あまからカルテット

  • 文藝春秋 (2011年10月20日発売)
3.68
  • (130)
  • (290)
  • (259)
  • (43)
  • (5)
本棚登録 : 1869
感想 : 297
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163809007

みんなの感想まとめ

女性たちの友情と日常を描いた本作は、心温まるエピソードが詰まっています。主人公たちは、長年の友人関係を築きながらも、お互いのコンプレックスや悩みを抱えていますが、困難な時には助け合い、支え合う姿が印象...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 柚木麻子さんの描く女性たち、好きだなぁ〜
    元気もらえる

    時には寄り添って
    時には嫉妬して
    時には笑いあって
    時には怒る

    女ともだちあるある
    てんこ盛り(笑)

    作品とまったく関係ないのですが
    あるドラマで好きな台詞
    『女の友情、ハムより薄い』は、個人的に好きな言葉です(笑)

    さらにちょー
    個人的な意見として、文庫本カバーの表紙デザインの方が好み♡

    しっかり味が染みてあるであろうお稲荷さんに、色あざやかな飾りが添えられて、曲げわっぱにギュッとつまっていて…
    寄り添いあい、やさしくつつみこむ味わいとはなやかさがある作中の彼女たちのようで
    お稲荷さんも作品の重要アイテム♡

    文庫本化に際して
    変更した制作サイドに拍手!!

  • 久しぶりに読後感がスッキリ〜!って感じ。
    同じメンバーで主人公が章ごとに変わるから、名前を覚えるのが苦手な私には???になってしまうことも多々あったけど、誰だか分かれば納得して読み進められた。
    大きな事件も起きないから安心して読めた。

  • 楽しげに語らう女性たちが囲むテーブルに、溢れんばかりに置かれた
    ケーキやタルト、ドーナツに甘食、サブレやマカロン。
    この表紙を見ただけでも、お菓子大好きな私はわくわくしてしまうのに
    各章のタイトルが「恋する稲荷寿司」とか「はにかむ甘食」とか
    いちいち美味しそうで、しかも可愛い♪

    『終点のあの子』で、少女たちのヒリヒリするような痛みを掬い上げてみせた柚木さん。
    あの本で柚木さんファンとなった読者は、当然2作目にも苦い味わいを期待するでしょうに
    月に一度のティーパーティーを十数年も続けて育まれた女性4人の友情を
    デビュー作とは打って変わって、甘やかに描いています。
    最初に得た評価を引きずらないあたりが、潔くて素敵。

    ピアノ教師の咲子、4人のうちただ一人結婚して料理ブログで人気を得る由香子、
    デパートで美容部員として働く満里子、敏腕編集者の薫子。
    中学の頃からずっと変わらず仲良しで、
    お互いにそこはかとないコンプレックスを抱くことはあっても
    誰かのピンチには仕事を半休にしてでも駆け付け
    本人よりむきになって打開策を練り、一致団結して解決する。

    口うるさいお姑さんのお小言から料理下手の薫子を守るため
    壱の重、弐の重、参の重、与の重と担当を決めて
    おせち作りを「私たち、四人で一人♪」作戦で乗り切ろうとする4人が微笑ましくて。

    それぞれの場所で思いがけない苦労を抱えたり、つらい思いをしても
    「聞いてよ~!」と打ち明けられる女友達がいる心強さ。
    大学の寮の狭い台所で、慣れない手つきで一緒にごはんを作った友達と
    久しぶりに手巻き寿司パーティーをしたくなりました。

  • 咲子、由香子、満里子、薫子の仲良し4人の、恋と友情の人生物語。

    サクサク読めてほんわかあったかい。
    物語の鍵として出てくる食べ物たちの描写に、幸せな気持ちになる。
    匂いまで漂ってきそう。
    お化粧品、デパートなどの描写は具体的で、多くの「女子」ならきっと頭に描くことができて、身近に感じられる。

    私自身が友だちと良い関係を築けてこなかったので、困ったときに助け合える4人がとてもうらやましく、ほろ苦い気持ちで読んだ。
    「恋と仕事は友情より優先」と決めているところも素敵。
    自分にないものを持っている友人を妬んだり疎外するのではなくリスペクトしているから、タイプが違うのに友情が続けられるのだろう。

    やっぱり最後のお話「おせちでカルテット」が良い。
    「可能性の五の重」って素敵だな。
    前を向こうと決めたときに物事が動き出すのは、現実も同じなのかもしれない。
    勇気を持って進もうと思えた。

  • 中学生からの親友4人組。やっぱり友達っていいなぁ。自分自身も女子校だったので共感できることがたくさんあっておもしろかった。どのお話もおいしそうで楽しかった!

  • アラサー女子4人の友情物語。
    恋愛とほっこりミステリー要素もアリ。
    こんな友情、私も体験したいなぁと思いました(*^^*)

  • それぞれ全く性格も環境も異なる4人の友情物語。謎解きの要素もありで楽しく読むことが出来ました。こういう気楽に読めるお話好きです。

  • 稲荷寿司が美味しそう♡
    お節も美味しそう♡
    柚木さんの食べ物の描写は想像するだけで楽しい♪
    私も今年は頑張ってお節を作ってみようかな…って、つい思っちゃう。
    しかも美味しいものたちを挟んで、学生時代からの女友達と何年経っても楽しい時間を過ごせるなんて良いよね。
    自分たちを取り巻く環境が変わり、それでも皆と会う時間を大事にするって、簡単そうで難しいはず。
    自分も大事だけど、友達も同じくらい大事だから継続できるんだろうな。

    柚木さんの作品は、読後がいつも温かい気持ちになれます。

  • あまくてゆるくてぬるい。
    悪い人も嫌な人もいなくて、結局みんないい人で
    迷いや悩みや失恋もあるけど、結局なんかいい感じ。
    ほのぼのというよりもっとぬるーい感じ。(悪い意味ではない)

    三十路手前の女4人の友情やら恋愛やら仕事やら人生やらを、食べ物にまつわるお話で綴っているのだけど、のんびりまったり、心は終始穏やかなまま読める小説です。
    ずっと共学だったわたしにはわからない部分もあるのかもしれないけど、いい歳した女が4人も集まって、妬みや僻みや見栄がないはずはなく、下ネタのない恋バナもない(笑)のだけど、その辺の下品な部分は排除されて、甘くおいしいお子様向けのお味に仕上がっていてとてもなごみます。
    女の友情話なのにまったく心がささくれない。

    流行りものがいっぱい詰め込まれているところが、ちょっと流行り廃りが早そうで残念だけど、女同士の話は「こんなのないない」くらいのほうがいいのかもしれないですね。

  • 柚木麻子さんの本はだいたい好きなんだけど。。
    これはいかんかった。面白くなかった。
    よくある話のよくある設定で。。。

    咲子、薫子、満里子、由香子の4人は時々ティータイムと称して、それぞれの悩みを打ち明けたり、その打開案を出したり、厚い友情で結ばれている。
    もーここまでで、はぁ〜つまらない。。。
    となってしまった。

    そこからはおのおののコンプレックスや恋バナ、恋人の浮気発覚など本当にありきたりな話ばかり。
    なんでかなー柚木さん。。
    ランチのあこちゃんはめちゃくちゃ面白かったのに。。。本当にナイルパーチの女子会のようなドロドロした友人関係を書いた人なのか?
    別にそういう話が読みたいわけではないけど、本音というか、なんかいい子ちゃんで全てが完結していた。。。つまらなすぎた。。

    もちろん好き好きだと思います。
    私はこれは時間の無駄だったとしか思えなかったです。残念。

  • すでに読んでた…。
    単行本で読了済み、再読。

    青物横丁のお稲荷さん、モデルないのかな。
    食べたい。

  • 初めての作家さん。読みやすそうな感じだったので手に取りました。続編あるのかな?あったら読みたい。

  • 4人の友達が時には助け合ってとてもいい関係だなと思いました。

  • どの話にも美味しそうなごはんの表現があって
    お稲荷さんが食べたくなったし、
    おせちを作ってみたいとも思っちゃったー。

    恋する稲荷寿司
    はにかむ甘食
    胸さわぎのハイボール
    てんてこ舞いにラー油
    おせちでカルテット

    ただ、学生時代からの4人が大人になっても
    仲良しのままでいられるってところに、
    違和感を覚えてしまった…。
    もちろん、そういうこともあるんだろうけど、
    なんとなく良いようにありすぎてるというか…
    小説の話だからと言ってしまえば、
    それまでだけなんだけど…。
    キレイ過ぎちゃって、☆3にしちゃいました。

    薫子ちゃんが、
    「八十点でよしとすることと人に頼ることを学んだのだ。」
    とあり、それは大事なことだなぁーって思えたよ。
    私もその考えは頭に、こびりつかせよー!!

  • スープが冷めぬ距離にある友情は幾つになっても心強い。友人の芝生が青く見えてドングリの背比べをしてしまいがちだが"あの子の為になんとかしてあげたい"と、奮い立つ勇ましさの原動力は母性が突き動かしているのかもしれない。手本となる女性が居ることで、良くも悪くも取捨選択の道標になるのではなかろうか。幸せは足元にあるのかな『灯台下暗し』。

  • あーおいしいお稲荷さんが食べたい!

    おもしろかったなぁ。いいなぁ・・・。
    信頼できる友達がいて、その関係がいい変化をしてずっと続けられるって、わたしからみたら奇跡だわw

  • 大人の女性4人の話。
    誰か一人の探し人を食べ物を手掛かりに探していく。

    女性ならではの見栄とか、秘めた羨望とかをさらりと重苦しくなく描いています。
    こんなにうまいこと行く?って思う事もありますが、前向きになれる作品。

    つくづく思うけど女性って、大人になっても友達の前では大人びた子どものようで、いつもいつも同じ話してるけど、それでも結局楽しいですよね。
    そういう気持ちが伝わってくる。

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、Shiさんと私、ほぼ同時期に読んでいたんですね。なんだか...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、Shiさんと私、ほぼ同時期に読んでいたんですね。なんだかとてもうれしくて。
      『終点のあの子』とは全く違うテイストの物語で、
      柚木さん、いろいろ引出しがあるんだなぁ、と感心した本でした。
      大切な友人には、上手に甘えられて、
      そして甘えさせてあげられる大人にならなくちゃ、としみじみ思いました。

      本の中のどの部分に心惹かれ、どの部分にう~ん?と首を傾げたのか
      まっすぐに伝わってくるShiさんのレビュー、これからも楽しみにしています。
      どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2013/03/07
  • 28才の女子4人組。お料理上手な主婦、出版社勤務、ピアノ講師、美容部員。

    職は違えど同級生の4人は定期的にティーパーティーをしてお互いの近況を報告し合う。仕事や気になる料理の隠し味、そしてもちろん恋愛トーク。

    名前も知らないお稲荷の君に片想いと聞けば、手分けして彼が何処の誰か探り出し、

    コンプレックスに悩む友がいれば、スタイリングとメイクで大変身させ、

    美味しいハイボールを出す小雪と彼氏の仲に疑心暗鬼の友がいれば、そのお店を探し出し、

    料理が苦手な癖に姑に見栄を張り、最高のお節を用意すると啖呵を切った友がいれば、皆でこっそり手助け…

    素直になれずに強がったり、年相応に頑固だったりする彼女らが喧嘩しながらも互いを大切に思い合ってるのが伝わってあったかい気持ちになりました。

    何より…お稲荷さん、食べたい!
    ラー油の恋もいいじゃないか!


    中高時代は近くの進学校生に憧れたりしたなぁ。言葉を交わしたこともないのに、見かけるとその日は一日ご機嫌だったりして。

    大学生の頃毎日のように友達と話すのは恋愛ネタで、誰かが失恋したら皆で慰めたものだった。
    いつから私は失恋しても友達に長電話しないようになったのだっけ?かかってはくるんだけどな…

    集える機会は減ってきたけど気のおけない仲間たちとのお茶会、大事にしたいなぁ。

  • 探偵小説、と書いてあったからどうゆうこと!?と思ったら4話までは人捜しの話だったんですね。
    柚木麻子さんの最初に読んだ「終点のあの子」がなんとなーくほろ苦い感じだったから、この「あまからカルテット」はまた違った味わいで楽しくすっきりしているのが良いっ。
    柚木麻子さんの作品をもっと読みたくなりました。

  • 夜中は腹が減るw

    ってな事で、柚木麻子の『あまからカルテット』

    恋する稲荷寿司
    はにかむ甘食
    胸さわぎのハイボール
    てんてこ舞いラー油
    あせちでカルテット

    の5つの短編集。
    中学時代からの親友4人組のそれぞれがメインになる話に、最後は4人でカルテットな友情、友情、友情、友情な中に食べ物を軸にした女の友情な内容(笑)

    もう、友情が溢れ出る話で、女の友情なんてこんなに綺麗なものかっ!って思いながら読んでたけど、最終話はちょっぴり女の友情も有り得るかなって思えたw

    2018年10冊目

全267件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1981年東京生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー。2010年、同作を含む『終点のあの子』を刊行。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞。ほか作品に『私にふさわしいホテル』『ランチのアッコちゃん』『伊藤くん A to E』『本屋さんのダイアナ』『マジカルグランマ』『BUTTER』『らんたん』『ついでにジェントルメン』『マリはすてきじゃない魔女』(絵・坂口友佳子)『あいにくあんたのためじゃない』などがある。2022年に初のエッセイ集『とりあえずお湯わかせ』を刊行。2022年、作家の山内マリコとともに「原作者として、映画業界の性暴力・性加害の撲滅を求めます。」と題した声明を発表する。

「2024年 『柚木麻子のドラマななめ読み!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×