11/22/63 上

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163824802

作品紹介・あらすじ

巨匠がまたもや代表作を生み出してみせた!過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!

感想・レビュー・書評

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  • 読了日 : 2024年1月6日

    物語の不要な肉付けが多すぎる。後半読んでないから分かんないけど、もし教師編が物語の核と直接関わる部分が少ないならあまりに長すぎる。

  • スティーヴン・キングのストーリーテラーとしての秀逸さが光る!
    二段組でめちゃ分厚いが、一気読み間違いなし!
    個人的に、キングの過去作品が本作にポツポツと出てくる点がニヤリとした。

    下巻も楽しみ♪

  • 「忌ま忌ましいローリング・ストーンズめ。」

    JFK暗殺の場所と時間はSAXONの緊迫感溢れる名曲'DALLAS 1PM'おかげで頭に刻み込まれたのはもうX0年も前のこと。
    そういえば日にちは知らなかった。
    確か、日本の衛星放送の1発めがケネディ暗殺のニュースだったとか小学生か中学生の時の社会科で習ったよな。
    なんて、思いながら2段組み500頁越えのまずは上巻に臨む。しばし、留守にする。後は頼むという気持ちだ。

    久々に読んだスティーブン・キング、そのアメリカンテイストたっぷりなタイムスリップものは面白かった。
    読書開始時より、苦痛なくサクサク読み進められた。
    きっと映画化されるであろう時のオールディーズ満載のサントラは良いアルバムになること必至。いまから楽しみ。楽曲を脳内再生して古き良きアメリカ、ディズニーランドライクな物語世界をノスタルジックな気分に浸り辿っていた時にスっと差し込まれるBLMな場面にドキッとした。
    「両側に蔦漆のある小道を。川にわたされた1枚板を。」

    そして、上巻クライマックスの'ホンキー・トンク・ウイメン'がもたらしたセイディーへの決定打。
    ジョージ(ジェイク)についての「宇宙人みたいな違和感」というのはジギースターダスト?1958年から1963年というのは、'ファイブイヤーズ(5年間)'じゃないか!
    え?!セイディーとドリス・ダンニングが似てるって?なんだって??なに???不穏を匂わせて、つづく。

    では、下巻を読み終えた時にまた。

  • 表紙がちゃんと並ぶように、下巻から先に登録してみた。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00526093

  • 読みたいと思いつつ、中々読めていなかったキングの長編。なにせ2段組500ページ強の上下巻構成のボリューム。キングの長編ならそのくらい普通かもしれませんが、ちょっと気合が必要と手をつけられていませんでした。
    過去につながる穴の存在とケネディー暗殺の阻止を頼まれた主人公。正確にはテーマも主人公の条件も違うことは承知でも、つい『デットゾーン』を思い出してしまい、どう展開していくのか興味がありました。
    感じとしては、序盤から飛ばしていく感じで、いつものここは我慢して読み込む期間がない感じでした。ケネディー暗殺の前に、過去の改変に挑むイベントが用意されていることのためと思います。しかもデリーが登場し、邪悪さを出すだけでなく、子供達の内、二人が登場し絶妙なスタンスで話に絡んでいくのも楽しめました。物語中にはショーシャンク刑務所も会話に出てきたりと、ニヤッとさせる部分も目立ちます。
    また、歴史がわかって活動しても救われないことでの悲しみを感じる場面は、何か力があっても苦しむことがあると言うキングの話らしく感じます。
    特に人の善意と悪意が、誇張されているにしても、対比的に描かれることで、人の善意の部分がよく描かれていて、よかったです。もちろんアクション系は、ホラー要素も含まれていて、その辺もキング調です。

  • 図書館のカウンターに届いた上下巻それぞれが500ページ超えの本を見たとき、「絶対に返却期限内に読み終えることはできない」と空恐ろしくなったけれど、あらあらびっくり!
    導入部分はなかなか進まず、途中で投げ出すんじゃないかとも思えたけれど、そこからはやめられない、止まらない。

    高校教師のジェイクは、行きつけの食堂のおやじに信じられない依頼をされる。
    食堂の奥には密かに1958年9月19日に通じる穴があって、1963年11月22日のジョン・F・ケネディの暗殺を阻止せよ。ケネディが生きていたらベトナム戦争は起きずに、多くの犠牲を払わずに済む。ただし、一度現在へ戻り、再び穴を通って過去へ行けば、それまでの変化は全てリセットされる。

    穴を通って過去で生きたジェイクは、1958年から1963年までの間に、暗殺犯のリー・オズワルドの単独犯である確証をつかむ。そして過去の人々と交流し、影響を残し、セイディーという女性と恋に落ちる。
    ジェイクはケネディ暗殺を阻止できるのか?
    セイディーとの恋の行方はどうなるのか?

    本の題名は11/22/63でケネディ暗殺阻止をテーマに描かれてるようだけれど、そうではない。過去のほんのちょっとした行動が未来にどんな影響を及ぼすのか。愛する人を救うためにするべきことは何なのか。

    返却期限を気にせず、もう少しじっくり読んでみたかった。電子書籍にもなったから、いつか再読しよう。

  • おっもっしっれぇ〜!!!キングの長編が読めて幸せ!

  • ホラーの巨匠が50年前のケネディ暗殺を取り上げる。時間旅行者がケネディ暗殺を阻止しようとするが、過去は強硬に抵抗する。60年代の古きよきアメリカを舞台に描かれた物語。読み始めるとやめられない。

  • 過激な描写があり、読んでいて辛かった。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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