれば、納得か。
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2011/08/09読了
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吸血鬼・ストリゴイを信奉する異端の宗教、というだけでいかにもおどろおどろしたホラー的な雰囲気が漂うホラーミステリ。怪奇趣味や心理学の薀蓄もいろいろあって、好きな人にはとっても楽しめます。ちょくちょくホラー映画ネタが登場するのも、好きな人にとっては嬉しいところ。
怪奇趣味のわりに、事件は案外地味? そもそも他殺なのか自殺なのか、というような事件なので、派手派手しい現場ではないのですが。それでも全編に漂う陰惨な雰囲気は印象的。
ミステリとしても、考えさせられます。ラストで真相の解釈が人によって分かれる点も、はっきりしていないといえばいえないのだけど。ホラー好きな人はホラーの、ミステリ好きの人はミステリとしての、好きな真相を選べる気がします。私は……やはりホラー的だったのが好きかも。だけどホラーじゃないと解釈したほうが、より恐ろしく思えてしまうのですけどね。
著者プロフィール
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