Eraser けしゴム

著者 :
  • 文藝春秋
4.00
  • (4)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (45ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163821900

作品紹介・あらすじ

まど・みちおさんの作品の中から、皇后・美智子さまが厳選して英訳した詩集が二冊同時に刊行されます。ひとつが「けしゴム」(英語のタイトルは「Eraser」)。21篇の詩は、短いものはたった一行、長いものでも五行しかありません。「オウム」「ノミ」「しろうさぎ」などの生き物や、「カボチャ、「トウモロコシ」といった野菜、さらに「みみ」「はな」「ねごと」「かいだん」などなど。 最小限の言葉から、イメージがどんどん膨らんでいきます。 たとえば「ケムシ」は、一行。 さんぱつは きらい さあ、これを美智子さまはどう訳したでしょう。 まどさんの日本語と、美智子さまの英訳を読むことで、詩がの世界は、さらに豊かに、思いがけない方向に広がっていくのです。 これは、外国の方が読む訳詩集ではありません。二つの言葉の間で、そしてそこに付けられた安野さんの絵が、あなたの想像はどんどんひろがり、思いもかけない新たな発見があるに違いありません。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 決して
    そちらからは
    コミュニケーションをとってきやしない

    だんまり、な生き物や物品に
    一体
    まどさんは
    何を思う?

      ノミ

    あらわれる
    ゆくえふめいになるために

     カボチャ

    すわったきりだが
    かたがこる

     ねごと

    とけいが ひとりで
    おきているので
    ちょいと じかんをきいたまで

    話しかけられたものはみんな
    耳をすまして聞いてるみたい。

    詩を詠む人の視界は楽しいんだなぁ。

  • ふむ

  • 【安野光雅さんの可愛らしい絵も素敵!】「オウム」「ねごと」「かがみ」……。一行の詩に訳と絵が重なり無限のイメージを生み出します。そこには美智子さまの深い思いも。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

美智子
皇后。昭和9年10月生まれ。聖心女子大学文学部を卒業されたのち、昭和34年、テニスを通じて皇太子・明仁親王(当時)とご成婚。初の民間からの皇太子妃となったことで、当時は「ミッチー・ブーム」が起きた。皇太子妃から、今上天皇即位に伴い皇后となる。読書が趣味で、少女時代も本に支えられてきたという談話が残る。英文学に親しまれていることもあって、まど・みちおの詩を英訳し、まどが国際アンデルセン賞を受賞するきっかけをお作りになったことでも知られる。著作として、講演録『橋をかける』、歌集『ともしび』。「ねむの木の子もり歌」作詞者でもあり、著作権を社会福祉法人日本肢体不自由児協会に下賜、これをもとに「ねむの木賞」が設けられることになった。

美智子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする
×