まほろ駅前狂騒曲

著者 :
  • 文藝春秋
4.15
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  • (17)
  • (3)
本棚登録 : 3651
レビュー : 455
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163825809

感想・レビュー・書評

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  • この人の軽やかでユーモアにあふれつつも含蓄が深いエッセイはとても好きですが、小説は読むのに時間がかかってしまいます。
    『舟を編む』とは正反対と言ってもよいほど、奇天烈がキャラクターが跋扈するこのシリーズを読むのは3作目。

    これまで、サブキャラに振り回され系の主人公が唯一感情移入できる人物でしたが、話が進むにつれ、ストーリーに流されすぎになってきた気がして、今回は少し不自然さを感じました。(久しぶりにシリーズを読んだためかもしれませんが)
    加えて話のボリュームについていけず、後半はかなり流し読みしてしまいました。

    それでもこれまで謎だらけだったサブキャラ、行天の思わぬ過去がわかったため、スッキリ感はあります。
    どこを向いても強烈な個性の人物ばかりがひしめく作品。
    それを上手に共存させているところにリアリティが感じられ、作家の筆力を思います。

    考えてみれば、何でも屋というのは因果な商売で、依頼された仕事は「何でも」こなすのが当たり前。
    そのため、さまざまな面倒やごたごたの元となるやっかいな依頼が、彼の元に運び込まれます。
    人のいい人助け気質と、ことなかれ主義と、巻き込まれ属性を持つ主人公なので、引き受けては騒動に巻き込まれることに。
    行天が、頭の回転が速く、加えて何を考えているかわからず、さらになにをしでかすかもわからない人物というのが曲者です。
    主人公は、じっくり考えて動くタイプ。二人のテンポが違うため、これでは振り回されてしまうのも仕方がないでしょう。

    まほろシリーズはどうもこれで最終となりそうな内容。
    都会過ぎない都市の住みやすさと煩わしさがよく描かれていました。
    登場人物はそろいもそろって独特のキャラクターですが、基本、みんな気のいい人ばかり。
    最後は後味よくハッピーにまとめられていました。

  • 2017/5/5
    帰ってきてよかった~
    ホッとした。
    だって寂しいじゃない。
    しかもお隣で探偵ですってよ。
    いない間は多田の彼女の家にいたってなんだそれ。
    続きも楽しみです。

  • 映画見たいなー

  • 4.0 愛すべきまほろ市民。

  • 映画は公開時に矢も楯もたまらず観て、小説はようやく手に入れて読了。
    もちろん「便利軒」と「番外地」はそれぞれ読了、観賞済み。
    だから、まほろでの懐かしい面々との再会がまずは嬉しい。
    そして、平成の『傷だらけの天使』こと多田と行天のやさぐれ感に男心をくすくぐられる。
    こういうチンピラな生活に憧れるんだよなオトコってヤツはさ。
    本を読みながら呑む安酒と適当な肴の味も三割り美味い。
    表向きはお気楽でハチャメチャなドタバタストーリーなようでいて、底には脛に傷持つ男達の繊細で複雑な感情がこれ以上はないと思われる程に的確でビビッドに描き込まれている。
    しをんさん、さすがです。

  • ギョーテンに 振り回される タダさん!! 二人にかかれば どんな 難解事件でも 解決!?
    この 物語は ギョーテン中心に 回っているね♪

  • まほろ駅前シリーズ第三弾。とにかく、多田と行天の掛け合いが面白い。第一弾ではチワワが、今回は行天の子供が二人をより接近させる。行天の発想に驚きながら楽しんで読んだ。

  • まほろこれで終わりなのさびしい。またいつか続編出てほしい。

  • シリーズ3冊目となれば、飽きそうなものだが、次々と騒動がおこり、面白かった。爺さんのハイジャックはありえないが、それぞれのキャラクターが際立ってすごいいい。

  • 2014.1 読了

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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