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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784163822303
作品紹介・あらすじ
紫、赤、黄、白、黒、青、緑、茶、そして灰――。九つの色を九つの物語のタイトルにした短篇集。物語の中で滲み、流れ、炸裂し、そしてまた収斂してゆくそれぞれの「色」。染められた祖母の髪、流れる血液、咲き乱れる連翹、爪にたまる垢、真横に疾る雪、合法ハーブ、そして音楽が醸し出す「色」とは――。
作者に英才教育を施し、自らも創作者たらんとした父親を描いた「黄」、母親との間の深いコンプレックスに敢えて分け入り、自らの深奥ぎりぎりまで潜って描いた「茶」など、短編小説の極みを集めた作品集。
感想・レビュー・書評
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色をタイトルにした9の短編。「青」はギター弾きならもっと楽しめただろうな。自伝的短編集なんだけど、「自分」の見方がすごくうまいというか説得力が半端ない。
「紫」と「灰」が好きかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2025.1.10断念
タイトルに惹かれて手に取ってみたが、序盤の色はエロ、中盤の色は作家の思いが強いのか個性が強い。あまりすんなり入ってこないので紫で断念。残念。 -
あまり魅力を感じなかった。
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恥ずかしい事にお名前すらも初めて知る本でした。
名前が渋いのか乙女的なのか不思議に思って手に取りました。
アングラな話題にも驚きましたが、ただアングラを扱っているだけでない自伝的な短編集は私に取って未知なる新世界で衝撃的でした。
物語としてもエッセイとしてもあまりまとまりも無い物もありましたが、文章だけでも読んでいると何処か引かれる部分はありました。
何も知らない故に「何処までがフィクション?」と解らなくなりました。実体験としても、現実なのに想像出来ない世界です。
あまりアングラな話は勿論、音楽に対する知識も無い為、知らない単語や知らない知識が飛び交い、それらに対して長々と語る所は些か何回で読み飛ばしてしまいました。ちょっと文の一節ひとつひとつが長句感じる時もあり、読み辛さはありました。
設定だけで書いている様な浅さはなく、確かな視点を持って書いている事はひしひしと伝わり、もっと沢山の著作を読みたいと思う濃厚さがあり、興味深いです。 -
うん、赤裸々な花村節。
「青」が好きだった。ラスト「茶」は鈍い痛みと共に。。 -
【「色」が象徴する生のさまざまな深奥!】紫に染められた祖母の髪、真横に疾る白い雪、黄色に咲き乱れる連翹。九つの色が読む者の心を染める。花村萬月が贈る短編小説の極み。
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本のタイトルと筆者の名に惹かれて手にした一冊。
赤、は、はじめて村上龍の限りなく透明に近いブルーを読んだ感覚を思い起こさせた。あの頃は嫌悪でしかなくなぜこんな小説がいいのだろうと思っていたが、この題材についてのこの感覚は今も変わらない。躯についての理解は以前よりだいぶ深められてはいるが、あるいはこのように言葉で表現されるほどに現実の事象に美を見いだせているのだろうか、私は。言葉が美しさについて誘惑をしかけてこなければ、この世はとてもぺらぺらしたもので終わってしまいそうだ。二次元をぬけられないような。
茶、は。
折に触れ読みたくなるであろう作品。 -
九色の色をタイトルにして自叙伝的な短編。花村萬月という人、百万遍のときから感じていたけどかなりハードな人生体験をなされているようで今回の「色」でもちょっと理解しがたい。そら恐ろしさを感じながら読んだ。
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久しぶりの花村萬月作品。
ドラッグとか暴力の表現が、未体験なのに目に浮かぶようで、眉間に皺をよせながら読む。
既読の「眠り猫」と「皆月」 を、久しぶりに読みたくなる。
でもたぶん、読めるのはこの二冊くらいだと思う。
得意な分野ではないのに、この二冊はなんだか好きだったのだ。
この「色」は、あまり入り込めなくて何色か読み飛ばしてしまったけれど、「紫」と「灰」、あと、父親母親の話の「黄」「茶」はよかった。 -
色という題名に惹かれました。
全9色が、楽しみです。
*読んでみると・・著者のハードな体験に驚き、色としての表現は理解出来ませんでした・・
読んでいる途中は、読む必要がないようにも思ってしまったものです。これも一つの経験として・・こういうこともあるんだなぁ・・と。
長く生きてきたつもりですが、知らないことばかりなのかもしれません。
著者プロフィール
花村萬月の作品
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