国語、数学、理科、誘拐

  • 文藝春秋 (2013年7月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163822907

作品紹介・あらすじ

勉強すると、人に優しくできるんだって――。

『浜村渚の計算ノート』シリーズの著者がおくる、愛と感動の〝塾〟ミステリー!



舞台は、小中学生を対象にした「JSS進学塾」。ある日、塾の公式アドレスに「おたくの塾生、山下愛子を誘拐した」との脅迫メールが届いた。犯人の要求する身代金額は、なんと五千円。しかもすべて一円玉で用意し、千円ずつにわけて五人の学生講師がファミレスに持参せよ、という驚きの内容だった。ファミレスに集まった五人は、犯人によって一人ずつ順番に呼び出されるのだが、彼らを待っていたのは、それぞれが得意とする科目の難問、奇問。「こんな悪ふざけをするのは、あいつしかいない!」――五人は、塾に恨みをもつ元講師を疑うのだが、誘拐事件は、やがて意外な展開を見せる……。五人の講師たちは、少女を、塾を、救うことができるのか?

いま塾に通っているみんなも、かつて通っていたお父さんお母さんも、一緒になって楽しめて、「読むと、勉強したくなる」(ここ重要!)、世界初の塾ミステリー。

みんなの感想まとめ

奇妙な誘拐事件を通じて、勉強の意義が描かれる物語が展開されます。舞台は塾で、個性豊かな講師たちが、身代金5千円という奇抜な要求に直面し、次々と出される難問に挑む姿が描かれています。彼らは勉強に対する愛...

感想・レビュー・書評

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  • なぜ勉強をする必要があるのか。1つに定まらない多くの答えのある疑問であるが、この本では奇妙な誘拐事件を発端に勉強をする意味が描かれている。主要人物5人の塾講師はみな個性的で時には喧嘩も起きる。しかし、彼らは本当に勉強が好きなのだ。口を開けば出てくるのは、勉強の事ばかり。しかしそこに嫌みは無く、教えている教科に愛情を持っている事がひしひしと伝わってくる。私も彼らのような学ぶ姿勢を身につけたいものである。

  • 学習塾に通う女の子が誘拐され、塾講師が翻弄されるお話
    身代金が5000円というところがポイントかな

    展開的に犯人は はは~ん と気がつくけど、更に先のところまではわからんかった
    まぁ、特徴的なヒントは元から描かれていたわけだけどね


    個人的な感覚だけど、中学校で習う知識を全て習得している人は、結構な知識人としての振る舞いができると思う
    よくあるクイズ番組で出される教養問題の殆どは中学生レベル
    ただ、全ての教科とその到達レベルの両立が難しい
    いくら大学出てても、自分の専門ではない分野や切り捨ててきた部分の知識ってまったく見についてないもんなぁ
    そんなわけで、オールラウンダーな知識人ってすごいと思う

    勉強すると余裕ができると言う考えはいいなぁ
    まぁ、勉強できる人全てに余裕があって人にやさしくできるわけでもないけどね
    そこを目指すのが大事ということ


    それはそうと、最初のニュートン算
    解法を最初に思い浮かばなくても、計算できる数を一つ一つ出していけば自ずと解ける
    ただ、これを小学生にわかりやすいように教えろと言われたらどうするかね?
    グラフがわかるんだったら説明しやすいかもだけどね

  • 塾が舞台の「誘拐事件」なんて、ドキドキしちゃう、親として。
    しかし、身代金が五千円だとか、全部一円玉で用意しろとか、なんかちょっとおかしな事件だよなぁと思いながら読む読む。
    「犯人」の要求を満たすための問題に思わず真剣に取り組んでしまった。
    まさに、「解くのは事件か問題か!」
    この夏、子どもと一緒に読みたい「ためになるミステリ」

  • 学習塾を舞台とした誘拐ミステリ。軽い読み心地でさくさく読めます。雰囲気も明るいので、物騒なミステリが苦手な人にもお勧め。優しさの感じられる事件です。
    ところどころに出てくる「勉強」がなんとも……たしかに年号ごろ合わせなど興味が持てそう。こんな学習塾があるといいかも。しかしニュートン算って! すみませんこれが最大級の解けない謎です。無理~。

  • 個人塾で、生徒が誘拐。身代金5000円。
    概要だけでワクワクさせられる。
    文章自体は読みやすく、出てくるキャラ達も個性がたってて素敵。会話劇な部分も多く、文章の主役もコロコロ変わるので色んなキャラの声が聞こえます。
    優しい話が好き。キャラとのやりとりを見るのが好き。とかの人は向いてると思います。

  • 犯人フラグがガンガンに立っている人=犯人ではないというお約束なのに、すっかり騙されてしまった。誘拐っていう物騒な事件を取り扱っているけれど、最後は誰も不幸にならない形で終わっているのがよかったと思う。

  • (2018-07-14L)

  • JSS進学塾で誘拐事件が発生!Σ( ̄□ ̄;)「そんなアホな!?(--;)」という事がスルスルと誘拐犯の計画どおりに進んでいく(^^;)でも最後に真相が解った時「なんて凄い計画だったんだ(゜゜;)」「この進学塾凄い!(^^)」と思った♪

  • 舞台は、小中学生を対象にした「JSS進学塾」。
    ある日、塾の公式アドレスに「おたくの塾生、山下愛子を誘拐した」との脅迫メールが届いた。
    犯人の要求する身代金額は、なんと五千円。
    しかもすべて一円玉で用意し、千円ずつにわけて五人の学生講師がファミレスに持参せよ、という驚きの内容だった。
    ファミレスに集まった五人は、犯人によって一人ずつ順番に呼び出されるのだが、彼らを待っていたのは、それぞれが得意とする科目の難問、奇問。
    「こんな悪ふざけをするのは、あいつしかいない!」――五人は、塾に恨みをもつ元講師を疑うのだが、誘拐事件は、やがて意外な展開を見せる……。
    五人の講師たちは、少女を、塾を、救うことができるのか?
    (アマゾンより引用)

    面白かったなぁ(*´∀`*)
    犯人の予想はだいたい見当がついてたものの、動機が分かんなくてあせあせ(飛び散る汗)
    でも、読んでくとなるほど…と思えて
    まとまり具合も良くてホント面白かった(*´∀`*)

  • ストーリー ★★★★★
    謎解き度  ★★★★★
    ほっこり度 ★★★★★

    塾の生徒が誘拐された!
    犯人から出される5教科の問題を解かなければ、生徒の命はない。
    塾長と5人の講師たちは、生徒を無事救出することはできるのか?

    誘拐事件がメインですが、ほのぼのとしたストーリー。
    勉強することの意味、塾の存在意義などを考えさせられます。
    大人が読んでも、子どもが読んでも、それぞれに感じるところがありそうな本です。

  • ライトな学習塾ミステリ。
    優しい色使いの表紙と内容が、よく合っている。

  • 2015.7.4 読了

    ある進学塾で 誘拐事件が起こる。

    そこの大学生アルバイト講師5人が
    事件解決に奮闘。

    犯人は、それぞれの講師全員に
    それぞれの得意分野の問題を出題し、
    現金の受け渡し場所を解かせたり、
    なかなか ミステリ要素もあり、
    読ませてくれました!

    バイトで 講師とか選ぶ人って
    尊敬する~

  •  JSS進学塾に塾の生徒(山下愛子)を誘拐したというメールが届いた。次のメールで「誘拐犯」は、この塾の卒業生でもある学生のアルバイト講師5人を集めるよう要求。その指示は、ボーカロイドの歌う歌。そして、身代金の金額と受け渡し方法は、まったく予想外のもので…。
     「こういう勉強して、将来、何になるんだろう?」田畑くんのつぶやきに、塾の先輩でもある講師の楓が、自分が塾長に中学生の頃に言われた言葉を伝えるシーンがよかった。

  • こんな優しい理由の誘拐事件を読んだのははじめて。守りたいもののために、誰も傷つけない誘拐を考え、実行した子の優しい思いに、ぽろぽろ泣けちゃった。とっても心があたたかくなる話でした。

  • ほっこりするかわいらしい話でした。誰も傷つかない優しい話。
    この話の塾は中高生対象の塾でしたが、私が小学校の時に中学受験の為に通っていた塾を思い出しました。あったかくて、生徒から信頼されてる個性的な先生たちが素敵。
    2014.9.22

  • 【勉強するって、人に優しくできること。鮮烈な塾ミステリー】女の子を誘拐した――JSS進学塾に届いた一通のメール。五人の大学生講師は各々の得意分野で犯人に挑むが、誘拐は意外な展開に。

  • 誘拐メールが塾に送られてきた。さすが塾の先生だけあって、私はなかなか解けませんでした。解けた問題は社会の歴史かな?他は、さっぱり内容が分かりませんでした。
    でも、違う視点から見るとこのような誘拐を考え出した近衛美郷ちゃんもすごいと思います。
    この話の中で一番びっくりしたのは子供が誘拐されているのに仕事を優先した場面です。ぜひ読んでみてくださいね。

  • なんというタイトル!それだけで借りました。
    塾に通う生徒が突然誘拐され…学習塾を舞台にした現代的な誘拐劇。
    さらっと読む読み物としては良いです。2回目はないですね。

  • 誘拐犯が塾講師相手に問題を出すわけだけど、大人相手というよりは大学生相手なのが軽さをだしている。いい塾の先生って記憶に残るのはわかる。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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