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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (527ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163824901

感想・レビュー・書評

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  • 2023.1.3読了。
    新年早々、感涙のあまり自宅が床上浸水してしまった。キングさん、どうしてくれる!(笑)
    そしてやはり人生、一回きりだからこそ面白いんだろうな、と。こんな狂気の沙汰、何回も繰り返してらんないよね(笑)

  • 上下巻分冊構成の小説の場合、上巻はワクワクドキドキハラハラジェットコースターの上り坂、下巻は一挙に落下してゴールに辿り着くイメージがあるけれど本作もその通り。
    史実を変えない結末になるということは読む前から想像できたけれど、そうなると作品的にはバッドエンディングになってしまうワケで、どうやって展開して決着をつけるのか非常に興味があった。
    さすが稀代のストーリーテラーそう来たか。巧い。
    タイムリープものだと必ず矛盾点を指摘してしたり顔する輩が湧くんだけど、それ無粋。かつ、楽しみ方間違ってるから。
    既にドラマ化されてたんだー。
    いま(2022年1月)、どこのサブスクで調べても観れるとこないみたいなんだよなぁ。観たいな。明日また調べてみよっと。

  • イン・ザ・ムードって曲名は知らないけど、聴いたらわかった。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00526094

  • ケネディー暗殺を阻止すべく、リー・オズワルドを監視しながらも、別の生活の中で、最愛の人を見つけたジェイク。暗殺が迫る中、改変を阻止しようとする歴史の力は、数々の悲劇を及ぼす。その中で、暗殺阻止のため、ジェイクはダラスに向かう。
    ケネディー暗殺阻止に向けての実行犯オズワルドの観察とともに、ジョーディーでの教師との生活も描かれるが、その中で秘密を抱えた者のあかせない苦しみも表される。悲劇が予想できるが故に取る行動で訝しがられ、避けられるといったこと、想定しながらも防げない悲劇、自らへの妨害。あらゆることが起きる中、献身と愛情が物語を明るい方向に持っていこうとするのがよかった。
    暗殺阻止に近づくにつれ、歴史の妨害は、壮絶になっていき、その点はある意味キングの真骨頂と言うべき描写が多い。自分の身に降りかかっているような描写が、直接・関節共に続く。
    果たして暗殺阻止はどうなるか、そしてその後は?
    デットゾーンでは、架空の未来を予知した人間がどうするかに対しての話だったが、今回は実際の歴史に絡むネタについて、どう描くかが、気になっていた点だった。
    結果として、希望や優しさを感じさせるラストになっている。そう感じさせるのは、そこまで描かれてきた人の結びつきがあるからこそで、そのために念入りに描かれていたのだなぁと、最後に感じた。
    清々しい終わり方で、じんわりとくる、そんなラストでした。

  • ケネディ暗殺の真実がどうだったのかとか、ケネディがあそこで斃れなかったらどうなっていたのかとか、アメリカ人には世界を揺るがす大問題なのかもしれないけど、あまり興味ないし、それでこの本は長いことスルーしていた。

    一応タイムトラベルものになるので、そこはキングさん、読み始めてじきに、ああやっぱりこの人はストーリーテリングの天才だなあと思わせられる。アイディアもだけど、語り方が上手すぎ。
    でも中盤、ケネディ関係のことがずっと続くので飽きてしまった。キングさん、この問題は結構シリアスにリサーチしたようで、細かいんだもの。最後の方でようやくまた主人公の人生が動き始めて面白くなるけど……どうなんだろう、少しメロウな展開だった。

    まあ、いつもどおり楽しい時間を過ごさせてもらいました。
    途中、デリーの街がちょこっと登場するので、ヴェヴァリーファンはちょっと嬉しいかも。あの夏を思い出すね。

  • 堪能。大満足です。

  • ホラーの巨匠が50年前のケネディ暗殺を取り上げる。時間旅行者がケネディ暗殺を阻止しようとするが、過去は強硬に抵抗する。60年代の古きよきアメリカを舞台に描かれた物語。読み始めるとやめられない。

  • とにかく長い(笑)
    色々とてんこ盛りで飽きさせない…と言いたいところだけれど、やっぱり長いものは長い
    だけど最後に切ない感動が待っていた。
    この切なさを十分に堪能するためには、やっぱりしっかり読まなくてはいけないわけで、飛ばし読みできません!
    ケネディ暗殺に関して、どこまで史実に忠実なんだろうと気になって(といっても所説あって何が真実かわからないけれど)思わず調べてしまった
    全ての登場人物が本当にいそうな雰囲気で、やはり筆力がすごい。

  • ラストシーンの美しさが切ない余韻を残す。
    登場人物の中ではオズワルドの妻マリーナがすき。三人娘との交流、別れ際に手を振るシーンが大好き。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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