著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 973
レビュー : 180
  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163817903

作品紹介・あらすじ

ホテルの前でエリックからメモを渡された。彼の電話番号だった。「国番号も書いてあるから」とエリックは言った。すぐに春香も自分の電話番号を渡そうと思った。しかしエリックが、「電話、待ってる」と言う。「電話を待っている」と言われたはずなのに、春香の耳には「信じてる」と聞こえた。春香は自分の番号を渡さなかった。信じている、あなたを、運命を、思いを、力を-。商社員、湾生の老人、建築家、車輛工場員…台湾新幹線をめぐる日台の人々のあたたかな絆を描いた渾身の感動長篇。

感想・レビュー・書評

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  • これこそが待ち望んでいた吉田修一だ、そう思った。

    読み始めてすぐに本の世界にどっぷりと引きずり込まれてしまったような感覚になった。台湾の街のざわめき、入り組んだ路地、熱帯植物が色鮮やかに浮かび上がってくる。情景描写がすばらしい!
    どんどん先に読み進みたいけれどずっとこの世界に浸っていたい、そんな相反する気持ちになる小説だった。

    決して大きな事件が起きるわけではない。激しい恋愛があるわけではない。むしろ交錯する人物たちそれぞれの物語が淡々と語られていく。
    吉田修一はこういう手法のほうが似合うと思う。
    「悪人」は万人受けした彼の代表作には違いないが、ある意味没個性に思えた。
    それに比べて「路」は実に吉田修一らしい、最高の出来だと思う。

    台湾までたった3時間。
    すぐにでも飛行機に乗って自らの五感で台湾を感じたい!!
    そんな気分になること間違いなし!

  • 台湾に日本の新幹線を走らせる。初の新幹線輸出プロジェクトが決定した。
    入社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まる。
    春香には大学時代に台湾を訪れた際、エリックという英語名の台湾人青年と1日を過ごした思い出があり、彼のことをずっと探していた。

    台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄される春香の同僚の安西、
    車輛工場の建設をグアバ畑の中から眺めていた台湾人学生の陳威志、
    台湾で生まれ育ち終戦後は台湾に戻ったことのなかった老人の葉山、
    そして日本に留学し建築士として日本で働く台湾人青年の劉人豪。

    高速鉄道の着工から開業までを縦軸に、そしてそれぞれの物語を横軸に、
    ばらばらだった人生が交錯していく。

    去年、台湾に行ったときに台北から高雄まで台湾高速鉄道に乗りました。
    日本の新幹線が導入されたことは知っていたけれど、様々な紆余曲折を経て、
    台湾の北から南まで走ることになったのだなぁ…。じーん。

    台湾贔屓の私にとっては残念なことに、一般的には中国と台湾の違いが
    あまり認識されていなかったりする。
    昨今の反日活動から、台湾も含めた中華圏にいい印象持っていない人も多い。
    でも台湾って、距離的にだけでなく、心理的にも日本にとても近い国なのだ。
    日本人からすると申し訳なくなるくらい、日本のことを好きだという人が多くて,
    いつ行っても温かくもてなしてくれる。
    外交はないけれど、基本姿勢は友好的で親日的。
    書店には、本や雑誌、漫画など、日本の書籍の翻訳版がたくさん並び、
    町を歩けば知っている日本企業の看板をたくさん見かける。
    片言の中国語で話しかけても、日本人ですか?と日本語で答えられたりする。
    何となくゆったりした空気が流れ、初めて訪れても海外という肩肘をはらずに
    居心地のよさを感じることができる国。
    そんな日本と台湾の関係(台湾から日本に、やや一方通行の切なさも含め)や、
    台湾の雰囲気や屋台の喧噪や人々の温かさや。
    うまくいくことばかりでなく、日本人の時間感覚をそのまま持ち込めなかったりすることも。
    (とはいえ、たいていの外国で日本人の時間感覚は通用しないけど)、
    そういう私の知ってる台湾をこの本はそのまま伝えていてとてもよかった。

    台湾高速鉄道も、また台湾に行ったときに乗ってみたい。

  • 私が初めて行った外国=台湾。当時まだ発展途上だった台湾に、父が仕事で単身赴任していたので、私はある冬休みの17日間を台湾で過ごした。
    当時幼かった私は、初めての海外旅行を余程楽しみにしていたのだろう。看板や表示板、そこかしこに漢字が溢れるのを見て「こんなの外国じゃない(T_T) 」と泣いたとか…?

    今は亡き父が、晩年、発展した台湾を再び訪問してみたいと言っていたけれど、それが叶うことはなかった。その願いは叶わなくても、せめてこの「路」を読むことがあったなら、それだけでも十分楽しめたんじゃないかな?と思う。
    自分と同じ商社勤務の春香たちに、昔の自分を重ね合わせ、彼らの仕事がうまくいくよう応援しながら読み進めただろうし、また、台湾で生まれ育った葉山勝一郎さんほどではないにしても、今や新幹線(台湾高速鉄道)も走るようになったこの地に、きっと感慨深いものを抱いたに違いない。

    父を想いながら読み、そしてそっと読み終えた。

  • 台湾の高速鉄道建設のプロジェクトを軸に、それに関わる人や台湾への思いを抱えた人や台湾人など様々な人が描かれる。

    太陽の力強さ、暑い日差し、きらきらまぶしい風景、からみつく空気、山奥の渓谷。
    そこに住むおおらかな暮らしぶりや時間の流れの違い。
    自然豊かで南国情緒あふれる台湾のよさがたっぷり味わえました。
    登場人物が多彩で、その人物たちに流れた歳月も描かれていて奥行きのある小説です。

    なんといっても心に残るのは春香と人豪の出会いとすれ違い、そして再会。
    離れていた二人の間に流れていたそれぞれの時間が本当に切ない。
    再会して劇的に何かが変わることはなかったけれど、また時が流れていく。
    フィクションなんだけど、うそがないと感じさせるところがいい。
    その後もふたりがそれぞれの”路”を歩んでいくのが清々しい。
    ずっとお互いを大事に思っていくだろうその気持ちが素敵です。

    勝一郎の60年ぶりの友との再会の場面は涙が止まらなかった。
    文字にすればそれだけなのに、小説の世界にぐわっと包まれていると電車の中にも関わらず涙と鼻水でぐしゃぐしゃになってしまいました(w;)
    奥底にしまい込んでいた諸々の思いが、ほどけるように溢れ出してきた勝一郎に感涙。

    ほんとにこの作品はすごく良かった。
    今までの吉田修一作品の中でいちばん好きです。
    書かれた文章の美しさに、ため息が出そうなくらい惚れ惚れしました。
    こんな物語を読みたかったんだと思えたほどの満足感。
    大らかな心で元気に生きていこうと、力が湧いてきた作品。
    久々に自分にとって大当たりの小説なのにこんな陳腐な感想になってしまいます。

    なんで吉田修一の小説がこんなに好きなのか?
    文章が美しく、すんなりと五感に響いてくるから。
    登場人物を好きになってしまうから。
    時間の流れ方が心地よい。
    これといううまい答えは出せませんが好きです。
    同じ時代に生きて読めることがほんとうに幸せ。

    • tsuzraさん
      初めまして。
      コメントありがとうございます。
      あーいいいなぁ…とかみしめたシーンが幾度もありました。
      同じく素晴らしいと思っている方がいて嬉...
      初めまして。
      コメントありがとうございます。
      あーいいいなぁ…とかみしめたシーンが幾度もありました。
      同じく素晴らしいと思っている方がいて嬉しいです。
      2012/12/22
    • koshoujiさん
      これは本当によかったですね。
      図書館に帰してしまったので、保存本として購入しようかと考えております。
      私的には、彼の作品の中で1,2を争...
      これは本当によかったですね。
      図書館に帰してしまったので、保存本として購入しようかと考えております。
      私的には、彼の作品の中で1,2を争うものではないかと。
      2012/12/24
    • tsuzraさん
      私も図書館本だったのですが、やはり買うつもりです(^ ^)
      私も図書館本だったのですが、やはり買うつもりです(^ ^)
      2012/12/24
  • ──台湾は美しい街だ。そして親しみやすい街でもある。
    街を歩けば、そこかしこから漂ってくる美味しそうな匂いが鼻腔を刺激し、緑の多い歩道が目を和ませ、さらには、普段なら喧しく感じるはずの、人々の騒がしい声や車のクラクションの音なども、不思議と気にならない。
    夜市に足をのばせば、あちこちに立ち並んだ屋台で舌鼓を打つこともできるし、名所旧跡を訪れれば、故宮博物館など、歴史の奥深さを感じさせる逸品ばかりで一日いても飽きることがない。

    吉田修一の文章を読んでいると惚れ惚れする。
    バランスの取れた長さの美しい日本語文。
    これしかないという、的確な接続詞。
    前後の脈絡を踏まえた適切な文節の区切り。
    心理描写の表現の見事さとそれを挟み込む絶妙な位置。
    ほとんど非の打ち所がない。流れるように文字を追うことができる。
    文章を読んでいて気持ちが安らぐし、音読すると非常に心地よく耳に響いてくる。
    現代作家は数多く存在するが、五本の指に入る巧みさだと思う。
    稀に見る資質の持ち主だろう。
    だから一つの言葉、一つの文章にその魅力を凝縮させた短編でこそ、さらにその威力を発揮する。
    長篇でもしっかりとしたストーリーなら、その才能は存分に発揮される。

    ただし、この前の作品「太陽は動かない」では、そんな感じがしなかった。
    理由は単純明快。
    サスペンス&アクション──タッチの作品などやはり彼の文章にはそぐわないからだ。
    彼が実験的にその方面に挑戦したのか、出版社の編集者に唆されたのか知らないが、明らかに失敗作だ。
    ああいった路線の作品は他の作家に任せておけばよいのだ。
    サスペンス&アクション路線は無機質な文章を書く作家が得意とする分野であって、彼には似合わない、無理がある。
    有機的で味わいのある彼の文章の長所を発揮できないのだ。

    この最新作「路」は違った。
    さすが吉田修一、と思わせるような煌く文章の連続。

    台湾で日本の新幹線を走らせる仕事に色々な方向から携わった日本人と、彼らと関係した台湾人のそれぞれの視点からの物語。
    ひとりひとりの人物造形も心理描写も非常に丁寧だ。
    序盤から中盤にかけては、日本人、台湾人それぞれの友情や恋愛、台湾在住時代への郷愁が描かれ、一見ばらばらでさまざまなエピソードの一つ一つが、きらきらと光り輝いている。
    例えば、台湾人である劉人豪と日本人の多田春香が九年ぶりに再会する場面。
    物語としては単なる一部分に過ぎず、ことさら泣くようなシーンでもないのだろうが、なぜか胸が熱くなる。
    一言一言、さりげない比喩や文章が心の中に深く沁み込んでくる。
    この部分だけでも一つの短編小説として完成されているような深い味わいの会話と描写。
    そう、珠玉の短編がいくつも交じり合って重厚感のある長篇を成立させている、そんな不思議な魅力を持った小説なのだ、これは。

    物語は終盤に進むに連れ、多くの点と点が複数の線で結び付けられ、ばらばらだった登場人物の位置が近づき、少しずつ絡まりあっていく。
    その伏線の回収の仕方も見事だ。

    戦後台湾から日本に引き上げた葉山勝一郎と台湾からの留学生劉人豪の年の離れた友情。
    新幹線開通のため台湾現地で仕事に取り組む多田春香と整備士を目指すようになる陳威志の出会い。
    流れた時、止まった時間、記憶の片隅に残る思い出、奇跡的な再会。
    遥かなる過去と過ぎ去った時間、でも変わらなかったお互いの熱い思い。
    ところどころに散りばめられた、過去の思い出に対する無念、あるいは後悔の情を抱く場面。
    それらのシーンに出会うたびに、涙が頬を伝う。
    登場人物から吐き出される言葉の意味。作者の書き綴る情景描写や心理描写。
    それらが一体となって紡ぎ出された世界に、しばし目が潤む。
    すべて吉田修一の創り上げた劇中の仮想空間に過ぎないのに、言いようのない幸せな世界と時間を共有した気にさせてくれる美しい作品だ。
    長年の間“思い出”という名に変わり、切り取られていたリボンが、再び結び付けられ、新しい未来と時間を創り始める。
    そんな幸福感を味わえる、お薦めの一作です。

    • honaoさん
      koshoujiさんのレビューを読んで、本を早く読みたくなりました。只今図書館予約中。楽しみにしています。
      koshoujiさんのレビューを読んで、本を早く読みたくなりました。只今図書館予約中。楽しみにしています。
      2012/12/23
    • vilureefさん
      koshoujiさん、はじめまして。

      そうです、そうなんです!前作のあらすじを聞いて、何?吉田修一がハードボイルド??そりゃ、ないだろ~と...
      koshoujiさん、はじめまして。

      そうです、そうなんです!前作のあらすじを聞いて、何?吉田修一がハードボイルド??そりゃ、ないだろ~とスルーしました。
      よかった、読まなくて(^_^;)

      この作品では本来の彼が戻ってきましたか!よかったよかった。
      現在図書館予約中です。楽しみだな~♪

      koshoujiさん、フォローさせて頂きますので今後ともよろしくお願いします。





      2012/12/23
    • tsuzraさん
      私の方の本棚にコメントありがとうございました。
      吉田修一作品で1、2を争うとのこと。同感です。
      世之介のような性格の良さや泳ぐシーンの高揚感...
      私の方の本棚にコメントありがとうございました。
      吉田修一作品で1、2を争うとのこと。同感です。
      世之介のような性格の良さや泳ぐシーンの高揚感あり、さよなら渓谷の中の自然描写の奥深さあり、静かな爆弾の相手を捜す心もとなさあり、今までの作品を思い起こさせるような集大成的なものを感じました。
      私も、ほんとに良いなぁと思います。
      2012/12/24
  • 台湾に日本の新幹線が走る―日本と台湾を結ぶ人たちの物語。

    経済小説かと思ったら、違った。
    台湾に行きたくなる、台湾を感じる小説だった。
    南国のむんとした空気や照りつける太陽…私には表現出来ないけど、言葉選びが巧みで台湾に浸っていたかった。

    台湾に旅行する前に読んでおいて良かった。いや、この本読んですぐに旅行予定があって良かった。
    行った後に読んだら、また台湾に行きたくなるんだろうな。

    ストーリーは淡々と進んで、驚くような展開があるわけでもないけど、じんわり心地いい。
    全てにオチをつけない終わりかたも、好き。みんな未来に繋がっているんだと思わせてくれる。全部畳んだ方がすっきりする話と、畳まずに含ませて読み手に考えさせてほしい話とあるけれど、この話は後者が世界観にあっている。

    実は以前読んだ『パレード』は読後感がじめっとしてて嫌いだったので、それ以来は吉田修一さんを避けていた。今後は他の話も読んでみようと思う。

    ☆あらすじ☆
    1999年、台湾に日本の新幹線が走ることになり、入 社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まっ た。春香には忘れられない思い出があった。台湾を 旅した学生時代、 よく知らないまま一日を一緒に過ごした青年がい た。連絡先をなくし、それ以後ずっと会えないまま だった……。台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄 される日本人商社員、車輛工場の建設をグアバ畑の 中から眺めていた台湾人学生、台湾で生まれ育ち終 戦後に日本に帰ってきた日本人老人、そして日本に 留学し建築士として日本で働く台湾人青年。 それぞれをめぐる深いドラマがあり、それらが台湾 新幹線の着工から開業までの大きなプロジェクトに 絡んでいきます。政治では問題を抱えていても、日 本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台 湾の風土とともに色鮮やかに描く『路(ルビ:ル ウ)』。大きな感動を呼ぶ、吉田修一さんの渾身の力 作です。

  • 400ページに渡る、長編物語。
    台湾に走る、新幹線が開通するまでの7年間を通して主人公たちが歩む、それぞれの「路」の物語。

    ページを開いて行くたびに吹き抜ける、ゆるい台灣で流れる時間と台灣の湿った温かい風。台灣人の、笑い声や会話がBGMのように聞こえてくる。

    著者の台灣を愛する気持ちが、ぎゅーっと詰まった1冊。

  • とても清々しく爽やかで穏やかな気分になりました。吉田さんの文章は心にすうーっと入り込んできて、それがまたとても心地好いです。ラブストーリー一辺倒にならないバランス感もグッドです。台湾を見たくなりました。

  • 素直に良い話だなあと思いました。

    台湾高速鉄道の話だというので、熱い男のドラマ的なのを想像してましたが、主人公は20代の女性。
    高速鉄道プロジェクトに携わる日本人の商社員の彼女とその他の人々のドラマ。

    たまたま私は彼女と通じる環境があるからか、とても感情移入してしまい何度も泣きそうになりました。

    吉田さんが台湾が大好きで、読者に台湾が好きになってほしいんだなというのがビシバシ伝わってきて良かったです。
    どこかの土地について書くならこうでないと、と思いました。

    不器用でいいからまっすぐ想って、まっすぐ行動したい。
    押し付けがましくなく爽やかで、清々しいお話でした。
    なんか愛に溢れてたなあ。

    書き方については苦言を呈したい部分もありますが、「悪人」といいこれといい、好きな著者になっちゃいそう。

  • これ読んで、台湾に俄然興味を持ってしまった。
    だいたい台湾に新幹線が走っていることすら知らなかったし
    こんなに台湾の人は日本のことを好きだなんてことも
    分かってなかった。
    台湾大震災の時の日本が送った仮設住宅の話も感銘を受けた。
    それぞれ全く違う人生を送っていた人達が最終的に
    繋がっていく様もよかった。
    勝一郎さんが台湾時代の旧友に何十年ぶりで会った場面は
    ぐっときたし、春香と人豪の出会いの場面にはキュンキュンきた。
    台湾の人たちののんびりした空気、温暖な風土、
    美味しそうな料理、ごくごくシンプルな世界、単純に羨ましい。

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著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。
1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。
2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。
その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。体当たりの演技を披露した広瀬すず出世作としても名を残すことになる。

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