禁断の魔術 ガリレオ8

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 630
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163816906

感想・レビュー・書評

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  • 4作の短編集。
    『猛射る』教え子が殺人を計画するがそれを回避する湯川が素敵だった。

  • 科学技術は禁断の魔術にもなりうるか

  • 【ガリレオ_8】『猛射つ』が切なかった。結末にほっとしたけれど、湯川先生の心情を思うと遣る瀬無い。アメリカでの先生の活躍も見たい。『透視す』はなかなか興味深かった。そんな透視方法があるのね。

  • 安定のガリレオシリーズです。
    第何弾かわかりませんが。笑

    割とあっさりと犯人がわかるものもあれば、どんでん返しもあり、シリーズだと割と展開が似てくることがあるなかで、飽きずに読めるのはこういう理由かも。

  • ガリレオ7で、今後このシリーズの短編を書くことはないと作者は思ったそうだが、この本を書いてくれてありがとうと作者に言いたい。

    当初純粋に理系の理論だけで事件を解決し、人間味を排除したキャラクターであったはずの湯川が、シリーズが続くにつれ、特に長編「容疑者Xの献身」から顕著になってきた湯川のいい人ぶりが、本来ガリレオで書きたかったものから離れて行ったのではないか。

    あまり表に出ることのない湯川の人間性がかいま見られたときは面白かった。
    しかし、最近の湯川は善人過ぎた。あの変人はどこへ行ったのか。

    そう思っていたのだ。この本を読む前は。

    そしてこの本に収録されている最後の作品、「猛射(う)つ」で湯川はとうとう容疑者について、「彼が事件に関係している可能性は百パーセントないと断言できる。」と言い切ってしまう。
    「犯罪に手を染めるような人間じゃない。」と。

    逆に人情派(?)刑事の草薙の方が、心情で動いてはならないと自分を押さえ、事実を積み上げるべく捜査をしているのだ。

    しかし湯川が容疑者に対して向けていたのは暖かい人間性だけではなく、科学に対する、科学に携わる人に対する全きの信頼。
    それは実に、とても厳しいものであった。
    「私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない」
    「自業自得だ。教え子に正しく科学を教えてやれなかったことに対する罰だ」

    その厳しさを教え子にまざまざと見せつけることが、また、彼本来の暖かさであり、優しさなのだ。
    この作品だけでも、この本を読んでよかったと思う。
    この作品を読んだあとに先の3編を読み返すと、しみじみ、湯川はいい人なんだよなぁ。

  • 猛射つ、が面白かった。
    人間味ある話がやはりはまる。

  • ガリレオシリーズ。シリーズものの安定感ですね。「猛射つ」が好きでした。湯川の時々見せる人間味が好きです。

  • ある店のホステスは、不思議な力を持っていた。初めて会った相手の素性を見破り、鞄の中身を透視することができた。草薙に連れられて湯川も彼女に会い、その力に興味をもっていた。しかし数日後、彼女は遺体となって発見された。(「透視す」)
    元プロ野球選手の妻がスーパーの駐車場で亡くなった。彼女の真意はどこにあったのか。(「曲球る」)
    双子の女性の片割れが襲われ、意識不明の重体に。それを発見したのは、双子の妹、しかも遠く離れたところで、テレパシーで姉の異変に気付いたのだった。湯川がテレパシーの力の謎にせまる。(「念波る」)
    大物代議士を追っていたフリーライターが絞殺された。同時期に、湯川の母校の卒業生が姿を消していた。青年が失踪した理由は、そして事件との繋がりは……。(「猛射つ」)

    ガリレオシリーズ8。今回は事件のトリックには物理実験が関係してなくて、その背景に科学がある感じ。事件自体はあっさりだしトリックも何もあったもんじゃないけど、科学実験との話のバランスがよくてよかった。特に「猛射つ」は今までのガリレオシリーズで一番好きかも。湯川先生と薫の関係が書かれてていい。薫は有能だ。

  • 短編は相変わらずサクサク読める

  • 7より面白かった。
    とくに最後の短編が本来のガリレオらしくて好み。

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著者プロフィール

東野圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪市生野区生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。大学在学中はアーチェリー部主将を務める。1981年に日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社し、勤務の傍ら推理小説を執筆する。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてのキャリアをスタート。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木三十五賞を受賞。2013年『夢幻花』では第26回柴田錬三郎賞を受賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞受賞。現在、直木三十五賞選考委員を務めている。代表作としてガリレオ・新参者シリーズに加え、映画化された『手紙』『ラプラスの魔女』。ほかにもテレビドラマ・映画化された作品が多い。2018-19年の作品では、『人魚の眠る家』、『マスカレード・ホテル』、『ダイイング・アイ』、そして今後の映画化作として玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太らの共演作『パラレルワールド・ラブストーリー』(2019年5月31日映画公開)がある。なお、中国で『ナミヤ雑貨店の奇蹟-再生-』が舞台化・映画化され、映画はジャッキー・チェンが西田敏行と同じ雑貨店店主役で出演する。2019年7月5日、「令和」初の最新書き下ろし長編ミステリー『希望の糸』を刊行。

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