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  • 文藝春秋 (2011年9月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163808406

みんなの感想まとめ

戦中・戦後の昭和を舞台に、著者の家族や自身の成長を描いた回想記は、淡々とした筆致で悶々とした青春や人々の強さを浮き彫りにします。特に、祖父とのエピソードを通じて、当時の文化や出来事、そしてその時代を生...

感想・レビュー・書評

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  •  小林信彦が家業と戦中・戦後と自分史を描けば、それが小説になってしまう。
     悶々とした青春を淡々と描く辺りが持ち味だろう。
     母方の祖父の記録癖は著者に受け継がれているようだ。
     親戚筋の使用人 滝本の描かれ方が、いかにも小林信彦の作中人物という気がした。

  • 淡々とした文章で綴られ、昭和という時代の雰囲気を醸し出しています。内容は覚えていませんが、小学生で読んだ「オヨヨ」からすると、小林先生もお年を召したなという感想です。

  • 『東京少年』『日本橋バビロン』の二作で昭和それも戦後の昭和で育った自分と自分の周りの人々を描いた小林伸彦の前述2作に関連する祖父とのエピソードを中心に据えて書いた回想記。
    小説ではないが、沖電気創業時に創業者をささえたという祖父の外の顔、内の顔を描きながら、昭和の時代いろいろありというかなんでもあった時代を生き抜いた人たちの芯の強さを感じさせてくれるエッセイだ。
    軽く読ませる筆致はさすが。

  • 既読

  • 作家の生い立ちと、戦後をめぐる環境を描くと、それだけで小説になってしまう。自身の過去を振り返って書いたものだが、どの時代であっても、その時代の文化や出来事や、空気感のようなものが文章化されると、読むものの想像力を刺激する。
    それを描くのが作家っていうものなのだな、きっと。

  • 思い出話

  • 青山や神田の戦後の情景、青年時代の著者の生活。上梓された後、震災の影響でベッド生活とのことですが、まだまだ健筆、楽しませてください。

  • うーん、初めて小林信彦の老いを感じたなぁ。

  • 三部作の最後です。前作も読んでみようかな。東京の地理には疎いけれども,何とはなしに情景が浮かんできそうな気がします。

  • 三部作だそうですが、「日本橋バビロン」を読んでかなり経っているので、つながりの記憶が希薄になっているものの古の東京風景が楽しめました。会話の部分では、以前、小林信彦がAnne Tylerのユーモアについて触れていたことを、思い出しました。

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著者プロフィール

小林信彦 昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞。

「2019年 『大統領の密使/大統領の晩餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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