虚像の道化師 ガリレオ 7

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4780
レビュー : 685
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163815701

作品紹介・あらすじ

ガリレオシリーズ7作目は短篇集!
相手には指1本触れず、自分が送った念で人を転落死させたと主張する新興宗教の教祖との対決を描く「幻惑す」ほか、全4話収録。

感想・レビュー・書評

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  • ガリレオ・シリーズも、7作目になってましたか!
    あっさりした書き方ですが、読む価値はある内容。
    (あ、でも、初めての方は、この作品から読むべきではないです。「探偵ガリレオ」か、「容疑者Xの献身」からにしてください)

    テレビで先に見てしまったので、話はするすると頭に入ります。
    原作を先に読んだほうが~謎解きという点では面白いですよね。
    ドラマとはちょっと違う部分が、興味深かったり。

    「幻惑(まどわ)す」は、新興宗教の道場で起きた事件。
    ビルの5階の窓から男が飛び出して転落死。誰も手を触れていない。教祖は自分が念を送ったためだと自首してきたが‥
    記者とカメラマンまでいた現場で、いったい何が?

    「心聴(きこえ)る」は、突然暴れだした男は、何かを聴いていた?
    取り押さえようとして刺された草薙刑事を、探偵ガリレオこと湯川教授は見舞う。
    同じ会社で、次々に起こっていた怪事件の真相は‥

    「偽装(よそお)う」は、山中のリゾートホテルに来ていた湯川。
    近くの別荘で夫婦が殺されていたという報が入る。道が崩れて警察も来られない状態で、捜査に協力することに。
    現場には、不自然な点が‥ ちょっと人情味もあり?

    「演技(えんじ)る」は、劇団の演出家が殺された。
    関係者にはすべてアリバイが。
    ドラマでは女優ならではの心理と存在感が、趣を添えていました。
    湯川がアリバイを破る‥!

    原作には、ガリレオがすごくハンサムという描写はないんですね。
    内海刑事もあまり出てこないぐらいで、転任の話もなく、新任の小娘刑事は存在しません。草薙刑事だけでいいのか‥などと思ってしまったり。
    ドラマでは小娘刑事がすごく喋っていたけど、あの役の設定はどうなのかしら‥ 嫌いじゃないけど、損な役だったような気もします。
    わ、ブクログで510もレビューがある。さすがだな~。

    ガリレオシリーズは、
    『探偵ガリレオ』
    『予知夢』
    『容疑者Xの献身』
    『ガリレオの苦悩』
    『聖女の救済』
    『真夏の方程式』
    『虚像の道化師 ガリレオ7』
    『禁断の魔術 ガリレオ8』~最後のは未読です。

    • katatumuruさん
      sanaさん、いつもレビューを見ていただいて、花丸マークもありがとうございます(^^)

      sanaさんのレビューはとても簡潔に分かりやすくま...
      sanaさん、いつもレビューを見ていただいて、花丸マークもありがとうございます(^^)

      sanaさんのレビューはとても簡潔に分かりやすくまとめられているな~と感心しました。
      私もこういう風に書きたいんだけど、接続詞を使ったり無意味に長くなってしまって・・・。

      私もガリレオシリーズを最初に読むなら最初の作品か「容疑者Xの献身」だと思います!

      ドラマのイメージに今原作がついていってる気がしないでもないです。
      段々、ガリレオがファッショナブルなイメージになるつつあるような・・・。
      2013/08/24
    • sanaさん
      katatumuruさん、こんばんは☆
      コメント、ありがとうございました~!
      わあ、簡潔でわかりやすい?
      過分なお言葉を‥

      え、無意味に長...
      katatumuruさん、こんばんは☆
      コメント、ありがとうございました~!
      わあ、簡潔でわかりやすい?
      過分なお言葉を‥

      え、無意味に長い?! あはは、どうでしょう~いやいや、自然な流れで書かれていて、わかりやすいと思いますよ。
      私も長さはいろいろになってしまいます。書きすぎたかなと思うこともあるし、なんだかポイントが上手く書けなかった~と思うこともあるし。難しいですね。

      ガリレオシリーズ最初に読むなら最初の作品か「容疑者Xの献身」ですよねー!
      あ、ドラマのイメージに原作がついていってますか?
      そういえば何となく‥ 最初のほうが変人、というだけでしたかね。
      女優さんと会話するのが不自然じゃない感じになって来てるかも♪
      2013/08/26
  • ドラマ観たばっかだしなーとテンション低目で読んだのですが、全然おもしろいし。
    こうして原作読むと、ほんとあのドラマ福山雅治以外の見どころまるでなかったな、と感じます。

    やっぱり湯川先生の相棒は草薙さんがいいよね。
    そして真面目な女性刑事の内海薫もまぁいいですよ。
    あの新人刑事の岸谷ってのはなんかドラマ化に向けての伏線だったりしたりする?

    ドラマ観てて、もうガリレオもネタ切れなのかなーとちょっと思ったんだけど、やっぱり東野圭吾は安定しておもしろい。よかった。

    新興宗教の教祖様が送念で信者を殺してしまう、幻惑す。
    人工的に幻聴を聞かせる、心聴る。
    無理心中を殺人に見せかける、偽装う。
    劇団の演出家が殺される、演技る。

    ドラマ前に読みたかったなー。

  • 人生の選択をやり直すということはかくも厳しいことか……。
    まったく個人的なことで、様々なことをあらためて大変だと感じている今日。
    大都会東京から生まれ故郷に戻り、そよ吹く風の匂いも肌触りも、まったく異なったものとなった。
    窓から見える景色も、林立する高層ビル群から緑濃い樹木の姿に。
    そんなわけで、猛烈に暑かった今年の夏は読書どころではなく、レビューを書くのも2ヶ月ぶり。

    さて、久々の東野圭吾「ガリレオ」シリーズ短編集。
    昨年2011年に「オール読物」と「別冊文藝春秋」に掲載された短編集。
    『幻惑す』『心聴る』『偽装う』『演技る』の四篇からなっている。
    さすがにこのシリーズのタイトルネーミングも、東野先生そろそろ苦労しているのじゃなかろうか。
    ネタ切れというか、読み方、当て字が苦しくなっているようだ。
    四篇とももちろんガリレオこと湯川先生が登場し様々な謎解きをしていくのだが、トリックや科学的整合性、心理描写などが初期のガリレオ短編集に比べやや小ネタになっているのは否めない。
    「真夏の方程式」のような長篇に比べても、物足りなさを覚えるのは私だけではないだろう。
    まあそれでも、ある程度の水準を維持し、執筆量が衰えないところはさすがに東野圭吾といったところか。
    現在の日本ミステリー界の重鎮であり、出版不況の中、毎度ベストセラーを出し、映画化やテレビドラマ化にまで結び付けるのだからその手腕には敬服する。
    10月中旬に発刊される「ガリレオ8」も雑誌に既出の短編集だろうが、楽しみにしたい。

  • 湯川先生のガリレオシリーズ7作目。「虚像の道化師」
    イヤー、面白い。

    現在放送中のドラマは、コレがネタになってるらしいです。
    但し、短編と言うこともあり、あっさりと言うか、簡単に謎が解けてしまいます。

    さすがに、草薙君と内海君も、物事をストレートに考えられない“偏屈”が身についてしまってる感じがある。トリックを、想像で来るようになってます。

    それでも、やっぱり読んでしまう。いいですね、ガリレオシリーズ。

    次のも、既に手元にアリ。楽しませて貰いますよ。

  • ビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。
    男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。
    教祖は本当にその力を持っているのか、そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。
    7編収録。

  • 幻惑す(まどわす) 心聴る(きこえる) 偽装う(よそおう) 演技る(えんじる)の四編から成る。
    いつもながら文章のうまさで安心して読める。

  • 安定の東野圭吾。
    安定のガリレオシリーズ。

    ずば抜けて面白いわけじゃないけど、
    普通に楽しめる。

  • ガリレオシリーズはやはり面白い。

  • ガリレオシリーズももう7かあ…そして表題にナンバーあってわかりやすくなってよかった。4編。実際にありそうな事件でこわいね。

  • ガリレオシリーズ第7弾。

    ドラマを先に見たので、さくさく読めました。
    ドラマでは吉高由里子がやっていた部分が、草薙刑事と内海刑事に振り分けられていますが、ちゃんと北村一輝と柴崎コウになって脳内モニターで再生されます。
    つまり、草薙刑事も内海刑事もドラマシリーズを踏まえたうえで、きちんと東野圭吾のキャラクターになっているということ。

    特に草薙刑事がいいです。
    学生時代の友だちという親しさと、湯川が偏屈ゆえのじれったさ。
    湯川先生も、友達として邪険な態度をとりつつ、刑事の仕事上のことではちゃんと草薙をたてています。

    傍目には見えにくくてもしっかりとお互いを信頼し、尊敬しあう。
    そんな男の熱い友情物語がガリレオシリーズで読みたいなと思ったのですが、それは「容疑者X」でしたね。

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著者プロフィール

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。
1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。
テレビドラマ・映画化された作品が多い。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほか、映画化が決まっている作品に2018年11月16日公開予定『人魚の眠る家』、2019年公開予定の木村拓哉主演『マスカレード・ホテル』、同年公開予定に玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』。

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