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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784163825403
作品紹介・あらすじ
相撲好きの少年は、相撲記事となれば、小さな三面記事まで切り抜かずにはいられない。相撲中継に夢中で勉強は一切しない。自分の体格に見切りをつけ、行司の道を選んだ彼は、砂と汗にまみれたエキサイティングかつ単調な青春を送る――第149回芥川賞候補作。併録「乾燥腕」は第110回文学界新人賞受賞作。ひとり暮らしの若い男の、不快と、それと背中合わせの奇妙な悦びを描き、独特のおかしみを醸し出している。
みんなの感想まとめ
行司としての道を選んだ少年の成長と葛藤を描いた物語は、相撲の裏側に潜む厳しさと美しさを鮮やかに浮き彫りにします。主人公は、力士たちと共に巡業を回りながら、彼らの真剣な姿勢や、時には暴力がコミュニケーシ...
感想・レビュー・書評
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汚い嫌い
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行司の青年が主人公の物語です。
行司とは、大相撲で「のこった、のこった」と言っている人のこと。
大相撲のこともほとんど知らないけど、行司のことはもっと知らなかったな、というのが一番の感想かもしれません。
彼は相撲部屋に住み、力士たちと巡業をまわり、力士と同じ土俵に立ちます。
相撲は力士同士の戦いっていうイメージがあるけれど、もしかしたら行司も含めて土俵の上にいる3人が呼吸を合わせて勝負をしているのかもしれません。
行司は勝負を裁く人でもあるけれど、同時に盛り上げて二人が常に公正でいられるような間合いを保てるように気遣う人。
そんな人なのかもしれません。
小説は行司が中心ではあるけれど、当然力士の生活も描かれています。
八百長問題が取り上げられたこともありますが、そういう人たちだけではなくて、
まっすぐに真剣に頑張っている力士たちもいるんだなということがわかってほっとしました。
それから、相撲界に蔓延している暴力の片鱗。
行司でも兄弟子に殴られて叱られている描写があって、しかも、それをされなくなるのも寂しいというようなことも書いてあって、そうすることがある意味でコミュニケーションになっているんだなということがわかります。
主人公の名前が付けられていないことから推測すると、それはその主人公だから起きていることではなくて、そこにいる誰でもが体験している日常なんだなと思うと少し怖かったです。
自分の知らない世界が見れた小説でした。 -
力士の道を諦め行司として相撲部屋に入門した主人公。閉鎖的で厳しい裏方の世界を内側から淡々と描く稀有な青春小説。
本当に未知の世界。元行司の著者の実体験に基づいた描写で、土俵上でしか触れられない肉体の衝突や息遣いを端的な言葉で紡いで魅せてくれます。 -
図書館で借り、読了
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御飯時に読んではいけない
とても読みやすいけれど
食べ物にすごく綺麗に完璧な美しさでカビが生えているのを見るような
感覚的な嫌悪感と綺麗さがあると思いました -
【砂と汗にまみれた青春、第149回芥川賞候補作!】相撲好きが高じ少年は行司になった。激しい稽古、間延びする自由時間、やめていく若手……角界の裏方の生態を描く、斬新な青春小説。
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装丁に惹かれて衝動買い。
行司という馴染みない仕事に就く青年の日々を描く「すなまわり」、少し破綻した青年の日常を描く「乾燥腕」。 読みやすい文体。 たまにはこういう本もいい。 -
表題作は行司の日常生活が垣間見れる面白い内容で、力士のナマの姿も知ることが出来るある意味で貴重な作品だと思う.「乾燥腕」は後宮と渋谷が主な登場人物だが、虫が沢山出てきて何かぞっとする内容だ.しかし、何を表現しているのか結局つかめないまま読了した感じだ.
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元大相撲行司が描いた行司が主人公の小説。乾いた感じがある。入り込めないが読んでしまう、不思議が感覚の小説だった。
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