死神の浮力

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 884
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163823003

作品紹介・あらすじ

『死神の精度』で活躍した「千葉」が8年ぶりに帰ってきました!クールでちょっととぼけた死神を、今度は書き下ろし長編でお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  •  待っていました。死神千葉さんの長編。千葉さんが口を開くたびに、(また変なこと言うぞおー)とワクワクしてしまいました(笑)

     ・「武家諸法度」のことを帽子の仲間だと間違えている。(武家諸ハット)
     ・「海のものとも山のものとも」と言った美樹に続いてすかさず、「海の幸とも山の幸とも」という。
     ・「この女はデスクと喋っていた。机か、上司とだ」
     ああ、面白い!!素敵だ、千葉さん。

     娘を殺され、その犯人を追う夫婦。犯人は25人に1人の、良心を持たない人間。ちなみにこの「良心を持たない人間」も、千葉さんにかかれば
    「両親がいないのか。そんな人間がいるのか」となるわけですが。

     良心のないキャラとは、本当に怖いキャラだ。相手に同情したり、自分に置き換えて相手の気持ちを考えたりするという概念がないから、とことん非道になる。終盤近くまでずっと、その良心のない、犯人のペース。犯人を追う山之辺夫妻は、何度も何度も窮地に陥る。しかし、その窮地をその都度救うのが死神の千葉さんというのがよかったです。

     「決着をつけないと音楽が聴けないようだからな。後ろに乗れ」
     終盤での千葉さんのセリフ。本当に素敵。人間なんて、ビジネスの対象でしかなくて、そいつが死のうが生きようが、笑おうが泣こうがどうでもいいというスタンスを貫く千葉さんだけど、結果として山之辺夫妻を助けている。それも素敵でした。

     こんなに苦楽を共にした山之辺さんにも一切感情移入せずに仕事をやりぬく千葉さんは、もはやあっぱれでした。どんな時でも、音楽だったし。

     この本を読んだあとは、ついつい自分の周りの初めまして、の人の中に、死神千葉さんがいないか探してしまいます。できれば、私も、千葉さんとあのずれた会話がしてみたいです。
    「それは意味が違いますよ」って苦笑いしながら言ってみたいです。

  • 面白かったです。

    クールでひょうきんなおっさん死神 千葉 が、娘を殺された父親と母親の復讐劇に寄り添う。その父親に定められたのは死か生か、千葉が下す決断は…

    千葉の振る舞いや言動が愉快。軸がぶれないから読み進むにつれてどんどん魅力的になっていく。(西尾維新さん「物語シリーズ」の貝木泥舟のような魅力w)

    娘を殺した犯人の異常さ、異質さはアニメ「PSYCHO-PASS」槙島を思い出させる。←ってわからない例えですいませんw

    サイコな仕掛けで次々と死が迫っていく。
    ミステリー要素をちりばめながら、映画的なスピード感が面白かった。


    死は誰にでも訪れる。
    何ども死を突きつけてくる、千葉が。
    エンターテイメント的な面白さの中に、哲学的な問いかけを何度も突きつけてくる。

    読みながら、読み終えた時…
    末期癌の病床にあるのに、「元気にやってる?」と
    自分のことではなく私の身体を気遣い続けた母親を思い出していた。

    私にもいつか訪れる死。
    母親のような強さを忘れずにいたい。

  • いやぁ~、もう前作から8年が経つのか~!
    しかし、まさかまた千葉と再会できるなんて
    本好き続けてて良かったぁぁ~(笑)

    1年前10才のひとり娘を殺され、今も悲しみに暮れる小説家の山野辺 遼と妻の美樹。
    娘を殺害した犯人は実はサイコパスで
    両親の遺した資産で優雅に暮らしていた、当時27才の本城 崇。
    死神の千葉は山野辺 遼の幼馴染で自分も本城に怨みがあると偽り、 絶望し自宅に閉じこもった夫妻に接触。
    山野辺夫妻は証拠不十分のため裁判で無罪となった本城を赦すまいと
    自らの手で復讐を果たす準備を整えていたのだ。
    仇討ちの旅へ同行することとなった千葉の目的は?
    果たして仇討ちは果たすことができるのか?

    不仲だった亡き父と山野辺 遼との回想を挟みながら、
    7日間の復讐の旅を続ける三人を描いた死神シリーズの第二弾。
    今回は前作『死神の精度』のような連作短編ではなく、
    じっくりと描かれた書き下ろし長編。

    死神の仕事は担当した人間を一週間調査し、その死を決行してもよいと判断した「可」なのか、
    決行するべきではないと判断した「否」なのかの判定を下すことです。
    適当に「可」の判断をする死神にしては珍しく、
    千葉は仕事をきっちりこなすことに誇りを持っています。
    (口が裂けても千葉本人は認めないけど笑)
    だからこそキチンと調査対象に接触し、
    いつもトラブルに見舞われます。

    仕事をするとなぜか必ず雨が降り(笑)、
    渋滞が何より嫌いでミュージックが何より大好きという千葉のキャラがとにかく秀逸です!

    年齢や姿を変え、千年もの長い間死神をしている千葉だけに、
    今作では江戸時代の「参勤交代」に同行した時の裏話が聞けるし、
    人間から見るとどこかチグハグな物言いがおかしみを生んで
    噛み合わない会話にニヤけてしま
    います。
    そして今作のクライマックスでは
    、なんと千葉がママチャリに乗っての大冒険活劇が繰り広げられるのですから(笑)、
    これだけでも死神ファンは必見(必読)です!
    (無愛想で人間味のない千葉と
    一生懸命に漕がなきゃ進まないママチャリというある意味人間らしい乗り物を組み合わせた伊坂さんの発想が素晴らしい!)

    ロベール・ブレッソンのフランス映画『スリ』や
    ヒッチコックの名作『裏窓』が 登場人物たちの会話で引き合いに出されたり、
    (こういう遊び心やいわゆるサービスがあるから伊坂作品は楽しい)

    他にも音楽好きの伊坂さんだけに
    フォーシーズンズの『シェリー』と
    伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの『I Don't Live Today』がテーマ曲となって何度も流れ、
    ジャズ界の巨人ソニー・ロリンズに関するウンチクや考察も音楽好きには嬉しい限り♪

    この作品のテーマは人間誰しもが持つ「死への不安」と
    大切な人を失った時、その死をどう受け止めればいいのかということ。

    「寛容は自らを守るために、不寛容に対して不寛容になるべきか?」
    「陳腐なハッピーエンドが現実になったら、それは陳腐ではなくスゴいことだ」
    など随所に印象的な言葉を散りばめ
    仇討ちの是非や命の意味を読者に問い、
    娘を亡くした夫婦の葛藤や心の揺れを
    静かに丁寧に描いていきます。

    重いテーマであるがゆえどうしても暗くなりがちな物語の閉塞した空気を、
    人の死に対してドライな感覚を持ち、死神だからこその千葉のちぐはぐな会話がユーモアで中和し、
    風穴を開ける効果になってるし、

    どんな作品にも希望を内包した伊坂作品だからこその
    「重いのに軽やか」で、「哀しいのに晴れやか」な不思議な読後感を
    この作品も与えてくれます。
    (まさにそれこそが、そういう生き方こそが伊坂さんが今まで描いてきたテーマやポリシーであり、今作のタイトルに繋がる意味なんじゃないだろうか)

    あと、千葉の口からヤクザの藤田の名前が出たシーンは
    前作を読んだ読者には嬉しいプレゼントでしょう(笑)
    (そしてのっぴきならないがこれほど役に立つとは!)

    それにしても本城のような人間は昭和の時代まではまだ作り話に思えたけど、
    最近は笑えないですよね。

    日本でもサイコパスまではいかなくとも
    良心を持たない人間(いわゆるモンスター)が増えてる昨今、
    常識の通じない「絶対的な悪」にどう対抗すればいいのかは本当に考えさせられます。

    そして大切な人との別れについても。

    いつか別れが待ってるからこそ、
    それがいつかは分からないからこそ、
    人と人との出会いは一期一会なのかな。
    だからこそまだ間に合ううちに大好きな人や大切な人には、
    愛してるってことを、
    あなたが必要だということを相手に伝えなきゃいけない。

    後悔しない人生を、好きな人と。

    泣いても笑っても一回ポッキリの
    人生やもんね。

  • この死神の千葉のキャラ、本当に大好き。

    他の死神の同僚たちと違い、対象となる人間に
    7日間みっちり接触し、付き添い、
    観察してから決定を下す。
    仕事は真面目に取り組み、決して手を抜かない。

    子供を殺された犯人に復讐を誓う山野辺夫婦に
    同行する7日間に私も張り付き、千葉の仕事ぶりを
    心ゆくまで堪能させてもらいました。

    心あらずの仕事としての相槌「ほう」は的確だが、
    自然に出る会話はズレッズレ。
    一番重要なことは自分には関係ないからと
    黙っているが、聞かれれば真摯に答えて、
    はからずも結果相手は救われていく。

    死神なんだけれども、千葉と接触された人たちは
    調査される7日間は事故死などはなく千葉に守られる。
    この7日間はある意味『神』なんじゃないのでしょうか。

    千葉と同僚の香川が会話する、『浮力』の話が
    とても好きです。
    山野辺さんとお父さんとの『お化け屋敷』の思い出も
    とっても素敵。

    ジェットコースターのような『どうなるのか大会』を
    振り落とされずに後半ついていくのが
    ドキドキしっぱなしだった一冊です。

    しかし『情報部』ってどこまで把握しているんだろう?
    何だか人間の会社組織のようで苦笑しちゃいました。

    • 九月猫さん
      なにぬねのんさん、こんばんは♪

      千葉さんは相変わらず面白かったですねぇ(* ̄∇ ̄*)
      噛み合わないのに噛み合う会話もなんですけれど、...
      なにぬねのんさん、こんばんは♪

      千葉さんは相変わらず面白かったですねぇ(* ̄∇ ̄*)
      噛み合わないのに噛み合う会話もなんですけれど、
      最後の自転車のシーンが!
      緊迫してるはずなのになんだか大笑いしそうになりました。
      (たぶん読みながらカオは笑ってたと思います)
      山野辺さんと箕輪君の「創作」についての会話と、
      千葉さんの「残りの二十四人は何をしているんだ」という言葉がとても印象に残っています。

      ・・・ああ、ワタシもレビュー書かなきゃ(^▽^;)
      (去年お休みしていた間に読んだので、まだレビューしてません;)
      2014/02/08
    • なにぬねのんさん
      九月猫さん、またコメントありがとうございます!

      私は読書歴が浅いもので、超人気作家の伊坂さんを読んだことがなく、1年ちょっと前に伊坂ワ...
      九月猫さん、またコメントありがとうございます!

      私は読書歴が浅いもので、超人気作家の伊坂さんを読んだことがなく、1年ちょっと前に伊坂ワールド初潜入に選んだのが『死神の精度』だったんです。

      だからラッキーなことに8年も待たれていた方々を差し置いて、そんなに時間を置かずに千葉に再会でき、大感激なんです♪

      伊坂さんは、日本語の使い方が独特で絶妙ですね。ファンの方が多いのが頷けます。

      私も、自転車のシーンはニヤニヤしながら読みました!皆さん一緒なんですね。読者が緊張しながらどうなるのか先を急いで読んでいるときでも、笑いを取りにくる!やっぱり千葉って、素敵だわ~。

      数年待てばまた会えるのでしょうか???
      今から待ち遠しいです…。

      九月猫さんからみた死神の浮力、レビューお待ちしています!!
      2014/02/11
    • 九月猫さん
      なにぬねのんさん、こんばんは♪

      えっ、読書暦浅いのですか?
      すごくしっかりした読み方をなさってるし、レビューも楽しくて読みやすい文章...
      なにぬねのんさん、こんばんは♪

      えっ、読書暦浅いのですか?
      すごくしっかりした読み方をなさってるし、レビューも楽しくて読みやすい文章なので、
      とてもそんなふうには・・・!
      もともと読むのも書くのもセンスがおありなのですね、きっと(*^-^*) (う、うらやましい!!)

      伊坂さんは、独特の文章と乾いた感じ・時系列のややこしさがニガテなかたも多いと聞きますが、
      ワタシはそこが好きです。とはいえ、近作は読んでいなくて「浮力」が久々の伊坂作品でした。

      自転車のシーン「笑っちゃった仲間」ですね(≧∇≦)人(≧∇≦)
      金城さんで想像すると、さらに笑えてきちゃうんです。
      これも映画化するといいなぁ。♪
      そして小説のほうも続編を・・・にワタシも一票!
      2014/02/13
  • 千葉さんという名前の死神が寿命の査定にやってくる。 前作の「死神の精度」は短編で、大きな時間の流れの中での話の繋がりが面白かったのだけど、今回は一冊丸々一つのお話で、それがまた実に読ませられるんですっ!.



    伊坂さんの「死刑」に対する考え方を読んだことがあります。
    で、この物語の根本に感じられるそのお気持ちに、うんうん、と頷くじゅんでした。

    「死神の精度」よりバージョンアップした千葉さん自身の面白さと物語の展開の意外性には、まさに一気読み。蝉がシャワシャワと賑やかに鳴き騒ぐこの夏に読めてよかった、と暑さとは関係ない話だけど(だって千葉さんが出てくる時はいつだって雨だし。)ホントに思います。


    千葉さんは永遠の時を生きる(と言っていいのかな)死神。
    “情報部”からの指令を受け、寿命があと一週間だけ残る人に接触、本当に死ぬべき時期にあるかどうかを報告することを仕事としている。

    だから千葉さんが出てきた、ということは、もうすぐ死ぬ人がいる、ということ。
    過去にその死を覆したこともあるけれど、おおむね「可」の裁定をくだす彼のことは読者みなが知っているから、いわゆる“温情”には期待しないで読むことになっている、はず。

    今回は、“良心を持たない人間”(25人に1人の割合でいるそうです。そんなに多いの?と慄いたり、案外そうかもね、と納得してみたり)に一人娘を殺された小説家・山野辺とその妻・美樹のところにやってきた千葉さんなのだけど、夫婦のどちらが死ぬのか、という方向に関心が行く前に、犯人の戦略に翻弄され、また、そこに人間界の常識に疎い割に歴史上のあれこれを見てきたように語る(だってほんとに見てきたんだもの、参勤交代とか、中世の瀉血とか)千葉さんが絡むことによって起こる笑いとかで、もう伊坂さんの掌の上。ただただ、犯人はどうなるの?この夫婦の復讐の思いは遂げられるの?、という気持ちに追い立てられ、せっせと読んでしまいました。

    しかも、今回は、ここのところの手違い(死なせなくていい人を死なせたという失策ですね。)があったとかで、死神という名の調査員たち(そうなんです、死神は単数ではない。人一人が死ぬ時には必ずそれぞれに死神がいる、という設定。これがまた物語に別角度からの奥行を与えて、伊坂さん、巧い!なんだけど)に、還元キャンペーンを持ちかける情報部。
    調査の結果、あと20年は死にませんよ、という太鼓判を押す権利を調査員に持たせる、という、うん、なんか変だけどそういうのもいいかもね、みたいな仕掛けを用意してあるのがね・・・・。




    ネタばれです。






    「マリアビートル」に出てきた怜悧but壊れた中学生・王子を思わせる犯人に、これ以上はないでしょう!といった罰を与え、その意外性にはホントに驚いたり、ひっそり喜んだり。


    こんなことは軽々に言っていいのかどうか、でも、言ってしまうのだけど、私も山野辺夫妻の立場だったら、死刑よりもこんな罰の方がずっと気持ちに合うと思います。

    • tsuzraさん
      じゅんさん、こんにちは(^ ^)

      この本、今予約中です。
      なのでネタばれの部分は読まないように気をつけて(注意喚起ありがとうございます!)...
      じゅんさん、こんにちは(^ ^)

      この本、今予約中です。
      なのでネタばれの部分は読まないように気をつけて(注意喚起ありがとうございます!)
      レビューを読みました。

      おぉまた連作短編かと思っていましたら1つのお話。
      面白そうですごく期待が高まってしまいます。
      楽しみです。
      2013/08/12
    • じゅんさん
      tsuzura様
      毎日暑いですね。お湯の中を歩いているような気分ですが、濃い影や青い空、西瓜や枝豆の美味しさが嬉しくて、夏っていいなぁ、なん...
      tsuzura様
      毎日暑いですね。お湯の中を歩いているような気分ですが、濃い影や青い空、西瓜や枝豆の美味しさが嬉しくて、夏っていいなぁ、なんて思っております。
      そうなんですよ、千葉さんが長編小説に登場!
      あの頓珍漢ぶりが妙に板に付いて、すとんと面白かったし、こうくるか!という話の展開に目を見張りました。(#^.^#) 早く図書館から来るといいですね。乞ご期待!でございます。(#^.^#)
      2013/08/12
  • 死神千葉さんの長編。
    相変わらず飄々としたマイペースぶりが面白い。
    人間に合わせようとするちぐはぐな会話に思わず微笑んでしまう。
    つい出てしまう人間離れした行動、特に最後の自転車をこぐシーンは見てみたかった。
    “ 地味に真面目に仕事をする浮力 " が好きな千葉さんは魅力的だと思う。
    最後、千葉さんの仕事は『見送り』ではなく『可』だったのだとちょっとしんみりした。

  • そうだそうだ。千葉ってこんな奴だった。
    と、懐かしい気持ちで読み終えました。

    伊坂さんには絶対的信頼がありますが、今回ももれなくぐっとくる結末で。
    こみあがるものがありました。

  • 今度は長編、千葉さんは出てくるけど話し全体としてはあんまり死神っぽくはない。

    小さい女の子を最悪の形で奪われた両親が犯人に復讐を果たそうとするお話で、この設定はどうも読むテンションを下げる。
    本の中の出来事だとしても嫌だよね。
    それでも、彼らが何とかして裁判で無罪を勝ち取ろうとする姿は悲痛であり、結果的に共感を覚えた。
    生死に無関心な千葉さん目線の語り口で冷静さが保たれたかな。
    後味は悪くありません。

    なんていうか、こういう話より物騒でもちょっと軽いノリで読める感じが好きなの。

  • なんか最後ウルッときたわ~

    なかなか時間が無く、ちょっとずつしか読み進められず、文章が体に入ってくれなかったんだけど、
    後半半分一気読み。
    本城みたいな人が近くにいたら怖い。
    だって山野辺さん、何も悪い事してないのに。
    箕輪さんがある意味キーマンかな。彼がいてくれて山野辺さんが救われると思うし。

  • 一度書いたレビューが消えました。再度投稿・・・


    あの千葉が長編で読める!

    前作「死神の精度」で、短編だった死神の「千葉」を一冊しっかり読めます。
    かなり、だいぶ、うれしいです。

    短編集ではありましたが、実はしっかり繋がっている、伊坂さんらしい仕上げの前作でしたが、今回もさすがです。

    事件の状況は、同じ娘を持つ親として読むに堪えられない。でありながら、得意の伊坂流な仕上げでサクサクと軽く読めます。
    軽いんだよね。でも軽薄とは違うんだよね。

    私的には絶対に、昔一緒に仕事していたと言う、あの親切な記者の○○君が最後の黒幕だと思ってました。これは、東野作品の読み過ぎか・・・
    だからと言って、簡単にアッサリ終わったかと言うと、そうでは無くしっかりと楽しませてくれました。

    同僚から借りて一気読みでしたが、コレ買ってもいいね。


    伊坂さん、「死神の千葉」シリーズ化して下さい。


    前作「死神の精度」のレビューはココです。
    http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4167745011

    • kickarmさん
      またレビュー消えてる・・・何なんだろ?
      またレビュー消えてる・・・何なんだろ?
      2013/09/19
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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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