花酔ひ

著者 :
  • 文藝春秋
3.03
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163810706

感想・レビュー・書評

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  • 京都弁,すてき...
    また読みたい

  • 着物の話が面白かった。終わりが唐突?

  • 女性受けの良さそうな官能小説。
    設定も呉服屋とか京都とか浅草とか、映像化に向いてそうな美しい表現が多い。
    2015/06

  • 長編の官能物って久しぶりに読みました。
    設定も内容も濃密につくりこまれていて、最後までドキドキしながら読めました。
    女性が読みたいものがわかってる!という感じ。石田衣良なんかじゃこうは書けないんですよね。
    着物の知識とか、葬儀の裏側とかも知れて面白かった。

    それにしても、2組の夫婦がそれぞれの配偶者と不倫関係に陥るというのは中々衝撃的ですね。
    どんどん燃え上ってどうなってしまうのかな?と思ったところであのラスト。
    不倫は始まるのも終わるのも唐突というか、あっけないですね。不倫ダメ、絶対。
    そして、麻子の”おぼこ”さが、私は本当に苦手でした。
    読んでるだけでイライラ……祖母と似ている、なんて書かれていたけど全然似てないでしょ~。

  • 村山さんは今後ますますこの方向に行くのか…

    経済的には恵まれている2組の夫婦のW不倫の話。みんな身体に溺れて心を持っていかれてて、読んでてちょっとついていけない…もう少しさらりと美しく描いて欲しいけど、このどろどろが村山らしさなのだろう。

    交互に別の雑誌に連載されていたらしく、片側だけ読んでいっても話はつながるのかな。その構成力は見事。

  • …。着物の柄ゆきや着物関連の話には成る程と思える所があった。

  • エロい。内容はあんまりだが。
    村上さんの官能描写が好き。女性が何を求めているかが必ず描かれているから。これ、男性が書く官能小説には出てこないんですなぁ、なぜか。

  • 夫婦二組の官能物語。際どく行き過ぎないところが、清潔感漂っているところが、さすが。

  • 東京の夫婦と京都の夫婦の話。
    普通の夫婦だったはずなのに、箍が外れるとここまでになるのかー。途中までは良かったけど、気持ち悪いかも。
    夫に普通に伯父から受けた性的虐待の話ができるのか?
    お互い同士が不倫してるんだから、どうしようもない。救いようがない。
    おばあちゃんの言葉が暗示してるけど、、、
    残念ながら、最後の感じだと、元に戻るのだろうね。

    官能小説に近いというか、もう官能小説。
    表現描写がこんなにはっきりと書く人だったっけか。

  • 2.5
    村山さんの作品はそんなに読んでいないけど昔の方がすきかもしれない。。女性のじっとりした感じは好きなハズなのですが、どうも私にはハマらないです。どうしようもない衝動ってあるとは思うのですが、今の自分にはあまりでした。もう少し若かったら良かったのかも。
    着物の描写は素敵でした。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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