思いを伝えるということ

  • 文藝春秋 (2012年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163816807

作品紹介・あらすじ

せっかく生まれた思いだから

それは確認してもらったほうがいい

誰かに 感じてもらったほうがいい

誰かと 共有したほうがいい

誰かにその思いの存在を

認めてもらった方がいい



「誰かに伝えるために思いはある」エリーが初めて詩と短編で伝える今思っていること。

言いたくても言えない、思いばかりで胸がパンクしそうな人へ。

ハッと気づかされます。そして明日、自分が変われそうな勇気が漲ります。そんな宝箱のような一冊です。

みんなの感想まとめ

思いを伝えることの重要性をテーマにしたこの作品は、詩と短編小説を通じて、感情の共有がもたらす力を優しく描き出しています。読者は、自分の内面に潜む思いや感情に正直に向き合うことの大切さを再認識し、心が軽...

感想・レビュー・書評

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  •  他の本を読んでいて偶然大宮エリーさんの本を知ったのは最近だ。お名前は聞いたことがあったけれど、どんな方が全く知らなかった。何か妙に惹かれるものがあり、すぐさま読みたいリストに入れた。すると、その2日後まさかの訃報。知ったばかりなのに…と唖然とした。

     手に取って、本の装丁から一目で気に入った。そして始めの数ページを読んでみて、この本は特別な一冊になると確信した。今では薄れてしまっているが、大学生だった頃に自分の中で衝撃的な感じで抱えていた思いが次々と湧き立ってきて、次々と胸に突き刺さってきた。あの頃この本に出会っていたら、何かが大きく変わっていたかもしれない。

     読み進めると、最近抱えているモヤモヤにも多くを投げかけてきた。

     残念ながら、最後の方は少し自分とのシンクロ率は薄れてしまったけれど、この本を誰か若い人にプレゼントしたいなと無性に思って、教え子の高校生二人を思い浮かべ、ポチッた。この本を若く多感な時期に読んで、少しでも後悔のない人生を歩んで欲しい。思いを伝えること、それで大きく変わることがあるから。

     こんなに心を動かされる方にやっと出会えたのに(一方的にだけど)、亡くなってしまったことが残念でならない。優しく、人間の心に丁寧に寄り添う方だったんだろうなと感じる。弱っている人に手を差し伸べずにはいられない、心根の細やかな優しい方だったんじゃないかと思う。文章を読んで、彼女は自分が早くにこの世を去ることを感じていた気がした。

    好きだった文章
    ◯生きるということ、共に暮らすということ、働くということ、すべての自分にまつわる事柄の意味を理解しないまま、随分いろんなものにがんじがらめになっていたんだなぁ。そして、それは自分のせいだったんだな。そういうものなんだと自分で自分を納得させて、なんとなく過ごしてきてしまったんだな。

  • 想像を凌駕して、とんでもない本に出会ってしまった!バイブルにしたい本。
    大宮エリーさんの著書をもっと読んでみたくなった。もう新刊がでないだなんて、本当に信じたくない。ご自身の最期も、真っ直ぐにしっかりと受け入れたのではないかな?と思うけれども。

    思いを伝えるの
    思いとは、
    感謝、喜び、悲しみ、憎しみ、
    様々な感情のことだ。
    そして、まずは
    自分の思いに正直に向き合って、
    認めてあげること。
    自分を愛すること。
    その過程で逃げてもいい。
    捻じ曲げたり、
    目を瞑ったり、
    誤魔化したりしないで。
    そして、
    その思いを伝えたり、
    共有することで
    思いが昇華される。

    実はすごくシンプルなことなんだけど、
    なかなかできない。
    詩と短編小説で
    核心を
    ふんわりと
    且つ
    ストレートに
    伝えてくれる本。

    たき火、とくに刺さったなあ。
    大宮さんの優しさと
    感じ方、考え方、
    人との接し方が
    すごく伝わって、
    言葉以上に思いが伝わったな。

    なんだかすごく重く大きなものを受け取った気がするけれど、
    そのおかげで
    気持ちがストンと楽になるような
    不思議な感覚。

  • 思いを伝えるということについて、
    詩と不思議な短編で構成されている。
    詩には、
    作者が伝えたいというまっすぐな思いが芯に
    なっていて、ぐっとくる力強さとやさしさで
    読みながら心打たれた。
    短編も不思議世界のような思いながら
    読み進めると、こころの大切な部分が
    ふんわりと呈示されるような仕掛けがあって、
    読後、まろやかな気持ちになる。

    不思議に魅了された一冊。

  • 「思いを伝えるということ」展を観に行き、大変感動して思わず会場で購入しました。
    本を読んでいると展示内容も思い出せて嬉しいです。
    また、展示にはなかったそれぞれの文章に合わせたショートストーリーも載っていて、これもまたとても良かった。
    エリーさんの素直な素敵な言葉のひとつひとつが身にしみます。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      東京では、また連チャンで開催ですね。
      「愛の部屋」企画vol.3“A HOUSE OF LOVE BY ELLIE OMIYA”
      1月18日...
      東京では、また連チャンで開催ですね。
      「愛の部屋」企画vol.3“A HOUSE OF LOVE BY ELLIE OMIYA”
      1月18日(金)〜2月24日(日)EYE OF GYRE 表参道GYRE 3F
      「思いを伝えるということ」
      1月 25 日(金)〜2月18日(月)パルコミュージアム 10時〜21時(最終日は 18時、入場は閉場の 30 分前まで)一般 500 円・学生 400 円・小学生以下無料
      2013/01/18
  • 「思いを伝えるということ」展、9月7日から24日まで札幌にて開催決定
    http://ellie-office.com/index.html

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    「せっかく生まれた思いだから
    それは確認してもらったほうがいい
    誰かに 感じてもらったほうがいい
    誰かと 共有したほうがいい
    誰かにその思いの存在を
    認めてもらった方がいい

    「誰かに伝えるために思いはある」エリーが初めて詩と短編で伝える今思っていること。
    言いたくても言えない、思いばかりで胸がパンクしそうな人へ。
    ハッと気づかされます。そして明日、自分が変われそうな勇気が漲ります。そんな宝箱のような一冊です。 」

  • めちゃくちゃよかったー!

    「思いを伝えるということ」の大切さ、恥ずかしさ、実は簡単なことだけど出来ないこと、でもしないといけないこと…

    そう、焚き火が灰になってしまうまで最後まで見つめるように自分の「思い」に向き合わなければならない。

    そのことが出来た人には幸せな人生が待っている。

    そんなことを優しく教えてくれる作品。

  • もう、何度目かな。
    すーっと読める。誰かと会話しているような心地よさで。

    シャッターとたき火、周りを傷つけているあなたへ、が胸に刺さった。
    もう何も隠したくない、心に正直でありたい。

    自分を愛したい。
    心を整理するため、病院へ向かう電車車内にて。

  • 2017年4月9日に紹介されました!

  • ゆっくり読んだ。
    言葉が、しみ込んできた気がした。
    とても良かった。
    大宮エリーさん、やさしい人なんだな。

  • 「生きるコント」のようなエッセイかと思っていたからマジメで驚きました。
    エリーさんってこんなこと考えながら生きてるんだなぁと。
    思いを伝えるということは、大人になればなるほど面倒で恥ずかしいけれど、やってみようと思います。

  • 思いを伝えるということ

    おすすめしている人がいたので気になって

    伝えることが苦手だし、飲み込んでしまうこともあるから、
    すごく響い一冊

    「周りを傷つけているあなたへ」がものすごく響いた
    救われた気がした

  • 思っていたのとちょっと違った。エッセイかと思っていたけど、短編集だった。
    ちょっと退屈なくらい、優しい文章。

  • 先日
    イベントで生エリーの朗読きいて、自分の感じたことを自分の言葉で表現できて、なんてステキなの~と思った。私も心をやわらかくして素直に生きたい!
    久々に詩を読んで優しいきもちになった。

  • 大宮エリーの文章はいつも優しい。

  • 詩と、それに関係する短編の物語。

    「思いを伝えるということ」
    その文言だけで、読んでみたいと思っていた一冊。

    思いを伝えることは、難しい。
    思いを伝えることは、恥ずかしい。
    でも、伝えられた時、伝わった時、自分やその相手の何かは確実に変わってくるのかなぁ。

  • 詩と短編の小説だったので
    読みやすかった
    思いの伝え方がそれぞ興味深かった

  • 詩のようなものと短編など

  • 日々の生活の中の、自分と誰かの関係を、つながりを、考えるきっかけをもらえる本。

  • とにかくどの作品も染み渡った。
    思いを伝えてこなかった自分を悔やんだ。
    でもそれに気づけてよかったと思う。

  • 分かるなぁ・・・。

    だから作っているような気がする。

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著者プロフィール

画家、美術家、作家。広告代理店勤務を経て、ラジオのパーソナリティ、映画監督、舞台の作演出など多方面で活躍。2012年に福武總一郎氏のモンブラン国際文化賞のお祝いとして制作したライブペインティング作品「お祝いの調べ:直島」をきっかけに絵画制作をはじめる。現在は個展や芸術祭で作品を出展し、高い評価を得ている。近著に絵本『虹のくじら』(美術出版社)など著書も多数。

「2019年 『ハートのレオナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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