泣き虫弱虫諸葛孔明 第参部

  • 文藝春秋 (2012年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784163814803

作品紹介・あらすじ

長坂坡の戦いで魏の曹操に大敗するも、辛くも関羽や張飛らとともに逃げのびた劉備玄徳。蜀軍と行動をともにした呉の魯粛は、同盟締結のために孔明を呉に連れ帰った。厭戦気運が高まっていた呉だったが、孔明の得意(特異?)な弁舌により厭戦派は抑えられ、呉は蜀とともに魏軍と決戦することに。やがて迎えた赤壁の戦いで、孔明は勝利の決め手となった東南の風を呼ぶことに成功する――。しかし勝利のかたわら、孔明の変態的ないかがわしさに殺意を抱いた呉の周喩はその身柄を拘束しようと図る。果たして孔明は無事脱出できるのか? かつてない孔明像を描いて人気のシリーズ第三弾は、『三国志』中最大の決戦「赤壁の戦い」を描きます!

みんなの感想まとめ

戦略と知恵が交錯する物語が展開される中、諸葛孔明は赤壁の戦いにおいてその特異な才能を発揮します。苦境に立たされた蜀軍と呉軍が協力し、魏軍に立ち向かう姿は緊張感に満ちています。孔明の巧妙な策と弁舌が、厭...

感想・レビュー・書評

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  • 今回は赤壁の戦い前後。この辺りの孔明はちゃんと仕事してるわ。相変わらず劉備軍団は・・・
    周喩君、結局孔明に使われて終わっちゃうのね~ しかし、孫呉がまるで「仁義なき戦い」の世界はいいんだけど、広島弁は止めてくれんかのお。広島のイメージが・・・

  • 作者の口上がやや鬱陶しくて2巻までで止まってたけどようやく3巻。

  • あいかわらず楽しすぎる!
    次はいつ読めるの〜〜!?

  • 第2部は久しぶりすぎて世界に入り込めず、読むのに2週間くらい掛かりましたが、第3部は2日で読了。
    脱線(?)も第2部に比べて少なかったような?
    その分、お馴染みの『三国志』の世界に近くて読みやすかったのかも知れません。
    今回は赤壁の戦い。
    孔明がちゃんと10万本の矢も集めるし、東南の風も吹かせるし。
    もしかしたら、ハチャメチャなのは劉備軍団なのであって、孔明単独ならちゃんとした軍師(“ぐんしー”ではなく)なんじゃないかと思ってしまいました。
    とは言え酒見節も健在で、随所で笑わせてもらいました。

  • 三國志上最も有名な戦いである赤壁の戦いも書かれてますが、中心は周喩vs孔明の闘い。なんとしても孔明を殺したい周喩とそれをのらりくらりとかわし続ける孔明。周喩が真面目なので1~2巻に比べて大笑いできる箇所は少なめですが、それでも充分笑わせてくれます。周喩が本当に格好いいです。どんな美男だったのか1回見てみたい。あと、優秀な文官くらいにしか思ってなかった張昭がもの凄い強面系のおじきとして登場するのにちょっとびっくり。

  • 周瑜、かわいそう。孔明ますます絶好調。1巻からまた通しで読みたくなる。

  • これまでの三国志の史実と照らしあわせての間違いなど、検証をまじえながら新しく語り起こされる三国志。かなり軽妙なスタイルで、キャラクタの病者は、なんだか広島のヤクザ戦争の登場人物ふうで、せりふはかなりガラが悪い。当時の世の中では、こんなふうだったのではと思うと、かなりイメージが変わってしまう。

  • 周瑜が格好よすぎ!それに尽きる。代わりにギャグは少なめ。

  • 一番素敵なのはなんといっても酒見先生です。後半で珍しく?孔明がまともに活躍していて、ただの変な人じゃなかったんだとか思ってしまいました。

  • カテゴリは「歴史」でいいのか?
    作者自身が言っているように、すでにジャンル「三国志」なのかもしれない。

    とっくに中断したと思っていたシリーズが、まさかの復活
    (連載はしていたらしい)
    どの位ぶりなのか、調べようと思ったが、ウィキにもろくな
    情報が載っていなかった。あまり人気がないらしい。
    「蒼天航路」とは、よく似た解釈が多いが
    (孔明が仙人とか)、1巻の発売が2004年らしいので、
    だとすると、「蒼天航路」のほうが、先ということになる。

    正史をもとに、演義に突っ込みを入れまくり、
    演義への不満を(劉備・孔明を活躍させたい黒い勢力の暗躍)
    解消してくれるが、
    それにしては、ストーリーは演義通りに進んでいくという、
    変わったスタイルを取っている。

    前巻でも、張飛の仁王立ちや、趙雲の一騎駆けなど、いかにも
    演義らしい、場面があったが、
    今回も、周瑜VS孔明(エスパー孔明は、すべてお見通し)、
    待ち伏せされる情けない曹操と、関羽の見逃し、
    4郡をあっという間に取る劉備軍(黄忠登場、魏延も仲間入り)、
    など、いかにも演義

    で、今回、孔明は周瑜とからんでいるせいで、全然、
    泣き虫でも弱虫でもない(最後だけ泣いていたが)。
    諸葛均も黄氏も出てこないし、シリーズらしさは薄い。

    スローペースなのは相変わらずで、話はほとんど進まない。
    まず、孔明が呉に乗り込んでの、同盟締結
    (孔明殺害を決意する周瑜、仁義なき戦いみたいな呉の面々)、
    孔明がちゃんと七星壇にのぼって、風を吹かせ
    (演義らしさの真骨頂)、赤壁の戦い
    その後、劉備軍が4郡を切り取り、
    劉備の嫁取り(孫尚香)、
    周瑜は矢傷がもとで憤死(これも演義的要素)
    結局、蜀にすら入らず終わってしまい、
    とても五丈原まで、辿り着きそうにないペースでやっている。

    しかし、スローペースでやっている分、話はよく分かる。
    特に、「蒼天航路」を読み直すと、理解度が深まっていることが分かる。
    たとえば、赤壁の前に、曹操軍と呉軍との間に前哨戦があり、
    「泣き虫~」では、巧みな操船で、呉が、曹操軍を5,6隻を沈める程度だが、
    「蒼天航路」では、ここで曹操が死にかけて、最大の苦戦をする、
    という解釈になっている。
    兵数も、「泣き虫~」では曹操軍20万、「蒼天」では15万としている。
    また、地理関係でも、
    呉が会議を開いていた場所は「サイソウ」で、
    曹操軍は最終的に「烏林」に陣を敷くことになるが、
    この烏林に向かっている途中に、呉軍と遭遇して、前哨戦となる、
    これは、呉軍の操船の巧みさ(スピード)なくして、ありえない遭遇だが、
    その驚きを「蒼天」では、カクが表している。
    しかし「蒼天」だけだと、地理関係がつかみにくいので、
    何に驚いているのか、そもそもよく分からない。
    また、蒼天23巻、劉備と周瑜が会うシーンで、なぜいきなり
    劉備が怒りだすのかが分かりにくいが、これは
    周瑜には周瑜なりの天下三分の計があり、それが孔明とは
    相容れないから、らしい。
    呉の恭順派に対して、抗戦派の魯粛が、
    自分たちはいいかもしれないが、孫権の身はどうなる、と説く場面は、
    「蒼天」と同じ。
    劉備は「徳」の人、という解釈なども「蒼天」と同じだが、
    より、よく分かった気になる
    (特に、中国の皇帝に関しては、「天(天命)」だの、「徳」だのの概念が、
    よく出てくるフレーズらしいので)

    知識、解釈なども分かりやすく、
    呉は連合軍(これは前巻でも出ていた)とか、
    呉における張昭の存在感の大きさ(劉備にとっての孔明以上)などは、意外。
    張昭はゲームだと知能・政治系のキャラだが、正史だと、この人は、
    意外と賊討伐なども行っている。
    江東の名家は、周家、朱家、陸家、張家の四姓で
    (順に、周瑜、朱治、陸遜、張昭という感じだが)、
    孫策の死後、リーダーは周瑜になってもおかしくなかったが、
    張昭が、孫権をリーダーに推してくれた、という話なども出てくる
    (もちろん、周瑜からの反対もなく)。

    また、呉の人間は数が多いので、
    テイフ、黄蓋、カントウの3人が古参、とか、まとめてくれるのも分かりやすい。
    テイフは最古参なのに、周瑜が都督、自分が副都督に選ばれ、
    へそを曲げる、とかの話も「蒼天」には出てこないので、理解が深まる。
    ちなみに、分かりにくい「演義的要素」としては、
    甘寧と凌統が犬猿の仲、というくだり。
    凌統の父親は、たしかに黄祖を攻めている時に、戦死しており、
    その時、甘寧は黄祖の部下だったが、だからといって
    甘寧が殺したわけではない。
    宴会で斬り合ったとか、仲が悪かったという記述も、
    正史にはまったく出てこない(演義の創作)。

    「三国志大戦」関連だと、呉国太とか
    (ゲームだと、誰だかピンとこなかったが孫堅の夫人の妹)、
    ハン氏(趙雲と結婚しそうになる美人、未亡人)、
    刑道栄(ちょっと出てきて、すぐやられる)などの
    キャラに触れていて、分かりやすい。

    「三国志」では比較的、影の薄い魯粛が、今回は出ずっぱりで、
    活躍はあまりしないが、キャラクターに愛着は湧く。
    今回は、孔明、周瑜、魯粛の話といってもいい
    (孫権、曹操なども、それなりに出てくるが)。

  • 周郎(漢泣)。1・2巻に比べて脱線は少ないです。冒頭から声出して笑ってしまった。

  • ●相も変わらずすっとこどっこいな三国志だな! 
    酒見賢一だし真面目な三国志だと思うと裏切られるのは毎度のこと。
    数多の百花繚乱三国志作品群についてはイントロダクションで酒見解説がなされていますが、『神聖モテモテ王国』が引用されてちょっとうれしかった一方で美少女エロエロ系に触れられてないのは若干片手落ち感があり残念でした。

    ●今回は赤壁の戦いがメインなので、周瑜がひどい目に合う番です。
    つか『レッドクリフ』以外で周瑜が報われたことなんてあるのかと・・・・・・!
    周瑜の孔明に対する第一印象が“なんか気持ち悪い虫に触ったような感触”てのはとても的確だと思いました。うん、孔明なんかに関わったのが運の尽きだよね。知ってた。
    奇人変人厚顔無恥なド変態孔明を見るにつけ、タイトルの弱虫泣き虫って誰のことだよ!?と酒見氏を問い詰めたくならざるを得ないのはきっと自分だけではありますまい。

    ●あと一、二巻くらいで完結かな?
    五丈原をどんくらい茶番に仕立ててくれるのか、今からとっても楽しみです♪
    それと、刊行ペースはもう少し上げてくれていいんですよ・・・・・・・・私の未完愛読作品リストにまた一作品・・・・。

  • 待ってました!!!!

    今回もほんとに笑わせてもらいました。なんなんでしょう、この破壊力(良い意味で)
    そして孔明もやっと活躍して、よかったね。笑。

  • まず、のっけの「新三国」感想にのけ反った。なんちゅう的確・・・いや失礼、絶妙なツッコミでしょうか(笑)ちょうどリアルタイムでBS再放送鑑賞していたので爆笑に次ぐ爆笑でした。もうルー・イーさんの孔明の登場シーンをまともに見られる気がしない(爆)

    そして本編。周瑜がたまらなくカッコいい。奇人変人扱いの孔明と比べたら可哀想なくらいイケメン。しかし残念。そこはかとなく残念な人(笑)演義通り人のいい魯粛さんや孔明の言に乗せられて虎ルックで固めちゃう孫権もいい。あとやっぱり劉備!今回も驚異の人ったらしぶり発揮で、呉国太に流し目くれながら挨拶するシーンに吹いた。それでも周瑜の葬儀を漢泣場に変貌させてしまった孔明には敵わないけど。季常頑張れ。ああ続きが早く読みたい。

  • 第二部から時間が空きすぎて話が何処まで進んでいたか思い出すのに一苦労。第三部にしてやっと赤壁ですよ。
    「三国志演義」によりつつも正史「三國志」及び様々な文献に当たり、巷間の三国志感を叩きのめす酒見三国志。
    今回も孔明の怪しさがと酒見さんの怪しさが全編に漲ってます。

  • 諸葛孔明を「相当な変わり者」としたり、三国志演義の名場面のオカシイところを突っ込んだり、作者の視点は面白いですね。

  • 今回は孔明よりも周瑜が主役といった感じでした。そのせいか、これまでのはっちゃけ具合が減って、ちょっと茶々が入った三国志といった感じになってしまったのが残念でした。

  • 三巻目と言う事で。
    ギャグが多少落ち着いてます。割と、穏やかに読めます。
    ある意味、慣れた?
    で、赤壁と、その後の展開、という山場だったワケですが。
    変人どもの変人っぷりはさておき、蘊蓄が好。
    初耳な小ネタがあったりして、さすがです。

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