- 文藝春秋 (2012年1月30日発売)
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感想 : 49件
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784163810805
みんなの感想まとめ
戦国時代を背景に、立花宗茂の波乱に満ちた人生を描いた物語は、彼の信じる義を貫く姿が魅力的です。正室の誾千代と側室の八千子の愛に支えられながら、彼は武将としての道を歩み、豊臣秀吉にその武勇を高く評価され...
感想・レビュー・書評
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戦国時代を生き抜いた柳川藩主 立花宗茂の物語。
勇壮な正室の誾千代【ぎんちよ】、優雅な側室の八千子の二人の愛に支えられ、自分の信じる義を貫いた人生。
素敵!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
立花宗茂が主人公だとどうしても碧蹄館や関ヶ原に至るエピソードがメインになると思うけど主として関ヶ原後を描いている点が面白い。
秀吉と誾千代のエピソードを正面から描いた点や真田幸村、伊達政宗とのエピソードもよかったけど個人的には長宗我部盛親のエピソードが印象深い -
豪放磊落、己の信ずるままに生きる。言うは易いが、実際にそれを貫くことはなかなかできるものではない。本書は、まさにそんな生き方を体現した一人の武将の物語である。
その名は立花宗茂。豊後の大名大友宗麟に仕えた武将高橋紹運の長男として生まれ、十五歳で大友家の重臣立花道雪の娘・誾千代の婿養子となる。同時に立花山城主となり、若くして武将としての道を歩み始めた。
やがて豊臣秀吉による九州平定の折、宗茂はその武勇と忠義を高く評価される。秀吉が「忠義鎮西無双、剛勇また鎮西無双」と激賞したという逸話はよく知られている。これが宗茂の出世の大きな契機となり、戦功によって柳川の大名へと抜擢される。
しかし、栄光は長く続かない。関ヶ原の戦いで西軍に与したため、宗茂は改易され浪人の身となる。武将としての名声を持ちながら、二十年に及ぶ不遇の日々を送ることになるのだ。
だが、この物語の真骨頂はその後にある。宗茂はついに旧領柳川の大名として復帰する。江戸時代を通じても、改易された大名が旧領に復帰する例はきわめて珍しい。
まさに波瀾万丈の生涯である。だが振り返ってみると、その歩みは終始、己の信じる道を貫いた結果でもあったように思える。豪放磊落に生きた一人の武将の姿は、時代小説の枠を超えて、どこか爽やかな余韻を残すのである -
淡々と描かれる立花宗茂の歴史。ぶれない生き方がいい。ギン千代との関係も素敵です
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2021.10.02
幕末間近の武士とはまた違った徳川幕府発祥の頃の武士とその妻にもまた違った武士道があるようだ。
葉室麟故か、全体的に美しさを感じる。
「義を持つ」「仕える」「感謝する」もう少し考えてみたい。 -
星5つ
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生きて名を残す
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名前だけは聞いたことあるな、な戦国武将、立花宗茂の関ヶ原以降の不遇時代から復活までの物語。というと槍働きでグイグイのし上がり、と思うけど、この人、立花の義を通すの一念で、なんというか、背筋を伸ばしたまま復活しちゃう。もちろんそこには悩み哀しみがあるわけだけど、なんだかとても周りに恵まれてて、勝手に盛り上げてくれちゃう。こうやって出世できたらさぞいいだろうな、と思うサラリーマンも多いだろうな。物語的には、もう少しドラマチックがあってもよかったけど、節度を持った上品な文章は読み終わると気持ちがスッキリしてよい。
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2017.7.24
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西国無双、立花宗茂の生涯を描く。
立花の義、徳川の義、本多正信の義、
それぞれが矜持を持って生きた、
有様が描かれる。
真田丸の後に読むと感慨深い。 -
誰の話?という感じで、よくわからなかった。難しかった。
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西国一の武将と言われた立花宗茂について書いた本です。
立花宗茂は父が高橋紹運で嫡男でありながら、戸次(立花)道雪の婿となり、立花家を引き継ぐことになったサラブレッドです。
それゆえの苦しみがあったり、周りから羨望の目で見られたり、ということを乗り越えて、天下無双の武将へと成長していく様子が描かれています。
↓ ブログも書いています。
http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-d32c.html -
2015/05/12完讀
以立花宗茂為主人公。去過柳川和九博之後,讀起來非常有地理感,很有趣。宗茂和誾千代還有苦苦跟隨他的家臣的情分很令人感動,但以刻畫一個堪稱無雙的魅力主人公而言,作品太中規中矩,力道不足略嫌可惜。裡面登場的葉室菊子小姐不知道是否和作者有親戚關係? -
図書館で見かけて読んでみた作品
西国無双と呼ばれた立花宗茂って事らしいんですが
私は全く知らなかったので(無知ですみません)
どちらかと言うと宗茂以外に出てくる武将豪華だな~って印象
「立花の義」は誰もが貫きたい理想だけど
時に自分の立場が危うくなってしまう為
なかなか実現出来ないからこれだけ錚々たる武将を惹き付ける魅力があるんだな、と思いました
が、宗茂自身の重みと言うか威厳?をあまり感じられなかった
最後に家康の印象が良くなった -
歴史的な背景に詳しければもっと楽しめたのだろう
と思うが・・・ -
2014.09.28
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立花宗茂が主人公。西軍として敗北した関ヶ原の戦いから、大名としての復帰、旧領の回復からその死までが語られる。前半生については、回想という形で少し挟まれる程度。本多忠勝、東国無双、立花宗茂、西国無双と称されたことも。立花宗茂「立花の義は裏切らぬこと」、真田信繁「真田の義とは生き抜くこと」、家康「泰平の世を作るためには、手を汚すことを恐れぬが徳川の義ぞ」/宗茂「わしは高橋紹運の子」ぎん千代「わたしは鬼道雪の娘」、清正「天を支えるかのように動かぬ者がいなければ、天下は定まらぬであろう。ひとからは、、動けずに立ち尽くしているだけのように見えようがな」、本多忠勝「家臣は胸中に主人を格別のひとだという思いを抱けてこそ、仕え甲斐があると申すものでござる」、家康「さて、その立花の義とやらを、いつまで守り切れるかのう」宗茂「命の続く限りでござる」、家康「わしが誇れるような戦をして天下を取ったとすれば、跡を継ぐ者の心の内はいかが相成る」「また、戦をしとうなるに決まっておろう」、政宗「西国無双と言われた立花殿が徳川を守る番犬となり申したか」、宗茂「わしはこの二十年の間に、わが立花の義は天下泰平のためにこそあると知った」/一辺の武辺として清々しい生き方、しかしひっかかるところもある。盛親や政宗の面罵にも一理あるのでは。徳川に赦しを乞うて大名にとりたてられるのと、他大名家に取り立てられて家臣となることに違いがあるのだろうか。裏切らぬが義というが、誰かが上にいて、裏切る裏切らないの話しになっているように見受けられ、だとしたら、それは己が頭に立って何かを切り開いていくのとはまた別のことと思えたりもして。
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真田幸村、本多平八郎との因縁がいい。
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葉室作品は数冊目になるが、ひと味違う戦国スケール。ぎん千代と伴に歩む"決してひとを裏切らぬ"という立花の義は、天下泰平の世に繋がっていく見事な人生の完遂。ラストにかけて次々と咲いていく無双の花、女子の夢、、には感無量。
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