本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784163823201
作品紹介・あらすじ
己を知るものほど強いものはおらぬ
天才信長の周囲に集まった者、五人のそれぞれの数奇な運命を描く歴史短編集。黒人奴隷の弥介、信長に父信行を殺された津田信澄など。
みんなの感想まとめ
歴史の中で生きた人々の数奇な運命を描いた短編集は、信長やその家臣たちの魅力を引き出しています。特に、あまり知られていない家臣たちに焦点を当てることで、新たな視点を提供し、彼らの栄光や苦悩、挫折を鮮やか...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
面白かった。信長やその家臣らを主人公にした短編集。あまり知られていない家臣にスポットがあたっているのが新鮮。そして未だ謎が多い本能寺の変の考察にはワクワクした。著者の丁寧な描写でどこまでが事実で、どこからが事実ではないかが、わからなりながら読了。
-
信長にまつわる5人5編の短編集。それぞれの短編の主人公が、他の短編に出てきたり、マルチアングル的な作りなっていたりもするが、登場人物やエピソードの設定がきちっと統一されているので、読んでいて興醒めすることなく、ぐいぐい一気に読める。いつものように、ハッピーエンドは全然ないんだけど、でも、スキッとした読後感を得られる良作だと思う。
-
今NHKであっている大河ドラマ『黒田官兵衛』と時代が重なって面白く読めた。荒木村重という人物の話が一番興味がわいた。
-
家康を殺そうとして逆手にとって光秀が信長殺した最近のせつは結構好き。
-
めちゃくちゃおもしろい。
必読書。 -
伊東潤さんの作品を連続で読みました。
今回の「王になろうとした男」は
この本に収録されている5つの短編のラストの題名。
と、言っても他の短編も織田信長という大きな存在で繋がっていて
このタイトルとリンクしてくるところがあります。
毛利新助(今川義元の首を取った男)
塙直政(秀吉、光秀より出世していた男)
荒木村重(信長に叛旗をひるがえし、生き残った男)
中川清秀(恩人村重を裏切った男)
津田信澄(信長に殺された弟の息子であり、最も従順な信長の親族)
彌助(信長に仕えた黒人)
信長や秀吉を描いた歴史小説の中で
脇の脇で出てくるような男たちが、
この小説ではいきいきと己の野望の中心として描かれています。
こんな歴史解釈もあるのかとうならせるような展開。
もう一気読みです。
恥ずかしながら、塙直政については全く知らなかったので
最初は伊東さんの作りだしたキャラクターなのかと勘違いしてしまいました。
彼を知ったことによって、ネットで検索しまくり
徳川家康、浅井長政との同盟を成功させ
途中までは秀吉や光秀を上回る出世し、九州の由緒正しき苗字「原田」をもらいながらも
最後は悲惨な最期をとげ、その後信長にその存在を抹殺された男。
もう正直彼のとりこになりました。
関連書籍を読みまくりたいそんな衝動です。
それ以外の男たちも魅力たっぷり
伊東さんが描いたこの歴史小説は自分に新たな発見をいくつもさせてくれるものでした。 -
-
短編集だけど、一つ一つが繋がっている。中々面白い。
-
1024読了
王になろうとした、は信長の奇想天外な発想に鳥肌がたった。
冒頭から少し落ち着くまでのソワソワ感、なんだなんだという感じが、弥助の追体験のようで快感。
弥助の圧倒的な身体能力、苛酷な奴隷時代、本能寺の描写など、映像でみてみたい。 -
【己を知るものほど強いものはおらぬ】天才信長の周囲に集まった者、五人のそれぞれの数奇な運命を描く歴史短編集。黒人奴隷の弥介、信長に父信行を殺された津田信澄など。
-
天下統一を進める織田信長に仕える家臣たちを描いたオムニバス作品。
実力主義で冷徹な織田信長。
当時としては独特の感性を持った君主の側にいる彼らは、それぞれがその胸に野心を燃やし、画策、裏切り、裏切られ、激動の戦国の時代でその命をかける。
豊臣秀吉や明智光秀といった超有名武将ではなく、毛利新助や原田直正や荒木村重といった、歴史に疎い私は初めて知った人物が描かれていて新鮮で面白かった。
かなり創作部分があるようだけど、史実を知らない私は違和感なく楽しめた。
こんなに激しい時代に、しかも織田信長の家臣として生きた彼らの運命は凄まじく、また、悲哀に満ちている。
そして、織田信長という人は、良くも悪くもすごい人だったんだと思う。 -
ぶんっぶんと信長さんに振り回された男のひと達のお話。
■ ■ ■ ■ ■
「王になりたかった男」がまさかの彼だとは。
いひょ~!
ただ、お話は、タイトルをぱっと目にしたときの「野心溢れてますよ!」ってのじゃないんだよ。
彼の孤独は計り知れなくて、ずっと気になってるひとなんで
余計 切なく余韻が残ったのかもしんないなぁ。
■ ■ ■ ■ ■
巻頭の『果報者の槍』も好き。
だけど、その間に挟まった3編は う~ん…。
パラレルもののSFだと思って読めばアリかも?
■ ■ ■ ■ ■
全巻を通して「身の丈」というものが気になってくる本だったなぁ。 -
信長をとりまく人々の短編連作。歴史に名を遺した偉人を、そこまで至らなく時代を通り過ぎた人の目で描く。面白い。短編でありながら、一貫したテーマがある。拍子になんか一人変な人が混じってるな、と思ったら、きちんと内容に関係があってびっくりした。
-
2014.3.12
読んでよかった!織田信長の周囲をかためる家臣の話。最後の表題作がやはり印象的だった。 -
信長の時代。
人間の素のところを描いた。
著者プロフィール
伊東潤の作品
本棚登録 :
感想 :
