モンスター・シークレット

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 121
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163815404

作品紹介・あらすじ

ルーヴルの巨大ダイヤ「摂政」に隠されたスキャンダルを取材するため、女性記者・梓はパリに飛ぶ。沸騰する選挙戦の中、相次ぐ事件に巻きこまれ、鑑定医シャルルを頼りに姿の見えない敵に挑む。大統領に決断を迫り、パリ市長を震撼させる巨大機密とは何か。ナポレオンの遺言とは?ノンストップ・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • ナポレオンの秘宝をめぐっての、日本人女性記者とフランスで暗躍する組織との戦い。鑑定医シャルルの加勢を得て、垂直な壁を登らんばかりの自棄とも思える無謀な挑戦。
    それも、母として子供を守るための闘い、ジャーナリストとしての真摯な心意気なので、読者も感情移入してしまう。
    それにつけても、フランスの貴族の桁外れの優雅さにのけぞってしまう。

    鑑定医シャルルシリーズを読んだのはだいぶ前ですが、雰囲気は違います。  

  • ナポレオンの宝石をめぐって、政治の暗部が・・・

  • あの「シャルル」シリーズの新作と聞いて読んでみました。

    作品を読み始めて・・・シャルルが出てくる前に意外な人物が登場しており大爆笑。
    そうか、彼は「現代」に帰れたんだね。と一安心。

    ここまで読めばカンの良い方ならわかるでしょう。
    そう、あの「カズマ」。
    が、なんとヒロインの同僚として登場します。

    相変わらずひとみ先生の作品に出てくる男は
    優しくて、かっこいい。そして強い。

    理想すぎてアレですね。笑

    とりあえず、カズマの登場が嬉しすぎたので、読み終わる前にレビュ的なものを←
    作品全体とシャルルに関しては読了後に改めて。

    --------------------------

    読み終えて。

    結局のところ「ひとみ先生」のファンなんだと実感。
    ナポレオンの一生を前知識としてある程度知っていればすごく楽しい読み物だと思います。

    サスペンスとして読む場合、ナポレオンについての多少の知識がなければ若干???となる箇所があるかもしれない。

  • これ…誰?シャルル?ほんとに?私たちの知ってるあのシャルル?IQ269で「たとえ太陽が西から昇ってもこの俺に間違いは無い」シャルル?つうか最初に出てきた桜木和馬はあのカズマ?カズマ、異世界から帰ってきたの?どうやって?は?

    …あんなちょい役にカズマ使ってるのもイヤだし、同姓同名なんだとしたらずっと異次元騎士カズマの続きを待ってたファンをバカにしてると思う。シャルルに関してもパラレルものとして読めばいいのかもしれないけれど、人物設定をコバルトと一緒にしている時点でそれは難しいし。残念。ほんとうにいろいろな意味で非常に残念。

  • シャルルシリーズときいて。

    学生時代、全3作を読んだときは世界観に付いていけなかった記憶があるが(グロくてエロくて?)
    今作はまだ10代という事もありマリナシリーズのシャルルだなぁ、と。

    (ミシェル・ブリザック、の意味は??
    カズマシリーズは未読だが、どうなのだろう??)

    相棒がジャーナリストのバツイチ子持ち女性。

    ミステリーものって、キャラだちしている美少女とのコンビ、とかある意味現実離れしているからこそ受け入れられる事もあるのだなぁ、と。

    (今回のナポレオンの財宝とか、マリナシリーズのダビンチネタとか。)

    親目線、というわけでもなく、けれど年頃の女の子のように惚れるわけでもなく、態度がどっちつかずな感じで
    これだったら男性の相棒ものでも楽しめそうだ、と思ってしまった。。。
    勿論子供の為に一所懸命になったり、感受性豊かにナポレオンを捉える事で事件解決に繋がったりはするのだが。。。
    シャルルが割とすぐ気を許したのが謎というか。。

    =主人公の女性にあまり魅力を感じず共感できないまま事件が終わってしまったからだろうか、
    メンドクサイ読者になってしまった。。。

  • 全く知らない作品だったが、このブクログのレビューでたまたま鑑定医シャルルシリーズだと知り、図書館で借りて読んでみた。
    正確に言うなら鑑定医シリーズの少し前の時期、十代最後のアルディが描かれている。偶然知り合った日本の女性新聞記者と一緒に失われたナポレオンの秘宝の謎を追う。
    フランス史がお得意な著者の筆が思うままにふるわれた歴史ミステリーではあったが、天才アルディ博士によってストーリーは実に都合良く進んでいく。まったく、天才ってやつを登場させておけば実に都合が良い(笑)
    私自身が十代の頃に熱狂して読んだ著者のマリナシリーズの中で活躍した天才シャルルはその内に熱い想いを秘めた魅力的な人物だったが、こうして時を隔てて彼の背景も描かれずに登場するアルディ博士はただの謎解きに便利な登場人物にしか思えない。
    こんな風に思ってしまうのも、マリナシリーズが未完結(?)のまま別ジャンルへと転身してしまった著者へのファンの僻みかもしれない。
    でも、久しぶりに生きて動くシャルル・ドゥ・アルディに会えただけでも一読の価値はあった。
    2018/01

  • 藤本ひとみと言うと、中学時代に結構流行ってたのだけど。その頃に読んでいたものとは、ちょっとテイストが違うなと思った。まぁ流石にコバルト文庫は女子が好きな恋愛絡みになるから、なのだけど。
    まぁ、登場人物がアラフォーの女性編集者と二十歳未満の少年だと「恋愛」にはならないか。
    で、後で調べて知ったのだけど、この少年(青年?)は漫画家まりなシリーズに出てきたキャラなのね。そっちは読んでないから知らなかったけど。

    (閑話休題)

    ともかくとして、フランス史には明るい、藤本女史の小説なので、歴史観とか、場所的な話とかそのあたりはすごく面白かったし、興味深かったわ。
    あとは、シャルルの人物造形がね。実際、この手のタイプは好きじゃないむしろ嫌いだけど(ゴーストハントのナルも然り)、小説の中の登場人物となると、結構魅力的に思えちゃう。

  • これ何も知らずに図書館で借りましたが、「鑑定医シャルル」シリーズだったんですね。といっても私が読んだ以前のシリーズよりもまだ若い?20歳前の設定になってます。もちろんもう大学も飛び級で卒業して鑑定医として働いてますが。

    離婚して新聞記者として働き、一人息子をパリの寄宿舎に留学させていたが、半分仕事・半分プライベートでフランスに行ったら迎えに来てくれるはずの友達も息子も居ない。

    心配になって友達の家に行けば、粗末な家に高級なブランド品があり、明らかに不審な雰囲気。そしてその友人が遺体で見つかったとの連絡が入る。

    その友人の遺体を「自殺」と決めつけた警察と「他殺」と見抜いたシャルル。そこから二人三脚で犯人探しが始まる。

    ナポレオンが隠したとされる巨大ダイアモンドを追って、フランスじゅうを駆け巡ります。

    まぁなんだか何だいってシャルルってマザコンですよね。いい友達になったみたいで良かった。

  • 鑑定医シャルルシリーズ

  • シャルルが年を取らないことにまずビックリしました。
    国境を越えた壮大なストーリーはあの頃のままで、懐かしくなりました。

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著者プロフィール

藤本 ひとみ(ふじもと ひとみ)
1951年、長野県生まれの作家。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。
国家公務員として厚生省に勤務し、その後は地方公務員に。兼業で少年・少女漫画の原作を手がけて、1984年集英社第4回コバルト・ノベル大賞を受賞。1992年に西洋史、犯罪を主題とした小説を描き始める。『侯爵サド』『ジャンヌダルク暗殺』で第19回および第23回吉川英治文学新人賞の最終候補。
ほかの代表作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』など多数。

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