三匹のおっさん ふたたび

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 6450
レビュー : 883
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163812601

感想・レビュー・書評

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  • 1作目より大人しめな感じ。1作目がはっちゃけ過ぎてたのかな??ノリさんの活躍が少なかった?今回は貴子・健児・康生、パパママ世代がメインだった印象。
    万引きにしてもゴミ捨てにしても、お祭りの話も、読んでいて世知辛い世の中だと寂しく、悲しくなった。でも、自分たちの手の届く範囲で活躍する三匹はカッコ良く、スカッとする。三匹の活躍、祐希・早苗カップルをまた読みたい。

    最後、まさかの日下部くん登場でビックリ。植物図鑑の甘々を思い出してにんまり。

  • 痛快娯楽小説。
    あの三人組が帰ってきた!

    ~定年退職後、嘱託として近所のゲームセンターに勤める剣道の達人、清田清一。居酒屋を息子夫婦に任せて補佐的に働く柔道家、橘重雄。体は小柄だが頭脳派で機械を弄らせてたら無敵の有村則夫。
    清一の退職を機に、3人で私設ボランティアを結成して町の治安を守る、のだが・・。~(前巻より)

    今回も読みきり6話構成で非常に読みやすく、どっぷり楽しめました。

    *第一話 清一の息子の嫁、貴子のアルバイトの日々。
    *第二話 「ブックスいわき」の店主と万引き犯たち。
    *第三話 則夫のお見合い話に揺れる早苗。
    *第四話 エレクトリック・ゾーンに現れた少年たちVSおっさん。
    *第五話 商店街で祭りだ。
    *第六話 偽三匹のおっさん。

    これはシリーズ3も期待できるかな。楽しみである。

  • 有川浩さんはテーマ選びが上手だな。
    パートの人間関係、親の再婚、子供の万引き、、、身近にあるテーマをうま
    く料理してる。
    最後に植物図鑑のスピンオフが出てきてガラッと気分が変わった。ちょっと酸っぱい気分で読了。なんか最後の話に全部持ってかれた気がする。

  • 1年間積ン読いちゃいましたが、ようやく読めました。今回もおもしろかったー! 各話のテーマになる日常に潜むちょっとした悪意が意外と気が重くなったりするんですが、三匹の胸のすくような活躍に救われます。今回は三匹世代、孫世代だけでなく父母世代にもスポットが当てられて、彼らが悩んでまわりに助けられて一歩前に踏み出すのを見ているとジンとしちゃうんですよねぇ。「みたび」が出るのが待ち遠しいです。

  • 素晴らしい!すばらしい!スバラシイ!
    安定の有川クオリティ。

    自身、シリーズものへの重記レビューはしないよう心掛けてるんだけど、これ素敵だったんでレビュー(´・Д・)」

    正直言うと前作のがおもろいけど、でも本作もおもろいですよ〜V(^_^)V
    ・・ただ、敵役?てか登場人物が腹立つのばかりで、かなりイラッとしたのも事実!!!

    ま、三匹(と孫)がなんとかしてはくれるんですがね*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


    作家さん全員がそうですが・・
    有川さんの頭の中てどうなってんだろな☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆?




    後半の?短編?も、なんか良かった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

  • 三匹のおっさんの続編。
    前回導入からかなり面白かったので、続編でまたこのメンバーに再会できて嬉しかったです。ありがちな日常の問題、ゴミや万引きや女の職場の問題などなど。。それをブレない正義感で解決してくれるから、やっぱり気持ちがいいです。今は、諸問題に直面しても、関わったことでキレられたり反撃をくらう事もあり、コワイ世の中。できればもめごとには関わらない方がいいのでしょう。ドラマ「斎藤さん」くらい単刀直入な世直しには危険が伴いますし、今回も偽三匹のおっさんもまたしかり。

    自分の中にも、この強い正義感はあるけれど、色んな関わり方を反省したりもしました。物事に立ち向かうには、それなりの心構えや人柄が付いてこなければ人を納得させることもできないわけです。

    三匹のおっさんには筋の通った剣道家キヨ、柔道家シゲ、技術者ノリがいます。剣道の先生の清一。その孫の祐一にも一筋通ったところがあります。高校生の孫にはラブコメもあり、有川浩さんの本だったと思い出させてくれました(*^^*)

    最後に『植物図鑑』の番外編みたいな短編が挿入されていて、こちらも別物として楽しめました。

  • 今回は三匹の周りにスポットを当てた物語になっていたように思います。
    1作目では頼りないだけだった祐希の両親が大人になっていたり、祐希も大人になっていたりで、ちゃんと物語の中で時間が動いているんだと感じました。
    有川さんの作品はまっすぐで、読んでいて気持ちがいいです。
    それは主人公の年齢や性別がどうであれ、そう感じます。
    心ある人が描かれているからどんな問題が起こっても、奮闘して解決の糸口を見つけてくれる。そんな安心感があります。

    【剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた! 書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がります。ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せません。漫画家・須藤真澄さんとの最強タッグももちろん健在。カバーからおまけカットまでお楽しみ満載の一冊です。 】

  • おもしろかったが、前作と比べると
    少し・・・感が。
    安心して読み終わりました。

  • 中学高校の道徳教育にぴったりな小説だと思った。
    最近の若者はといいつつマナーの悪い高齢者も増えているという、痛い事実に目を向けている。
    小説として楽しめるだけじゃなく、幅広い年代の人が自身を見直すきっかけにもなると思う。

    個人的には5話が好きで、思わず涙してしまった。

    最後の短編が植物図鑑の関連ストーリー。これは甘酸っぱく苦しい感じでとても良い。

  • またあの三匹のおっさんの大活躍が読めて嬉しかった。
    老いてますます元気なおっさんたち、可愛くて良い子の若い二人の小さな恋の物語も絡んでグイグイ読ませる。
    書店の万引きや主婦のいじめ、父親の再婚や町内会の話などの困り事をおっさんたちが痛快に解決する。
    最初に登場人物説明がマンガで書かれていたり、ボーナストラックに「植物図鑑」のエピソード1のようなお話があったり、素晴らしいあとがきがあったり・・・楽しめる一冊。
    有川氏のあとがきにあるように、若い作家を育てるためにはもっと本を買わなくては!!

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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