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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784163827308
作品紹介・あらすじ
現代日本文学とは何か? 刺戟に満ちた同時代の作家たちを論じた第十巻。
石川淳の小説は「明治末年の文学革命に対する思ひ切つた反抗」。吉行淳之介「暗室」は「伊勢物語」と比較される。「司馬の作風は本質的に喜劇を狙つてゐる」と論じる「司馬遼太郎論ノート」。昭和30年代に8人家族で東京に暮らす松本清張家・その老いた父と子の関係を糸口にして清張作品を論じた「父と子」。大江健三郎の「神話としての自分史」、「ロマンスのもっとも極端な形」である村上春樹作品……
文芸評論はまじめで深刻なものでなければならないという旧弊な思い込みを退け、まず作品を丁寧に読み、小説の方法や構造、文学的冒険をきちんと論じ、新たな文芸批評の形を作り上げた丸谷さん。知的でわかりやすく、ユニークな視点から書かれた画期的作家論の集大成。
「未来の日本語のために」「ゴシップ的日本語論」「近代の言葉をめぐって」などの主だった日本語論も収録。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
現代日本文学の深淵に迫る作品で、同時代の作家たちの独自の視点や作品を丁寧に論じています。石川淳や吉行淳之介、松本清張といった作家の作品が取り上げられ、それぞれの文学的冒険や方法論が新たな文芸批評の形を...
感想・レビュー・書評
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日本語作家論もさることながら、何より、「ゴシップ的日本語論」が秀逸だった。
昭和天皇に対する日本語教育が不十分だったがゆえに、日本は戦争に突入したという見方に驚いた。驚いたものの、妙に説得力があるのだ。
ソクーロフ監督の「太陽」で、イッセー尾形演じるヒロヒトが、「あ、そう」と呟くシーンを思い出した。
この島国は、あらゆる側面において、窒息しやすいのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【現代日本文学とは何か? その光と影に迫る】石川淳・吉行淳之介・大岡昇平から松本清張・司馬遼太郎・村上春樹まで――新しさと刺戟に満ちた同時代作家論と、日本語論を収録。
著者プロフィール
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