- 文藝春秋 (2011年10月19日発売)
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感想 : 118件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163809304
みんなの感想まとめ
不要な能力を他人と交換する不思議な店「ばくりや」を舞台にした短編集で、訪れる人々が抱える厄介な体質や技能が描かれています。各短編では、魅力的に思える能力が実は主人公たちにとっては悩みの種であり、それを...
感想・レビュー・書評
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本人にとって疎ましく感じる体質や能力を、適合する他人の能力と取り替える店「ばくりや」。
交換対象となる技能がなんなのか、移植前には知らされないし、世間一般の天秤では割に合わない交換にもなり得るが…
「女に異常に好かれる」「包丁研ぎ」「ひどい雨男」「大食い」「就職先が必ず潰れる」「動物に熱烈に好かれる」「剛速球を投げられる」「おしゃぶり」「泣き虫」「弁が立つ」「間が悪い」「きりが良い」…。
私ならどの能力を交換したくなるかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ばくりや」って方便だったって事を忘れてた!
要らない能力を交換してくれる不思議な場所。
なかなかに不穏な感じの終わりを迎える短編集。 -
不要になった能力を他人と取り替えるという「ばくりや」に訪れる人達の顛末を綴った短編作。
・逃げて、逃げた先に
・雨が落ちてくる
・みんな、あいのせい
・狙いどおりには
・さよなら、ギューション
・ついてなくもない
・きりの良いところで
容姿が良くもないのにやたらとモテる男や雨男、必ず就職した会社が潰れる男など、一見羨ましいものもあるが、主人公達にとっては厄介な能力を捨てようと「ばくりや」を訪れるが、意外な能力と交換されることで幸か不幸を手にする。
笑うせぇーるすまん的作品。
さよなら、ギューションにはホロッときました。
作品の構成も緩急がついたもので、グイグイと引きこまれ、最終話も納得の〆。
安心して読めるエンタメ小説。 -
インパクトのある装丁で、ずっと頭の片隅に残っていた本を図書館で見かけたので借りてきました。
不思議な洋館の扉には「ばくりや」と書かれた木札がかかっている。
店のチラシには、『あなたの経験や技能などの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたします』とある。
首をかしげたくなるようなチラシながら、それを手にした主人公たちはみな、各自の能力に悩まされ続けてきて、そのチラシに一縷の希望を見出し「ばくりや」へと足をは運ぶ。
「女に異常に好かれる」「大食い」「すぐに泣き出してしまう」などなど、その能力はさまざま。
能力に限らずですが、突出した何かと折り合いをつけるのは結構大変ですよね。
交換した能力の方がいいものばかり!というわけでは全然ないのに、やっぱり「生まれながら持っていてどうにもならないもの」よりも「自分の意思で交換して手に入れたもの」の方がいいものだ、と思う人間の心理がおもしろいですよね。
一番好きだったのは、「さよなら、ギュレーション」
なかなか泣かせてくれます。誰に感情移入しても切ない。
どの話も基本的に軽めで手軽に読めるのがいいですよね。
それからオウムの登場には王道感があって、やっぱりここではオウムだよね!とすごくしっくり。
愛し合う男女が魔法をかけられたか何かで昼と夜にそれぞれ動物になって、同じ時間に人間として会うことが叶わない・・・みたいな物語があったけど、なんだったかな。
それはともかくとして、楽しく読めた1冊でした。 -
この著者の作品読了2作目。これは…大好きな感じかも!他の作品もぜひ読んでみたい。
本人がとってもうとましく思える技能というか能力を、他の人の同様の能力と取り替える、という「ばくりや」を訪れた人たちのお話を紡ぐ短編集。短編集にありがちな重複した情景描写がちょっといやんだったけど、最後まで引き込まれて一気読み。ラストストーリーの、星新一ばりのブラックな終わり方も、なにげにわたし好みだった^^; -
いらない能力を別の能力と引き換えてくれる“ばくりや“。面白かった。乾ルカさん4冊目だけど、どれもこれも面白い。ペンネームが少女漫画家みたいで手に取るのを最初は憚られたけど(笑)最後の話は怖かったなー。ギューションのラストは思わず涙目。自分に何か特殊な能力がなくてよかったと思う。2012/255
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「笑うせえるすまん」みたいな感じ。
多分、必要としている人にだけ、「ばくりや」のチラシは見えるんだろう。続編もあるのかな⁉️
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不要になった能力や才能を
他の人のものと交換してくれる「ばくりや」
異性に好かれる。勤め先がつぶれる。
超泣き虫 等々、本人たちには重荷な才能を
誰かの何かの才能と交換!
どの話もラストにさまざまなエッジが効いてます -
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今すぐ失くしてしまいたいと忌々しく思っている自分の能力。
それを誰かの能力と交換してくれるという「ばくりや」。
ただ、その能力が何かは交換されるまでわからないー
ブラックなテイストのほうですね。この作者さんの本の中で。
捨てたい能力だとしても大博打ですよねぇ
災害級の天災で地元から一歩も出られないとか嫌だなぁ
ちらちらと明かされていく店の秘密が楽しい -
自分のいらない能力を交換してもらえるという「ばくりや」に訪れる人たち7人の話。中には羨ましい能力もあるけど、持ってる本人からしてみればとにかく邪魔でいらないもの。途中までは受け取った能力に満足でハッピーエンドだと思いきや、受け取った能力によって逆に作用してしまうことも。終わり方がブラックでちょっと怖いもの、思わず涙してしまうものなど様々。世の中にほしい能力はたくさんあるけど最後の話を読むと、やっぱり普通が1番なのかも知れないと思える。どんな能力なのか、交換した後の変化も気になりあっという間に読める面白さ。
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自分の中でいらなくなった能力を他の誰かのいらなくなった能力と交換してくれるお店。
交換してやってくる能力はどんなものか分からないけれど・・
ちょっと不思議でゾクっとする短編集。
自分の中のいらない能力・・ 自分なら何かなぁって考えてみたけど、何がやってくるか分からないんなら私は交換したくないかも(笑)
ラストの話はゾクっとする怖さがありました。
うん、やっぱり交換したくないな。。 -
ばくる=「交換する」という意味の北海道弁。へぇー、知らなかった。
自分の手に余る能力を他人へ譲り、そのかわりに他人から何らかの能力を得る。ただし、この能力が欲しいというような希望は出せない。移植手術のように相性というものがあるらしく、それを見極めるのがばくりやの主人。相性があるものだから、こんな能力いらんわ! というものは与えられないような気がした。登場人物は満足しているようだし。
自分がいらないと思う能力も他人からみれば魅力的。隣の芝生は青いってやつなんだろうね。
とすると、悲観せず、自分の能力を信じてそれに満足しつつ生活することだな。こんな自分でも他人からは羨ましがられているのかもしれない。 -
道産子なので、タイトルで思わず手にしました。 いらない能力どうしを交換する「ばくりや」。ただしどんな能力とばくられるのかは選べない。自分の嫌だった能力を手放して良かった人、そうならなかった人。そして・・・。泣き虫の癖がいった人はどうなったのかが気になります。
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基本的に厭な感じで終わる統一感があって満足。
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面白かった
自分の負の部分を交換して幸せになるハズなのにどこかみんな負を引きずったまま生きてる
札幌のどこかにあるような描写だったので。どこかな、あのあたりにあったらいいなって考えながら読んだ
以下、ネタバレ
異常なまでに女に好かれる男は包丁研ぎの技術と交換
異常なまでの雨男は大食いの技能と
就職した先々が潰れていく男が交換したのは異常なまでに動物なに好かれる能力
豪速球だけが売りの元野球選手が交換したのは、自分が別れた女の舐める能力
自分の豪速球は彼女に…
すぐに泣いてしまう男が交換したのは泣かない自分
これはホロリと来た
間の悪い女が交換しようとしていたのは類稀なる危機回避能力 店にいた謎の女に置いか返される
最後の話はキリ番の男
別れた彼女とでき婚しないように店を訪れると…自分の能力と店の男が持つ誰かの能力を交換する特殊能力と交換になる…
面白かった
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乾ルカの作品
