再会 あくじゃれ瓢六

  • 文藝春秋 (2013年7月10日発売)
3.34
  • (1)
  • (10)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 85
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784163822709

作品紹介・あらすじ

中年になった色男・瓢六の人気シリーズ再開!!



恋女房・お袖を失い、無気力な暮らしを送る瓢六が、謎の武家女性・お奈緒に惹かれ、水野忠邦と鳥居耀蔵が絡む陰謀に巻き込まれる。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

中年の色男・瓢六が、恋女房のお袖を失った後の無気力な生活から再び立ち上がる姿を描いた作品です。大火事で恋人を失い、彼の心には深い喪失感が残りますが、江戸の騒乱に巻き込まれ、新たな仲間と共に立ち向かう決...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作から間が開いての続編。
    作品の中でも前作から七、八年は経っているようで、瓢六が何と四十の中年男になっている。

    それより衝撃だったのはお袖さんが火事で亡くなっていたこと。
    弥左衛門は中風で右手が利かないし、源次親分も去ってしまった。

    しかし今後はこれまでとはスケールが違う、飛び切りの大物相手に戦っていく様子。
    新たな仲間も得てこれからどのような展開があるのか楽しみ。

    ドタバタ喜劇もバカップル振りも消えて、すっかり落ち着いた感のある雰囲気にはなってしまったけれど。

  • 大火事で恋女房お袖が行方知れずに。江戸中の寺を探したが見つからなかった。遺体が見つからなかったせいで瓢六は立ち直れない。自分の仕事を努力することも叶わず自堕落な生活に戻る。今では不良旗本小出茂右衛門の元に仮住まいし、家主の尻拭いの日々。そこにはお上から目をつけられてる勝小吉もいた。勝小吉にはあの後に勝海舟となる息子、勝麟太郎が。
    老中水野の元、北町奉行を引き摺り下ろし今は妖怪といわれる鳥居耀蔵が。蘭学を目の仇に次々と捕縛。俵六の実家長崎の綺羅屋も狙われていた。。。
    ますます江戸末期の騒乱の流れに物語もヒートアップ。

  • 2011〜13年に「オール讀物」に掲載された7話の単行本化で、シリーズ4作目。

    大火事で恋人お袖を失い生きる意欲をなくして旗本屋敷に居候していた瓢六を、老中水野忠邦を後ろ盾として蘭学に関わるものを次々と処罰する南町奉行鳥居耀蔵に対抗しようとする人々が引っ張りだして、北町奉行所の同心篠崎弥左衛門の片腕として活躍させる。

    鳥居の手先となって岡っ引の源次親分のシマを乗っ取った大蛤の治助が、孫娘まで狙うのを阻止したり、蘭学を学ぶ都甲老人を匿い、北町奉行所内の内通者をあぶり出し、胸のすくような活躍とは言えないが、瓢六の抱える葛藤や鬱屈が見えて人間臭さが味わいがある。

    ただ、水野の失脚にはなんら関わることなく、降ってきた話になっているのがもどかしい。

  • 前作で何やら大事件があったようなのですが、近所の図書館では蔵書になく・・・。
    瓢六さんとお袖さんが一緒にいないのが辛い。
    弥左衛門さまと八重さまが夫婦になっていた!
    やっぱり、弥左衛門&瓢六のコンビは良いですね。

  • 久しぶりに読んだら、前の筋をかなり忘れていて、ハテナがいくつか。
    まだ、話を続きそうですね。
    歴史に詳しくないので、時々検索しながら読ました。

  • 【中年になった色男・瓢六の人気シリーズ再開!!】恋女房・お袖を失い、無気力な暮らしを送る瓢六が、謎の武家女性・お奈緒に惹かれ、水野忠邦と鳥居耀蔵が絡む陰謀に巻き込まれる。

  • 2014.4.13

    お袖さんが残念でならないが、まさかの他諸田作品とのリンクを見た。
    スッキリ!はしない終わり方だったかな?続きがありそうだけど…どうかな〜読みたいな〜

    とりあえずリンクされた他作品を読もうと思った。

  • あくじゃれ瓢六捕物帖シリーズ4巻。恋女房・お袖と産まれるはずだった子供が火事で行方不明になってしまい、住む場所から逃げ出し無気力で自堕落な暮らしを送る瓢六のもとに、昔の相棒・堅物同心の篠崎弥左衛門がたずねてくる。老中・水野越前守忠邦が“天保の改革”に乗り出し、妖怪こと鳥居耀蔵と共に戯作者、洋学者、不良御家人への締め付けを厳しくし、それに対抗する謎の武家女性・お奈緒に惹かれ、水野忠邦と鳥居耀蔵が絡む陰謀に巻き込まれる。前作から時が開きすぎて、ストーリーをすっかり忘れてた。シリーズ再開・表題再会が洒落。

    1.あくじゃれ瓢六捕物帖・・2.こんちきあくじゃれ瓢六捕物帖・・3.べっぴんあくじゃれ瓢六捕物帖・・4.再会 あくじゃれ瓢六

  • いやーびっくり。
    面白かったけど…ちょっと悲しい。

  • 不良旗本屋敷で自堕落な生活を送っていた瓢六のもとに昔の仲間が訪ねてきて忠邦と鳥居が企む改革に対抗する勢力に手を貸すことに。新シリーズで数年後に衝撃の設定で再開という時々あるパターン。重要だったキャラが去り、新キャラが加わり新たな敵に立ち向かう展開。傷心から自堕落な生活に落ちた瓢六の立ち直りもテーマとなる。新キャラも良く話に絡んできて、特に住み着いている旗本家の人々が苦いシリアスな展開にユーモラスな味を付け足している。少し鳥居勢力のやり方が強引すぎる気もするが、瓢六たちの戦いぶりはなかなか面白い。

  • 好きなシリーズだったのに、その好きな要因の瓢六とお袖のカップルがお袖の衝撃的な死で消滅するなんて(>_<)しかもその死の経緯は過去の出来事として詳しく語られることもない。お袖が可哀想すぎるでしょう。これって御宿かわせみの東吾の行方不明と同じ衝撃だったわ。何故作者さんたちはかくも残酷に読者の喜びを裏切るのかしら?人生の厳しさを知るためにこのシリーズを読んでいたわけではないのに。残念だけどこれからの瓢六にはまだ期待しています。

  • L あくじゃれ飄六捕物帳4

    猛烈に好きなシリーズなんだけど、なんだかおかしいおかしいと思いつつ読み進めたらとんでもないことになっていた。御宿かわせみの東吾が死んだことになっていたことに続く衝撃。彼女がいなくて飄六が成立する話なんか読みたくないよ、と呆然。そんな思い切ったことをしなけりゃこのシリーズが続かなかったとでも?ぁぁ、ショック。あの大事な人も非業の最期をとげるしなんだよなんだよ。納得できないわー。
    兎にも角にもどうやら新しいステップを踏み出した様子。でもやっぱりがっかり。

全12件中 1 - 12件を表示

著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

諸田玲子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×