潜伏者

  • 文藝春秋 (2012年12月7日発売)
3.15
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784163818504

感想・レビュー・書評

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  • 折原さんの実際の犯罪をもとにした創作。とはいえ、超絶トリッキーな内容なため、あんまりルポルタージュではないと感じる。少女連続殺人と自称作家と占い師と謎の女がいっぱいのとにかく変な小説。登場人物がみんな似たような境遇なのが、より訳の分からなさを増幅させている。やや長いです。

  • 少女連続失踪事件のその後を描いたミステリ。釈放された男は無実なのか? 少女たちはどこへ消えたのか? 時が過ぎても事件を忘れられない被害者の家族たちと、容疑者と、そしてルポライターたち。彼らの思惑が錯綜してやがて明らかになる真実。ラストでようやくタイトルの意味も分かりました。
    今回はあからさまな叙述トリックはメインじゃなく。いつものように手の内が読める、ってのはなかったかも。怪しいと思った箇所もわりとあっさりタネが明かされた感じで。だからこそ、ラストの展開には「こうきたか!」と思わされました。

  • 結構否定的な感想が多くて驚きました。
    個人的には折原一先生の本はお気に入りが多いので、色眼鏡入っちゃっていますが、今回も満足でした。
    モチーフとなった事件は未だに犯人が特定されていないのに、それを上手く綺麗に纏めてある点と他の方も仰っておりますが、タイトルの意味!
    ここがとても好きなポイントです。
    視点がこまめに切り換わり、ところどころ混乱もしましたし、真犯人も(読み慣れている作家さんだからか)察せられてしまいましたが、真犯人が決して一概に悪人とは言えない辺り、切ない気持ちになりました。
    子は親を選べない……私自身もそういう親に育てられ、同居中なので、子ども達の気持ちもとても深く理解しました。
    そういう子達の逃げ場がより活用されればいいのにな……とも感じた作品でした。

  • 全体的に読みにくかった

  • 色々交錯し過ぎてよくわからんくなることが多かった。
    登場人物も多いし、時期も行ったり来たりするしあの人はあの人で…?みたいになってしまった。
    風刺にしては話が盛り込み過ぎて伝わってこない。。

  • それぞれの人間関係がごちゃごちゃになってしまって、とても混乱した。どの登場人物にもあまり特徴を感じられず、みんな似たり寄ったりに感じられた。そしてあの人もこの人も何だか怪しい気がして・・・。全体的に何だか暗くて湿っぽい印象を持った。ホント複雑だった。

    結末にはすこ〜し救いがあった。虐待などの被害に遭っている子供たちを何とか守ってあげたいっていう気持ちはわかるから、あの人を責めることができないような・・・でも犯罪は犯罪だしなぁ。

  • ちょっと無理が多かった気がする

  • 人間関係が複雑に絡んでた。
    ミステリー系は、結論に向かって収束していく感じが、なんだか寂しくなってしまう。
    最後、もうちょっと、わぁーーってなってほしかった。
    松谷未来は、まっくらやみを連想させられた。赤と黒。

  • トリックにこだわるあまりにリアリティにかけた感じがした
    途中ではいる小説の部分が本編をややこしくさせている

  • 子供がさらわれて犯人臭い奴は捕まったけど犯人じゃなさそうで子供らも帰ってこなくて困る話。
    長い。内容は薄いような、そうでもないような。
    一人二役とかがあって、なんか誰が誰かわからんくなる。

  • 話しの複雑さ、登場人物の複雑さに読み進めていくのに気が重かった。
    少女誘拐と言うテーマが重いため、余計に展開の複雑さに閉口した。
    最後、少女たちの結末にちょっと救われた。

  • 全体に気味の悪い暗さがあって、あまり読み進める気分じゃなかったけど、読んじゃった。連ドラとか1回目を観て、好みに合わなければ観なくなるのに、本はとりあえず読んじゃうんだよなあ(^▽^;)
    犯人は、あ〜なるほど、そうだよね、伏線あったよねって感じだった。

  • なんだか読みにくい物語でした。
    原因は文体なのか、展開なのか…。

  • 面白いと言っていいのか微妙
    変な書き方だから、すべて裏読みして疲れた

    • kobito-no1さん
      もってまわりすぎで面白くないというべき
      もってまわりすぎで面白くないというべき
      2013/09/10
  • なんとなく陰鬱で重たい感じ。
    最後、ああ~!みたいな驚きはありましたが、
    そこへ行く過程がもうちょっと工夫されていると
    おおっ!!という驚きになったと思います。
    ちょっと惜しい感じがしました。

  • 少女連続失踪事件の真犯人はいったい誰なのか・・・
    ノンフィクション作家やら、虐待の噂のあった被害者家族やら、冤罪の疑いのある容疑者やら、いわくありげな人がたくさん。
    意外な真相ではあるけれど、そこに至るまでの惹きつけが弱い気がした。

  • 幼児連続失踪事件を追うノンフィクション作家や被害者家族達が、8年間の刑期を終えて出所してきた堀田守男を巡って動き出す。
    複雑に絡まった人間関係、そしてみんな異常だ。
    途中で、犯人かなと思った園長がやはり犯人ではあったが、想像しえない部分も多く、作者の技と工夫が感じられた。

    ただ、実際には関係者が、これほど異常な行動をするとは思えない。

  • 途中までは、のめり込むように読んだが、最後は、う〜んという感じだった。

  • 少女失踪事件に吸引力がなく、若干萎え気味の読書となってしまった。この人の作品にサプライズは付き物なので、自然と様子見しながら読んでしまう。途中でオチが見えてしまったのは、残念としか言いようがない。“全盛期のレベル”というフレコミにつられたものの、そう感じないのが何となく虚しい。

    実際に起きた事件をベースにするのは、より縛りがきつくなって困難だろうと思うけど、この作者の場合は縛りなしでのびのびとフリーダムな展開に持っていった方が、後のサプライズが活きるような気がする。

    タイトルの意味は確かにインパクトがあったが、大差で負けてる中で満塁ホームラン打ったみたいに、その瞬間は目が覚めても、結果がわかっているからあまり余韻に浸る気にもなれないような、そんな中途半端な驚きだった。当たりハズレがあるのかなあ。

  • 2012/12/09読了

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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