陰陽師 蒼猴ノ巻

  • 文藝春秋 (2014年1月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784163900001

作品紹介・あらすじ

美しきかはひらこととなり、飛び去った財宝。

困惑した屋敷の主は、晴明に使いを出すが――。



突如都に現れ奇態の技で評判の男・韓志和の顚末を記した

「からくり道士」をはじめ、アナウンサー渡辺真理さんからの

お題「桃」をテーマした道満大活躍の短編「仙桃奇譚」、

晴明、博雅、蝉丸が、琵琶湖に舟を浮かべ月見をしていると、

ふしぎな島へと吹き寄せられ、美しき女人に巡り合う「月の道」など

稀代の陰陽師、安倍晴明と笛の名手で心優しき源博雅が、平安の都に起きる怪異に挑む、蝉丸、露子姫、賀茂忠輔、蘆屋道満、藤原兼家と

オールスターキャスト、今回も、心行くまで〈幽玄〉と〈あはれ〉を

味わえる全十編



稀代の陰陽師・安倍晴明と心優しき笛の名手・源博雅が、

都を跋扈する百鬼夜行や不思議のことに挑む人気シリーズ。

みんなの感想まとめ

多彩な短編が織りなす幻想的な世界が魅力的で、安倍晴明と源博雅のコンビが再び平安の都の怪異に挑みます。ファンタジー色が強まった今作では、博雅の笛の音色が神々をも感動させるほどに成長し、四季の移ろいが美し...

感想・レビュー・書評

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  • いゃ〜、今回も良かった!
    今回は怖い話よりもファンタジー色強めかな?
    博雅の笛はついに神様たちも感動させる領域に!
    私も聴いてみたい。
    いつもながら四季の移ろいを見事に表現されているのが素晴らしい。
    あとがきにもあるような朗読と音楽の融合に陰陽師が選ばれるのもわかる気がする。
    話の内容は土瓶師匠のレビューをお読みください♪オススメです!

    • 土瓶さん
      hibuさん!

      1Qさんにはたびたび放つ技ですが今回は出しますよ。
















      ...
      hibuさん!

      1Qさんにはたびたび放つ技ですが今回は出しますよ。








































      \(゜ロ\)シショウチャウワー!!(/ロ゜)/チャウワー!!
      2024/11/15
    • hibuさん
      すいません!欲しがりなもので…
      すいません!欲しがりなもので…
      2024/11/15
  • 短編集のシリーズ第十一弾。

    ・鬼市
    ・役君の橋
    ・からくり道士
    ・蛇の道行
    ・月の路
    ・蝦蟇念仏
    ・仙桃奇譚
    ・安達原
    ・首をかたむける女
    ・船

    今回も安定の良さ。
    なんていうか滋味深い。優しい味で栄養価の高い雑炊かお粥を食した感がある。
    獏さんの作品の中ではホントに異色だよな~。
    魔獣狩りシリーズなんか読んでる人からは信じられない風味だよね。餓狼伝なんか真剣の殴り合い、壊し合いだよ。「おきゃぁぁぁ!!」とか叫んでうんこ漏らしながら狂ったように相手をぶっちめるんだよ。みちみちと嫌な音を立てて関節を破壊するんだよ。それに比べてなんていう静かな空気感。ゾッとする話もあるっちゃああるけど、全体的に優しさや美しさ切なさや世の無情に溢れている。

    こういう作品はまとめてドンと読むより、内容がキツい作品の合間なんかに挟みたいとこです。

    今回は珍しく

     「ゆこうではないか、博雅」
     「う、うむ」
     「ゆこう」
     「ゆこう」
     そういうことになったのである。

    この黄金パターンが崩れた話がひとつあって笑った。

     「ゆくか」
     と晴明に問われ、
     「いや、ゆ、ゆけぬ……」
     と博雅は答えていたのである。

    そりゃたまには行けないときだってあるわな(笑)

    珍しいと言えば、いつもは泰然自若としている晴明が迷いを見せた話もよかった。

     「これで、よかったのかな、博雅よ……」
     晴明は、ぽつりとつぶやいた。
     「むろんじゃ……」
     博雅は言った。
    (中略)
     「おまえは、よい漢だな……」
     低い、小さな声で晴明は言った。

    う~ん。晴明にとっても博雅の存在はありがたいものなんだろうな。

    斉天大聖孫悟空の西王母の話やら、鬼婆の話まで絡んでくる今作。印象に残ったのは一番なんてことのない短い話の「首をかたむける女」だった。

    表紙は、虫愛ずる姫こと露子姫。金色に光るてふてふに囲まれて喜んでる図。

    • 土瓶さん
      マキさん。
      全然難しくないです。楽に読めますよ。
      短編だし、人が連続で閉ざされたとこでドバドバ死んだりはしませんが♪
      マキさん。
      全然難しくないです。楽に読めますよ。
      短編だし、人が連続で閉ざされたとこでドバドバ死んだりはしませんが♪
      2024/09/26
    • 土瓶さん
      1Qさん。
      このシリーズは一度止めたらどこまで読んだかが分からなくなってしまうので、一気にいったります!!
      1Qさん。
      このシリーズは一度止めたらどこまで読んだかが分からなくなってしまうので、一気にいったります!!
      2024/09/26
    • 土瓶さん
      おびのりさん。
      映画化されるとヤツラは急にやりよるよな。
      まあ、しばらくしたらいつの間にか戻ってるんだけど、麻疹みたいなもんと思って諦め...
      おびのりさん。
      映画化されるとヤツラは急にやりよるよな。
      まあ、しばらくしたらいつの間にか戻ってるんだけど、麻疹みたいなもんと思って諦めるしかないの~。
      期間限定のデコだと思えばいいのよ。
      最近達観しました。
      2024/09/26
  • いつもどおりの二人である。と、この安定感がホッとします。このまま、永遠に続いていくであろうお話です。今でも一条戻り橋のそばでは、きっと、二人が盃を交わしているだろうと信じられるお話です。
    読みはじめはあっさりしていて、あとの話が待ちきれず、次へページを進めさせ、おしまいには甘さと美しさで全体の余韻を響かせ、あぁ、そうか、この1冊で、きちんとしたフルコースの仕立てですね。
    とても、満腹。だけど、すぐに次の食事がしたくなります。
    「お前もよい漢だなあ……」ということで。

  • 陰陽師シリーズ好きです。安定ですね。
    陰陽師特有の不思議な雰囲気、ゆったりとした時間の流れ等、、、が文章からこんなにも伝わってくるのは凄いですね。
    短編集とシリーズものが苦手な私でも陰陽師だけは大好きです。

  • 仙桃奇譚がよいです。度々、厄介事に絡んでいる蘆屋道満が、今回はちょっといい感じです。
    この人、時々かっこいいよね。

  • 『役君の橋』で珍しく博雅が仕事で「いや、ゆ、ゆけぬ...」って返答せざるをえなかったのが面白かった
    『安達原』はたぶん歌舞伎の黒塚が元ネタなのかな
    たまたま前日、黒塚の解釈漫画読んでたからこの作品読んでビビッと来たんだけど本の神様の導きすごい

  • 短編が10編。いずれも面白い。 怖い、おそろしい話よりも不思議な話という感じがおおいか。

  • 2017.06.04.読了。

    鬼市
    役君の橋
    からくり道士
    蛇の道行
    蝦蟇念仏
    仙桃奇譚
    安達原
    首をかたむける女
    の短編からなる。

    やっぱり博雅が素敵。
    是非 葉二 聞いて見たいなぁ。

    なんだか段々蘆屋道満がいい奴に思えてきた。

  • 安倍清明と源博雅、蘆屋道満の物語が詰まった短編集。 まずは表紙の露子姫の可愛らしさと美しさに目を惹かれた。 露子姫が出てくるのは「からくり道士」という話で、お気に入りの一つである。 宝石珊瑚や瑠璃から生まれた蝶はどんなに美しいものか、つい想像してしまう。 他に源博雅のみが出てくる「首をかたむける女」は実に博雅らしく、不思議なことも自然のことと受け止め、飲み込むからこそ清明は彼のことを「良い漢」と評するのだろうと感じた。

  • 仙桃奇譚が好き

  • 20

  • 2012〜13年に「オール讀物」に連載された10話の単行本化で、シリーズ14巻目。

    いつものとおり、晴明が笛の名手源雅博と世の不思議について語り、問題を抱える人の頼みでその問題を解決するわけだが、マンネリに陥らず、軽くて楽しい。

    今回心惹かれたのは、年に一度竹生島の弁財天が琵琶湖北岸の泣沢神社の女神に会いに湖上の月に道を通うのを助ける「月の路」、時が満ちて今年最初に生まれる子らが雅博の笛の音で生まれたいと懇望していると言われて、雅博が雲の上で吹くときらきらと生まれていく「首を傾ける女」。

  • 美しきかはひらこととなり、飛び去った財宝。
    困惑した屋敷の主は、晴明に使いを出すが――。

    突如都に現れ奇態の技で評判の男・韓志和の顚末を記した
    「からくり道士」をはじめ、アナウンサー渡辺真理さんからの
    お題「桃」をテーマした道満大活躍の短編「仙桃奇譚」、
    晴明、博雅、蝉丸が、琵琶湖に舟を浮かべ月見をしていると、
    ふしぎな島へと吹き寄せられ、美しき女人に巡り合う「月の道」など
    稀代の陰陽師、安倍晴明と笛の名手で心優しき源博雅が、平安の都に起きる怪異に挑む、蝉丸、露子姫、賀茂忠輔、蘆屋道満、藤原兼家と
    オールスターキャスト、今回も、心行くまで〈幽玄〉と〈あはれ〉を
    味わえる全十編

  • 夢枕さんの『陰陽師』は、昔話で知っているネタをうまくアレンジしてくれるのが面白いよね。
    この巻に収められている『安達原』とかも、鬼女伝説を良い感じで楽しませてもらえました。
    四季折々の草花が風情を醸し出しているところも好き♪

    らじももっと自然と会話ができる落ち着いた生活がしたいなぁ~。

  • 「ゆくか」「い、いや、ゆけぬ」
    パターン化してるからこそ際立つ可笑しさ。晴明さん、わざとだろうと笑える。
    今回出てくる依頼人?は各々がある種の傲慢さ?を発揮して、痛快劇みたいなものを感じたり、本人と関係ないとこで、解決したり。
    「蛇の道行」で晴明さんが悩んだように、どうにもならない自然のもの、ルールみたいなものがあるんだなあ、としっとりした感じに。
    それにしても「からくり道士」の、照れる志和さんがかわいい。

  • ちょっとしょんぼりする話が多かった
    猿はなあ、、あまり近寄りたくない

  • 晴明と博雅、時々道萬。やはりこの独特の雰囲気が好き。博雅が笛をよく吹いてくれる。「安達原」の冒頭部分が本当に幻想的で煌びやかで素敵。「首をかたむける女」も怖い話と思ったら。人ばかりでなく神仏も鬼も博雅にメロメロ。それでいて驕ることのない博雅。「蛇の道行」の終盤の博雅と晴明のやりとりも、少し珍しく気落ちする晴明を慰める博雅が、やっぱいい漢だな!と。あと今回初めての「ゆ、ゆけぬ」に笑った。こういうパターンもあるのか!

  • 陰陽師シリーズ。

    「ゆ、ゆけぬ」の博雅が新鮮、かつ可愛し。「ゆこう」「ゆこう」が良い意味でザ・マンネリになってるからだろうな。道満も良い感じで活躍しているし、青猿もまた出てきそうな感じ?30年近く続いているシリーズだけれど、まだまだイケると太鼓判。

  • もう安定。
    がっつり晴明の本領発揮かと思いきや、意外と自然の気配や季節の移ろいを楽しむ巻だった。

    晴明と博雅のやり取りが、阿吽の呼吸のようで、ついにやにや。

    陸奥からやってきた蛇の話は、晴明でもどうにもできない自然の理があるんだなと実感した話でした。

  • 毎度おなじみ、安定の陰陽師シリーズ、年に一回くらい読みたくなり探すと新刊が出ている嬉しさ。
    不思議で切なく四季折々。
    「呪の話」はつかみネタなのかも。
    今回は、博雅が一緒に行けない!(俺、宿直だわ~的な)という所に酷く驚く!(別に驚く所でもなければ、だからと言って困ったことがあったわけでもない・笑)
    青猿もまた出るのかも・・・。
    なんにしても、今回も良かった。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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