星月夜

著者 :
  • 文藝春秋
3.21
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本棚登録 : 274
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163810300

作品紹介・あらすじ

東京湾で発見された若い女性と老人の遺体。地を這うような捜査が、遠い昔に見上げた星空の美しくも哀しい記憶を呼び起こす-。

感想・レビュー・書評

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  • 行方不明だった若い女性と老人の遺体が東京湾で発見され・・・
    いろんな意味で、もうちょいスッキリしたい感じ。
    とはいえ、いい味はでてる。                                                    

  • <失>
    伊集院静の小説作品を初めて読んだ。かすかな期待は大きく外れた。もう次は無いのだろう。読んだ作品が若すぎたのかもしれない。もっと初期の作品になら良いものもあったのだろう。それにしても題名『星月夜』とは、いったいどこでどういう結びつきがあるのだろうか。その事も含めて伊集院小説作品わもう二度と読まないだろう。すまぬ。m(_w_)m

  • いろいろ物足りない部分あり。

  • 登場人物が多すぎというより、物語詰め込みすぎて消化不良おこしている感が、否めない。
    2つの殺人事件を軸に展開していくけど、結び付きも突発的だったり折角の伏線がいきてこないし、残念だった。

    棚田の美しい光景ももったいなかったなぁ。

  •  今のところ、いくつもの物語が詰め込まれたという感じ。ごつごつと。織り込まれたというなら。

  • 細かいところ忘れたけど、☆4つあげてたらしい。

  • 伊集院静氏が、初めて書いた推理小説です。人間はな、当人にもわからない部分を持っているんだ。表と裏があると言っているんじゃない。もっと厄介なんだよ。人間は」(P180)、「要は人が人を殺めるのは、それだけ何かにこだわらなきゃならないものをそいつが持ち合わせているからだ。それが情念だよ」(P305)が印象に残った。
    読み応えのある、社会派推理小説です。

  • ちょっと切れ味はなかった。文学的な香りがする。

  • こういった作品も書くんだなと思った。推理小説とまではいかないし、警察小説とまでもいかないような気がしたが、読むにつれそこはかとなく中年刑事の哀愁を感じた。

  • 浅草寺境内を訪れた佐藤老人との遣り取りから伝わる「行方不明者相談所」の雰囲気。
    冒頭にあるその描写に惹かれて一気に読み進めたのだが、重みに欠けた内容から響くものは少なくて今一つ。おかげで終章にある棚田の折角の情景もまるで取って付けたかの様。多くの視点による物語の進行が本書においては踏み込みの浅さを招く要因となっているのではないだろうか。どれか一つに絞られていたのなら面白味は断然増したのではないかと残念である。
    また可菜子が殺される必然性について疑問が残りミステリーとしてもしっくり来なかった。

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著者プロフィール

1950年山口県生まれ。’81年短編小説「皐月」でデビュー。’91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、’92年『受け月』で直木賞、’94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、2002年『ごろごろ』で吉川英治文学賞、’14年『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』で司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞する。’16年紫綬褒章を受章。著書に『三年坂』『白秋』『海峡』『春雷』『岬へ』『駅までの道をおしえて』『ぼくのボールが君に届けば』『いねむり先生』、『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』『いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯』、エッセイ集『大人のカタチを語ろう』「大人の流儀」シリーズなどがある。

「2023年 『ミチクサ先生(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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