• 文藝春秋 (2012年5月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784163814001

作品紹介・あらすじ

時代が彼を殺したのか?? 「学生運動」をめぐる恩讐の彼方



大学教授鹿野は学生運動時代のある「事件」を忘れられない。教え子・石川には別の思いがあった。著者新境地の骨太ミステリー

みんなの感想まとめ

テーマは、学生運動を背景にした過去の事件の真相を探ることであり、登場人物たちの複雑な感情が丁寧に描かれています。大学教授の鹿野は、かつての同志や教え子たちと再会し、機動隊との衝突で亡くなった高校生の死...

感想・レビュー・書評

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  • 2016_01_25-0010

  • 大学時代に学生運動の幹部であった鹿野は、いまや招かれて母校の目玉教授である。しかし久しぶりに母校に戻った訳は、当時機動隊との衝突によって高校生が死亡した事件の真相を探る為でもあった。そこで再開したかつての同志達や自分の教え子らはそれぞれの人生を歩んでおり、昔の事件をほじくり返す鹿野に批判的である。だが、真相に迫るうちにとんでもない事実が浮かび上がってくる・・・。ただラストはやや尻切れトンボだ。また調査した当事者や関係者達が異常なまでに鹿野の目的に非協力であるのだが、てっきりそこに何か隠された真実があるものと思っていたのだが、最後まで読んで、それは思い過ごしであると知りガッカリさせられた。話の展開は面白い為、残念だった。それにしても現代の青年達に、当時の熱意があれば日本も少しは変わるのにと思わざるを得ない。

  • 学生運動の活動家であった大学教授の鹿野が学生時代を過ごした麗山に戻ってくる。自らも関わった学生と機動隊の衝突事件の「麗山事件」の真実を知るために…。
    題材としては興味深いものだったが、重たい雰囲気が続くだけでストーリーに惹かれるものがなく、ラストも拍子抜け。イマイチという印象が残った。

  • #読了。大学時代学生運動に身を投じた鹿野は、東京の大学を定年後、研究所の所長として母校へと戻ってくる。彼の目的は、自身も参加していた学生運動の最中、機動隊との衝突により死んでしまった高校生の死の真相。今一つ話しにまとまりが感じられず残念。

  • かつて学生紛争の真っ只中に身を置いて、紛争時の事故がきっかけで、すっと身を引いてその後の人生を順風満帆で過ごしてきた鹿野と、鹿野の投石が原因で兄を亡くした石川、この二人のそれぞれの視点で大きく食い違う感情の機微が丁寧に読みとれるのが、とても読み応えがあった。最後、ご都合主義的に結論づけた終わり方になっておらず、人間の感情なんてこんな風に割り切れない部分が多いのが自然だよな、と納得感があり、実に味わい深かった。

  • 学生運動にかかわった過去のある先生が恐喝されたりアメリカに行ったりする話。長い。特に前半が無駄に長くてダレる。

  • 持ってい回った表現と、張っているつもりの伏線と・・・。あ~疲れた。

  • 1月-5。2.5点。
    学生運動時に、亡くなった高校生。
    その原因を、調べようとする大学教授。
    地元の誰もが、封印しようとするが、
    調査。学生運動時の盟友たちとの関係も
    ギスギスしていく。
    暗い感じ。いまいちかな。

  • あっけない結末でした。ストーリー自体も盛り上がりに欠ける感じが。

  • 「前の世代」に不満を持つなんて人いるのかな
    教授にも全く感情移入でできず

  • 久しぶりの堂場作品。正直なところ、盛り上がりに欠け、爽快感のない読後。最後までずっと夜の色を感じながら読み終わったな〜。

  • う~~~~~~~ん、堂場瞬一臭はあるけれど主人公が年を行っているからか感情移入というか、合わない感じがした。

    文章的には通常通りで読めますが…学生運動も自分の時代ではないので感覚がね、ついていけないです。

    ちょっと内容が薄いかな?と感じてしまった。

  • こういう終わり方もありなんかなw わからないではないけど。

  • 昔の学生運動の頃の事件の真相を追う話ですが、世代的も違うし、ずっとイライラして読み続け、最後にはちょっと呆れた。

    堂場さん、警察ものとスポーツものはいいんだけどなあ・・・

  • 久しぶりに学生運動物を読みました。
    あっという間に読み切ったのですが、ラストがすっきり来なかったです。それまでの展開はとても面白かっただけに残念。

  • (´・_・`)←こんな感想。やはり、この方のは刑事ものとかのほうがいいかも。

  • 大学教授の鹿野は、学生運動時代のある事件を調べ始めたが・・・
    何を今更としか、言いようがない感じ。
    気になるなら、もっと早くに、何とかしたらよかったのにね。

  • 読んでる間がものすごく長く感じた。
    永遠に読み終わらないんじゃないかと思ったくらい。

    自分にとって学生運動は生まれる前の出来事で
    デモやら衝突やら内ゲバやらというのは後々の又聞きでしか知らず
    故にその最中の混沌とか社会の空気を肌で感じることができない。
    それもあってか鹿野や実川や石川の抱える闇や苦悩が理解しきれなかった。
    悔しいことに。
    『何でも人の所為にする』というのはあの世代の特徴ではなさそうだけど。

    いろいろ明らかになった割には済し崩しな結末を迎えた印象ではある。
    こんなに誰ひとり救われないラストってなぁ…。
    それもいっそ潔いのだろうか。

    何にせよ、どんよりしてしまう読後感ではあった。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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