地層捜査

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163811505

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ次作が目に留まりその前にこちらをと(笑)
    佐々木さんにしてはハードさに欠ける?
    でも堪能しました。

  • これも新聞書評に載ってたんだと思う。

    書評ほど面白くなかったなあ・・・

    なんか、主人公達に余り魅力を感じないんだよなあ・・・

  • 佐々木譲の作品にしては、読みやすいと感じた一冊。ある程度、先のストーリが予測できるが、それでも、次の展開が気になるし、あっさりと裏切ってくれることも。
    じっくりと読み返してみたい一冊。

  • 新シリーズらしいが、主人公の水戸部が過去に上司と衝突し、謹慎中の身から特捜本部に入るところから始まる。
    事件は15年前の未解決の殺人事件。
    人間関係の層と荒木町と言う街の層とが絡みあって、このタイトルになったんだと実感。
    ラストの10ページぐらいまで、真相が分からず、最後はドタバタな感じが、ちょっと残念。次作の水戸部の活躍に期待。

  • 時効廃止に伴ぅ未解決事件の再捜査…といぅと、
    TVドラマ「おみやさん」を思い出しますが…、
    本作品では、登場人物(担当刑事)の設定が、
    不自然であったよぅに思いました…。

    そもそも、水戸部刑事(担当刑事/主人公)が、
    バブル時代に地方の学生だったといぅ設定では、
    当時の、警視庁管轄の未解決事件を取扱ぅには、
    事件も現場も無知杉で、台詞や行動が不自然…。

    お話の展開的には、どぅしても最後は、
    担当刑事が、所轄の相棒に、刑事の何たるかを、
    諭すシーンになるのでそぅが…、二人の台詞は、
    設定の年齢やキャリア的には…、反対でそぅ…。

    加納(相棒となった元所轄刑事の相談員)が、
    捜査一課のベテラン担当刑事で、主人公となり、
    水戸部が、サポート役の所轄刑事ぐらぃの方が、
    この題材では、しっくりきたよぅに思います…。

    登場人物の設定に誤り(不自然さ)がなければ、
    もっと、深みのあるお話になっていたかも…。

  • 佐々木譲にしては地味すぎる、お宮さんものでしたが、じっくりと読めました。

  • 地味な感じはするが作者らしい気もした。地道な捜査、関係者の過去、最後にきっちりまとめられている。ただ地味なので印象が薄かった。

  • 警察小説の名手による『入魂の新シリーズ第一弾』と云う帯と舞台が地理的によく知る荒木町である理由で購入。公訴時効の廃止により15年前の殺人事件を再捜査して解決する物語。古い殺人事件を再捜査するシリーズって事なのか⁉内容は面白かったけど主人公の水戸部刑事に魅力を感じる事が出来なかった。

  • 謎を解き、心が揺らぐ刑事を舞台となった荒木町の喧噪が包む。「多くの下駄の音、草履の音。〜女たちの笑い声。気風(きっぷ)のいい男衆の声。引き戸が開く音、閉じる音。」謹慎処分明けの刑事で突然の異動に不服そうだったが、最後は、この町での出会いが充実感となって前向きな印象を与える。表層の問題から過去の事件を探る「地層捜査」。自分の中で久しぶりにちゃんとした警察小説でした。

  • 15年前の殺人事件を再捜査する水戸部と加納.加納は本事件の捜査本部にいて捜査を担当した刑事OB.新宿・荒木町の昔の面影を年配の人たちから聞く中で、核心に迫る水戸部.ゲイの草野の話に事件解決のヒントが満載だ.

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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