三匹のおっさん ふたたび

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 881
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163812601

作品紹介・あらすじ

ご近所の悪を斬る還暦三匹が帰ってきた!
武闘派のキヨとシゲ、頭脳派のノリ。“三匹のおっさん”が万引き、不法投棄など地域の問題に立ち上がる! 痛快活劇小説第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「名乗るほどの者じゃございません。
    この界隈を回っている地域限定の正義の味方です」

    きゃ~、相変わらずかっこいい♪
    一度でいいから言ってみたい!
    そうじゃなければ、魔の手から救われたその場で、言われてみたい♪

    還暦まで長年培った経験と叡智と
    竹刀、背負い投げ、コートの裾からちょろっと覗く名状しがたい武器を携えて
    颯爽と戻ってきてくれた三匹のおっさん、おかえりなさい。

    日本のために!とか、被災地のために!とか、大きな理想と口当たりのいい言葉を並べ
    当選を勝ち取った後は、様々な事情を鑑み・・・とトーンダウンして
    さっぱり実行が伴わない誰かさんたちとは、なんたる違い!
    「ご近所限定」と自ら銘打って、けっして自分の能力を買い被らず
    手の届く範囲で、しかし目に留まった悪には手をこまねかず
    身の丈に合ったやり方で悪を成敗する三匹の活躍が、
    お正月にふさわしく、心を晴れやかにしてくれます。

    前作では、「三匹のおっさん」結成直後ということもあり、かなり張り切っていて
    三匹の力だけで秘密裏に事を運ぼうとしがちだったキヨ、シゲ、ノリ。
    今回は地域の問題を自分達だけで抱えこまずに
    息子、娘、孫世代やご近所さんの力も素直に借りながら問題を解決していて
    それがまた、未来の「三匹のおっさん」予備軍を
    育てることに繋がっているのが素晴らしい!

    もともと三匹の手伝いをしたくてたまらなかった祐希や
    穏やかに人の輪を拡げて、地元のお祭りを復活させた康生はまさに有望株☆
    でも、どんなに心強い後継者が現れようと、
    三匹にはまだまだ元気いっぱいで活躍してもらいたいものですが♪

    前作のあらすじと今回の導入部を、たった8ページの漫画にさらっと纏め、
    ボーナストラックでは、前作のお騒がせ娘、潤子と
    あのきゅんきゅん度200%の名作のふたりの息子のほのかな初恋を
    読者にプレゼントしてくれる有川さん。。。やっぱり大好きです!

    • kuroayameさん
      もうレビューを拝見させていただて、「とっても面白そう」とわくわくしちゃいました♪。
      是非図書館で探してみたいと思います。
      いつも素敵なレビュ...
      もうレビューを拝見させていただて、「とっても面白そう」とわくわくしちゃいました♪。
      是非図書館で探してみたいと思います。
      いつも素敵なレビューを拝見させていただきありがとうございます。
      2013/01/11
    • まろんさん
      koshoujiさん☆

      いえいえ、最後の1冊は「旅猫リポート」だったので、koshoujiさんの予想は大当たりなのです。
      私の書き方が拙い...
      koshoujiさん☆

      いえいえ、最後の1冊は「旅猫リポート」だったので、koshoujiさんの予想は大当たりなのです。
      私の書き方が拙いばかりに、うまく伝わらなくてごめんなさい!
      クリスマスにもらったのが「空飛ぶ広報室」と「三匹のおっさんふたたび」で
      それから何日かして、暮れも押し迫ってから
      なぜか「旅猫リポート」を追加でプレゼントされたのです。(それもシネコンのロビーで!)
      どうして1冊だけ後で渡されたのかを、「旅猫リポート」のレビューに
      織り込もうと思っていますので、お時間があったら読んでくださいね(*'-')フフ♪
      2013/01/11
    • まろんさん
      kuroayameさん☆

      還暦をすぎた三匹のおっさんたちが、
      どんなイケメン戦隊よりかっこよく思えてしまう、爽快な物語です♪
      でもでも、も...
      kuroayameさん☆

      還暦をすぎた三匹のおっさんたちが、
      どんなイケメン戦隊よりかっこよく思えてしまう、爽快な物語です♪
      でもでも、もしまだ前作の「三匹のおっさん」を読んでいらっしゃらないようなら
      あちらをお読みになってからのほうが、さらに楽しめると思います!
      こちらこそ、いつも温かいコメントをありがとうございます(*'-')フフ♪
      2013/01/11
  • お久しぶりです!相変わらずお元気そうで。
    と3匹のおっさんたちに声をかけたくなります♫

    祐希がなんかいい感じに成長してるし、祐希の両親も頑張ってるね、と応援したくなります。貴子のパートのお話は、どこの世界でも女の職場って嫌だな・・と思いました。今回は周りの人に焦点を合わせてるのが多かったかな~という感じです。

    中学生の万引きの話だとか、ゴミの不法投棄の話など、明らかにルール違反しているのに平然としている人、現実感がありすぎて・・。実際に3匹のおっさんたちがいて、ダメなことはダメときっちりと言ってくれる人がいたらな~と。

    この本で何よりもうれしかったのが、植物図鑑の続編♫
    まさかのサプライズでうれしかったです(#^^#)

    • desicoさん
      植物図鑑の続編、でるの?!
      うれしい。好きでした、とても。
      植物図鑑の続編、でるの?!
      うれしい。好きでした、とても。
      2013/07/15
    • nobo0803さん
      desioさん
      こんにちは♫
      私も植物図鑑大好きです(#^.^#)
      この本の、巻末に続編みたいなのが載ってるんです。
      最初、読んでても気付か...
      desioさん
      こんにちは♫
      私も植物図鑑大好きです(#^.^#)
      この本の、巻末に続編みたいなのが載ってるんです。
      最初、読んでても気付かなかったんですが、
      読み進めていくと、これはまさか??って感じになりました。
      2013/07/17
    • 円軌道の外さん

      体調壊して遅くなりましたが
      コメントありがとうございました!

      ここ最近有川さん集中月間で
      三匹も遅まきながら
      やっと読めま...

      体調壊して遅くなりましたが
      コメントありがとうございました!

      ここ最近有川さん集中月間で
      三匹も遅まきながら
      やっと読めました(^_^;)

      昭和のホームドラマが好きな自分には
      ホンマツボで、

      カッコいい大人がいる環境にこそ
      カッコいい子供が育つんだなぁ〜って、
      今更当たり前のことに気づかせてもらった小説でもあります。
      (我々大人の世代が
      もっと本当の意味で大人にならなきゃって、心引き締められましたね汗)


      てか、続編
      読んでみたいです!(>_<)

      文庫化するのは
      まだまだ先になりそうやし(笑)
      チャリで40分かかる
      図書館まで行ってみるかな〜(^_^;)


      2013/08/22
  • 久々に有川さん読みました。面白かったー!
    今回も、三匹のおっさんが、地域の小さな問題のために奔走する。

    前作よりも派手な立ち回りは少なく、悪意をぶつけられる場面が多くって。
    書店で万引きする中学生、呼び出されて逆ギレする親、自宅のゴミを不法投棄して悪びれない女性に老人、屁理屈から祭りに非協力な住民…。
    悪意がどれだけ人の心をえぐって傷つけるか。
    どれも身の回りでありがちな出来事だけに、胸が痛む。
    なんて言ってみても、私は以前住んでいた田舎の濃密なコミュニティにはなじめなくて早く引越したかったし、いつも地域活動にはあまり協力的ではなくて、引越し先には管理会社にお任せにできるマンションを選んでしまうのだけれど。
    わが身振り返り反省。。

    全面的に勧善懲悪で解決!とはいかないところが、現実的だった。
    気持ちはいつも届くとは限らないし、努力がいつも実るとも限らない。
    そこがよくもあり、歯がゆくもある。
    でもどこかに救いが残っていた。確かに伝わる気持ちがあり、何かを変える行動があり。
    前作ではダメ母全開だった貴子さんの奮闘や、しっかり者の娘の早苗ちゃんの本音なんかも物語のいいスパイスになっていた。

    番外編は、女の子どちらさんだっけ?とちょっと悩んじゃった。。一冊目読んだのだいぶ前だったから。
    一方の男の子には、小学生からキラリと光る、たらしの片鱗(笑)。
    先が思いやられる、って先のことはもう知っていますが。
    こういう番外編は有川さんらしいファンサービスですね!

    三匹のおっさんみたびもきっと出るんだろうなー。
    これからも地域のために、おっさんパワーを炸裂させてほしい☆
    頑張れおっさんS!

    • まろんさん
      マリモさん、こんにちは!

      おっさんたち、「ふたたび」では、相変わらずかっこいいのだけれど
      以前より、ちゃんと周りのみんなをあてにするように...
      マリモさん、こんにちは!

      おっさんたち、「ふたたび」では、相変わらずかっこいいのだけれど
      以前より、ちゃんと周りのみんなをあてにするようになったのが、なんだかとても良くて。
      おっさん二世、三世が育ちつつあるなぁ、とうれしくなったのでした。
      ピアノを教えるくらいしか能がないところが自分と重なる貴子さんが
      今回はかなり変わろうと頑張っていることにも、勇気づけられたりして。

      「みたび」も、ぜひぜひ書いてほしいですね!
      一緒にお祈りしましょう(*'-')フフ♪
      2013/04/07
    • マリモさん
      まろんさんこんにちは!

      今巻は、周りの人たちの地味な活躍がありましたねー!
      家族あっての3匹なんだなぁって感じました。
      中でも貴子さんが変...
      まろんさんこんにちは!

      今巻は、周りの人たちの地味な活躍がありましたねー!
      家族あっての3匹なんだなぁって感じました。
      中でも貴子さんが変わろうとする姿は私も嬉しくなりました♪ どんどん頑張ってみんなを見返してほしいですねー。
      元マドンナ(笑)の芳江さんもいい味出してました。

      キャラが立ってきて、ますます今後に期待ですね~!
      私も一緒にお祈りさせてもらいます♪
      2013/04/08
  • あの
    「おっさん」が帰ってくる!

    とのことで、早速学校の図書館で借りて、読んでみる。


    面白い作品って、本当に時間を忘れて読みいってしまう。


    もちろん、本編も面白かったのだが、印象深かったのが
    最後の
    「好きだと言えずに初恋は、」



    有川作品でも1・2を争う恋愛ベタ甘小説の主人公が出てくるではないか!

    凄い、お花の名前を出してくるので、「もしや・・・」と感じていたが。



    まさかのビンゴ!!

    もう一度会えたことで、顔が綻びましたヽ(^o^)丿


    「別れる男に、花の名を1つ教えておきなさい。
    花は毎年必ず咲きます。 」

    川端康成の名言(゜゜)~

    • まろんさん
      いいなぁ!私も早く読みたい!
      図書館に予約してから何か月たったことか。。。

      紫苑さんはじめ、みなさんおすすめのおまけの短編が気になってたま...
      いいなぁ!私も早く読みたい!
      図書館に予約してから何か月たったことか。。。

      紫苑さんはじめ、みなさんおすすめのおまけの短編が気になってたまりません!
      2012/12/19
    • しをん。さん
      私も、地元の図書館で予約しましたが、本当に予約が多くて…。我慢できずに、学校の方で運よく巡り合えたので借りてきました♪

      短編いいですよ(●...
      私も、地元の図書館で予約しましたが、本当に予約が多くて…。我慢できずに、学校の方で運よく巡り合えたので借りてきました♪

      短編いいですよ(●^o^●)
      まさか、有川作品の中でも(私の中で)好感度が上のあの人が出てきてくれて、嬉しすぎました(笑)
      2012/12/20
  • ご近所限定正義の味方、見参!武闘派二匹&頭脳派一匹が町のトラブルに立ち向かう還歴ヒーロー活劇シリーズ最新刊。
    「BOOKデータベース」より

    前作の『三匹のおっさん』も愉快痛快、人情ほろりな感じだったが、それに負けず劣らずな内容.町内会のご近所づきあいなんてメンドクサイ、なんて思ってしまう自分を反省.古き良き、と古き良きに影響された新しき良き若者が育っているのがなんとも嬉しい.
    人の心の機微をさらりと書いてのける有川さんの相変わらず安定の文章力に脱帽.
    やっぱり人は人と関わることで、老若男女成長することができるのだなぁ、と改めて思う.

  • ご近所限定正義の味方、ふたたびです。
    今回は前作に比べるとアクション(?)少なめですが、気持ちのスッとするお話ばかりです。
    地域の関わりとか、どんどん希薄になってきてる世の中ですが、こんなおっさん達がいてくれたら、安心だなぁ…
    それと、それと!!
    大っ好きな『植物図鑑』のクロスオーバー作品が収録されてました!!
    こちらは、キュンとして、じんわりほろっとくるお話です。

  • 文庫に落ちてくるまで待つつもりでしたが、
    ドラマ化の範囲内とのことで、購入してしまいました。

    話的には前作からの続きで、賑やかなスタート、
    相変わらずの登場人物と思いきや、、

    それぞれが少しづつですが成長していくような、、
    還暦を迎えても“成長”できるんですよ、なんて。

    それにしても、祐希くん、イイ男になったねぇ。
    なんて風に感じてしまう辺り、年取ったなぁ、、とも(汗

    また、ドラマの方も面白く、あっという間の3ヶ月でした。
    視聴率もよかったようで、DVDを真面目に検討中です。。

  • 三匹のおっさんの続編
    前作はじじ、ばば世代と孫世代がメインでしたが、今回はパパママ世代がメインになっている
    キヨの嫁の貴子さんのアルバイト先での問題、シゲが孫に絵本を買うため立ち寄った、馴染みの本屋さんでの万引き事件
    ノリの再婚問題で早苗と祐希の間にも違和感がでてくる、ごみの不法投棄問題、旧住民と新住民の共存、放火事件では偽三匹が現れる
    今回も三匹のおっさん(キヨ、シゲ、ノリ)がご近所での問題を解決していく
    そしてキヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せない

  • 前作が三匹大活躍だったので今回も期待していたのだけど、ちょっと残念。
    高圧的な人がたくさん出てきてぐったり…。
    子供に万引きさせる親なんて本当にいるの?最低だ。

    好きなのはノリさんと早苗ちゃんがラブラブな第三話と、シゲさんと康生さんがラブラブな(?)第五話。
    「好きだよと言えずに初恋は、」にもキュンとした。
    お別れする人に花の名前を教えるというのはなかなか素敵な作戦だ。
    まず自分が覚えなきゃいけないけど‥。

    それと、あとがきの本の話がとても良かった。
    本を買うことが未来への投資だと考えたことはなかった。
    自分の好きな本が欲しいとか、自分の好きな作家さんがこれからも書き続けられるようにとか、それくらいの意識だった。
    なんだかいい話を聞いたなぁと嬉しく思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本を買うことが未来への投資」
      読んだ方が心豊になれるだけじゃなく、そのお子さんにも良い影響がある筈ですから、とっても素晴しい投資です(後書...
      「本を買うことが未来への投資」
      読んだ方が心豊になれるだけじゃなく、そのお子さんにも良い影響がある筈ですから、とっても素晴しい投資です(後書きを書かれた方の意図とは違うかも知れませんが)・・・
      2012/08/10
    • takanatsuさん
      「そのお子さんにも良い影響がある筈ですから」
      なるほど。そういう意味でもやはり未来への投資と言えるんですね。
      今のことしか考えていなかったの...
      「そのお子さんにも良い影響がある筈ですから」
      なるほど。そういう意味でもやはり未来への投資と言えるんですね。
      今のことしか考えていなかったので、ちょっと感動してしまいました。
      2012/08/10
  • 実は文庫化されるのを待っていたのですが、待ちきれなくて買って読んじゃいました(笑)
     有川作品は、凄いですね・・・読んでいると気分がいいというか安心感がありますね。「ぶんがく」は、文学と漢字表記されますが、「文楽」(ぶんがく)でもいいのではないかと思うのです。そうですこの作品に関しては、文を学ぶのではなく、まさに文を楽しむという感じです。
     
     さて、心無い不届き物を相手に見て見ぬふりをできない「三匹のおっさん」の奮闘する姿は、昔良き時代の頃を彷彿させるものがありますね。
     だからと言って、現代が乱れきっているとは思いませんが、悪いのは社会全体の風潮の様な気がしてきました。そういう点を有川さんが、指摘しているような気がします。
     様々な社会の悪しき風潮を、「三匹のおっさん」シリーズで正して頂ければいいのにって思いました。このシリーズは、もう終わりなのでしょうかね?
     今回も楽しませていただきました。お薦め作品です。文句なしです!

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

有川浩の作品

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