黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 2

  • 文藝春秋 (2012年9月24日発売)
3.48
  • (13)
  • (39)
  • (55)
  • (4)
  • (3)
本棚登録 : 295
感想 : 55
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163815107

作品紹介・あらすじ

佐藤隆太さん主演でドラマ化もされた話題作〝桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活〟シリーズが帰ってきました! 大学教師とは名ばかりの薄給に田舎暮らし。顧問になった文芸部の部員たちにも「クワコー」呼ばわりされてしまうが、下流生活に適応しひらきなおってたくましく生きているクワコー。今回は、文芸部の夏合宿に誘われたのが発端。ところが到着早々、女子部員の水着が盗まれる事件が発生。突き刺さる疑いの視線に、クワコーは必至で潔白を証明しようとする……。夏の期末テストの答案用が盗まれたことから始まる、「期末テストの怪」も同時収録。本格的な謎解きと抱腹絶倒のユーモアが両方楽しめる、「一冊で二度美味しい」作品です!

みんなの感想まとめ

本作は、下流生活に適応しながらもたくましく生きる准教授クワコーの姿を描いた短編集で、ユーモアと謎解きが絶妙に組み合わさっています。文芸部の夏合宿で発生する水着盗難事件や、期末テストの答案用紙の紛失とい...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • クワコーシリーズ2作目。前作を読んだのがだいぶ前で、クワコー先生がなんせ底辺っぽくて情けなくて、それでいて意外としたたか…というキャラ設定をなんとなく覚えていたが、他の登場人物ほぼ全員忘れていた。

    大丈夫かなと思ったが、読んでいるうちになんとなく馴染んできて(思い出したのではない)それなりに楽しめた。

    奥泉光は、ガチ文学も描くのに、これほどユルめることができるのもすごいと思う。素養がしっかりあった上で崩してくるので面白い。抜く球と抜けた球は違うんだよなぁ…。

    固執しているシリーズでもないのだが、なんかのついでに続編も追いかけてみよう…程度には面白かった。

  • クワコーシリーズ2冊目は文芸部と漁労部合同の夏合宿で事件が起こる「黄色い水着の謎」と、クワコーが期末テストの解答用紙を紛失してしまう「期末テストの怪」の二本立て。相変わらず冴えない下流准教授のクワコーは貧乏自炊生活に余念がなく、ザリガニを釣って食すという…。しかもこれがなかなか美味だというからすごい(笑)

    でもクワコーのポリシーというか、明確な核になる部分として、彼がちょいちょい述懐する「自分は死ぬまで生きるために生まれてきたのである。それだけだ」という割り切りは潔くて好きだ。結局そうなんだよなあと思う。なんのために生きているのか、自分の役割とはなんだろうと考えたところで、存在意義なんて何もない、生まれたから生きてるだけ、ほんとそれだけ。そうやってこれからも生きていくしかない。ありがとうクワコー。

  • 桑潟幸一ことクワコーシリーズ。
    夏の期末テストの答案用が盗まれる「期末テストの怪」と、文芸部の夏合宿で水着が盗まれる「黄色い水着の謎」の2編の短編集。

    下流生活に適応しひらきなおってたくましく生きているクワコーが楽しげで、羨ましいやら、空しいやら。
    謎解きよりも、クワコーのしょうもなさが良い。

    テンポ良く繰り出される謎と物語の展開のペースがうまく噛み合ってて、一気に読んでしまいました。

  • クワコーもの(@たらちね)の第2弾。絶好調。これがピークかもしれない。それでもいい。続けてほしい。基本、明るくたくましい女たちと情けなくしぶとい男たちが、奥泉光の豊富な語彙と冴えわたる筆で描かれている。一応謎解きの形をとっているが、それはどうでもよいのであって、それよりも、一文一文笑いを取りにいく奥泉の情熱と筆のキレをこそ楽しみたい。というか、そんなことを考えなくても、最初の2,3頁読めばもうその文章の虜です。

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18358

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB10797792

  • 相変わらずのクワコーのグダグダっぶりに気が抜けるのですが、読んでると突然ツボに来て焦ります。つまり悔しいけど結構楽しんで読んでしまいました。貧乏な食生活がリアルすぎてザリガニの味が口の中に想像できそうになりました。前作で太字にビックリしましたが今作でもそれは健在。でも今回はあまり気にならなかったかも。そしてとにかく謎解きがしっかりしてて鮮やかに伏線を回収されるのに嬉しくなりました。さすがジンジン。彼女の活躍をもっともっと読みたいです。ラストの情景も微笑ましくとてもよかったです。

  • 桑潟幸一准教授とタイトルがあるが、通称クワコーが事件を解決するわけではない。
    スタイリッシュな生活1(2ではない)を最初手に取り読み始めたのだが、なかなか図すまず、最後まで読み切れず、この2を借りた、今度は簡単に読み切ることが出来た。クワコーのおかれている立場と文芸部の部員たちの関係、ジンジンの活躍がわかってからの読書がすんなり、落ちた!
    まぁ、子供だましのような推理と、女子大生の会話(本当にこのような会話なのか!?)は軽すぎるが、まぁいいんじゃないか!
    ってか
    これもまた助詞?の「で」の使い方がおかしい。「へ」と表記されているが文面からして「で」ではないか。奥泉氏の小説は3冊目だが、全てにおいてこのような表記になっている

  • クワコー准教授シリーズ2巻目。相変わらずのどうしようもない面々。

  • (収録作品)期末テストの怪/黄色い水着の謎

  • 好きなノリではないのになんで2作目も買ったんだったか。内容の割にかなりくどい。

  • H28/1/31

  • たらちね国際無茶苦茶です。生徒も教授もひどすぎ。でもきっと卒業したらみんな社会で逞しく生きていけそう。あっやっぱりジンジン謎の女のままです。

  • 独特の楽しさ満載。最後の一文での余韻が凄すぎ。

  • すらすら楽しく読めた。アホな感じで笑えた。

  • 2014.3.17読了
    クワコーの貧乏生活に自分はまだマシだと勇気付けられる(−_−;)

  • クワコーシリーズ第2弾!
    底辺生活なクワコーだけども、お弁当作ったりお買い得見つけたり節約料理したり…
    結構自立している!
    楽しそうでなにより。って感じ。(笑)
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1036.html

  • クワコーシリーズの第二弾。やっぱり、今回も太字ゴシックが気になって気になって仕方がなくて、話にイマイチ入り込めなかった。テスト紛失事件は笑えた。スタイリッシュとは程遠いクワコーに幸あれ。第三弾が出たら読むかどうかビミョーだなぁ。2013/009

  • 面白かった―。
    分類はミステリーなのかもしれないけど大した事件は起きない(笑
    事件の内容より、テンポよい軽妙な言い回しが楽しすぎる。
    ビビッときた一文を引用に載せようと思ってたのに忘れたまま図書館に返しちゃったのが悔やまれる。
    (200ページあたりのボーコー大のピンクのレオタード君の批評のところ!誰か引用に載せて!)

    ---あらすじ---
    大学教師とは名ばかりの薄給に田舎暮らし。顧問になった文芸部の部員たちにも「クワコー」呼ばわりされてしまうが、下流生活に適応しひらきなおってたくましく生きているクワコー。今回は、文芸部の夏合宿に誘われたのが発端。ところが到着早々、女子部員の水着が盗まれる事件が発生。突き刺さる疑いの視線に、クワコーは必至で潔白を証明しようとする……。夏の期末テストの答案用が盗まれたことから始まる、「期末テストの怪」も同時収録。本格的な謎解きと抱腹絶倒のユーモアが両方楽しめる、「一冊で二度美味しい」作品。

  • 2013年8月

  • ドラマ化もされ、第2段。 たらちね短大准教授のクワコーの底辺な生活。

    「期末テストの怪」 大学も経営だから、きめ細かな指導ということで、テストにコメントをつけることに。 たらちねの教授たちは、直前になって自分に降りかかってこないと慌てないのだが。 そんな時、クワコーの答案がごっそり盗まれる事件が発生。

    「黄色い水着の謎」 文芸部は海にも潜る。 クワコーもいっしょに夏休みの千葉奥地へ。(たらちねも千葉なんだけど) 海の幸がおいしそうだが、クワコーの宿泊場所は底辺。 干しておいた黄色い水着が盗まれる事件発生。

    クワコーはダメっぷりを発揮し、活躍するのはジンジン。 あいかわらず。

    ストーリーというより、底辺ぶりがおもしろい。 太字が意味不明だが。

全44件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

作家、近畿大学教授

「2011年 『私と世界、世界の私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥泉光の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×