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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784163822204
作品紹介・あらすじ
お金に狂わされずに生きるって、本当に難しい――
貧乏中国人学生が臨時バイトで得た“高額報酬”の正しい使い途とは!? お金を巡る人間の喜怒哀楽と果てない欲望を描いた傑作長篇。
感想・レビュー・書評
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何気なく使っている紙幣、硬貨って流れ流れて人から人へ渡って行くものなんだと、擬人化されていることで、改めて感じて来た。
でも、なんとなく擬人化されている章の部分は、呑み込みが悪かったのも事実。
それでも、擬人化部分が無かったらこの作品らしくなかったのかも?とも思う。
中国人留学生の日々と、かつて私が親しくしていた研修生の中国人女性を重ね合わせてしまい、色んな懐かしい思い出が蘇ってきた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楊逸さんの人柄は申し分ないのだけれど、どうも著書にパンチがない。王連仲は、田口はどうなったのか。陳さん、朗君との関わりも薄れていった。おせんにおいては、外国紙幣の人物とのやり取りがあまりに空虚だ。お仕舞いも何のことだか分からない。残念だなぁ。
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変わった小説。
主人公が二人(?)でそれぞれの物語。(スタートは同じ)
一人は楊逸さんお得意の中国人留学生の女の子、で、
もう一人が五千円札のおせん(女の子の命名)。
おせんはお金なので、流れ流れる。
お金のことはよく考えるけど、お札の移動についてなんか
考えたこともなかった。そうだなぁ、外国に行くことだって
あるんだものなぁ。
楊逸さんの書く女子留学生のヒロインはいつも可愛い。心根が。
今回など、高額のバイト料をもらって「贅沢しよう!」と意を
決してコンビニやスーパーに行くものの、その使い方はとっても
ささやかで微笑ましかった。すごく気持ちがわかるし。
またファン度が増しました。 -
つまらない本で途中で読む気を無くした
もう一度再挑戦したがやは半端でリタイヤ お札の擬人化と生きている人間のお話がドタンバタンと落ち着かない -
お金に翻弄される登場人物たちと、登場人物たちに翻弄されるお金たち。2つの立場からみた世間。まっとうに生きていきたいけど、家族のためにそれが難しい環境にある人もいる。欲に溺れて自分を失うのだけは厭だ。お金に踊らされず地に足つけて生きていきたいなぁ。
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お財布の中で紙幣が他の紙幣と会話するというのは面白いと思ったけれど、内容的には何を言いたいのかよくわかりませんでした(+_+)
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中国から日本の大学の法学部に留学中の女の子と、なんと5000円札の一人称で交互に語られる、お金に踊らされる人間たちのアレコレ。
中国の人の考え方(お金や親や世間体についての)が日本のソレとは違うところが多くて面白かったけれど、ちょっと世知辛すぎるというのか…
この著者特有のユーモアで重苦しくならないのは良かった。 -
お金は大切だよね。翻弄されちゃぁいけないな。
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【お金に狂わされずに生きるって、本当に難しい――】貧乏中国人学生が臨時バイトで得た“高額報酬”の正しい使い途とは!? お金を巡る人間の喜怒哀楽と果てない欲望を描いた傑作長篇。
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流転するのはお金か人か。楊さんの描く外国人や留学生は、なぜか悲壮感のようなものを感じず感が持てるので、新しい作品が出るといつも楽しみに読みますが、今回はさすがに…今後しばらく?円札を見るとお○○さんとつぶやいてしまいそうです。作品の展開はおもしろかった!
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メンタリティで何か日本人作家とは違ったものを感じた。もう日本人には無いお金に感じる素朴さなのかもしれない。
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五千円札のおせんがいろんなお札やら人間やらと関わっていく話なのか…ツカミはおもしろそうでよかったのだけど、その後もう1人の主人公林さん登場。そしてそれぞれの話は続いていくのだが、結局2人(1人と1枚?)に接点はなく、通訳した中国人・田口さん・中国人マフィアに絡む女たちは何だったの? というカンジです。
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日本銀行で発行されてから廃棄されるまでの
お金(お札)の一生(寿命1~2年)を、
様々な人々のエピソードで紡ぐ連作短編集…
だったら面白いな~って思いましたが…、
残念ながら、期待ハズレな内容でした…。
まず、一方の主役のお札が、
日本を飛び出して、マフィアやらなんやらって…。
もぅ一方の主役の留学生も、
2つのバイトのエピソードの繰り返しだけって…。
しかも…、つながらなぃ…。
ひょっとすると、
貨幣の絶対的な価値と、人間の様々な価値観との、
そのギャップを根幹のテーマに据えていたのかも、
だけど…、題材・設定の面白みを活かしきれてない
とても勿体なぃ、残念な作品でした…。 -
「魔女」とはそういうことか!
なんとなくネタバレになりそうなのでこのくらいだけど。
魔女たちの会話が楽しい。 -
お金にまつわる話って日常生活とかけ離れているわけではないから面白いと思うのだけれど、おせんの話が余計かも……。
林さんの話には興味津々だったんだけどなぁ。
中国人留学生の日常というか。
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