ハーバード戦略教室

  • 文藝春秋 (2014年1月30日発売)
3.81
  • (13)
  • (28)
  • (17)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 220
感想 : 21
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784163900124

作品紹介・あらすじ

世界最高峰、ハーバード・ビジネス・スクールに、リーダーだけが入学を許される「秘密」講義がある。年間売上が約10億円~2000億円の企業の創業者、オーナー、経営者だけが受講できるプログラム。

テーマは「戦略」だ。

そこでは、世界中から集まった現役リーダーたちが、企業戦略をいかに練り上げるかを熱く議論し、実際のビジネスの現場へ応用する。そして成果をフィードバックして再び討論するという、超実践的な戦略論が繰り広げられているのだ。



著者は、20数年にわたってハーバードで教鞭を執る教授であり、この伝説的な「戦略教室」の担当教員を務める。本書は、まさに門外不出のこの講義の真髄を、初めて書籍化したものだ。

世界最高のビジネススクールの、それもエリートたちへの講義だからといって、難解な机上の経済理論が戦わされるわけではない。あくまで具体的な有名企業のケーススタディで、どうやって戦略が成功し、また失敗するか、戦略をいかに実現するのか、それを率いるリーダーの資質とは何なのかといった議論が、生き生きと語られてゆく。



著者は戦略の立案者とリーダーは不可分だと主張し、そうした指揮官を「ストラテジスト(戦略家)」と呼ぶ。いかにして、この危うい時代を生き抜く戦略を立て続け、世界と伍する、価値あるビジネスを築くのか。エリートだけに伝えられてきた、最高のストラテジストになるための知恵とメソッドを初めて明かす、熱い一冊。全ビジネスパーソン必読!

みんなの感想まとめ

経営の本質に迫る本書は、戦略の立案とリーダーシップの重要性を実践的に学ぶ機会を提供します。特に、エリートたちが集うハーバード・ビジネス・スクールの「秘密」講義をもとに、具体的な企業のケーススタディを通...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  本書で、経営の本質的な部分に立ち返ることの重要性に気付かされました。
     内容が簡単に述べられているため、経営に携わることのない私でも、会社を動かす際の経営者・戦略家の考え方に触れることができました。
     将来的に役に立つ内容となっているため、これからの人生で多く読み返すことになると予想できます。

  • 図書館で何気なく借りて読んだ本だが、思ったより面白かった。ストーリーが授業を受けているかのような展開で飽きずに読めるし、いかにストラテジストたるかを考えさせられるよい本。

  • 従来のような単に競合に打ち勝つための戦略を再考できる。それは例えば価格などの単一要素ではなく、きちんと自社の顧客を捉えて、彼らに魅力的に映るような価値を最大限提供し続けているかということである。そのプロセスの中で、目標(=自分たちが何者であるか)と、戦略(目標に従って形成される価値創造システム)を活用するのである。

  • 「あなたの会社がもし今日なくなったら、明日世界は変わるだろうか」という問いの意味とは何かが説明されている。

    現実的に自社の分析をしなさいということが基本的な方針として主張されている。それが自社の目標とシステムを作り出す地盤になるのだから、というのがその理由。

    もともとがそれなりに業績を出している会社のトップ層を対象にした講義の内容。そうした層に属さない人間が読むことで何が得られるのだろうか。(反語ではない)

  • イケア、グッチ、アップルなど身近な企業の事例が紹介されているのが良いと思うが、内容的にはどこかで聞いたことがあるような話が多く、あまり印象に残らず。

  • ・業界選択が重要(インダストリーエフェクト)
     -構造的に厳しい業界では優れた経営者も勝てない
    ・良い目標は他社との峻別を明確にするものであり、企業の行動を導く羅針盤
     -独自性の喪失は破たんを招く
    ・希少性はブランド・技術力・巨大資本で前の2つが特に大事
    ・目標を定め、実行を行う組織・仕組み作りが肝要
     -戦略の輪の作成が有効
      ✔真ん中に戦略を、周辺に活動/資源を記入
      ✔現状を把握し、どう変えられるかを考える
    ・競争上の優位はいずれ失われる。ゆえに戦略は変化しなければならず、価値を付加し続ける必要あり
    ・4つのKey Questionを繰り返す
     -自社の存在意義
     -自社の独自性
     -自社の模倣可能性
     -戦略実現のための具体的ステップ

  • ・ その業界が問題を抱えているかどうかではなく、新規参入者に取って、どの問題がどんな意味を持っているか
    ・ 業種の魅力度を見極めるフレーム 企業間の競争意識、供給業者の影響力、客の影響力、参入障壁と撤退障壁、代替品(ハーバード戦略教室P47)
    ・ 「目標」≠「競争上優位」戦略とは独自の方法で市場のニーズを満たし、ステークホルダーに利益をもたらすためのもの
    ・ 経営者は自分の企業に取っての最前を考えるだけでなく、他社への影響へも気を配るべきだ。
    ・ 「値段以上の価値」を提供し、狙いとする顧客層を引きつけるにはどうしても値下げを断行しなければならなかった。「少々利益が減ってもかまわない。むしろ恐れるべきは臆病さだ。臆病さは戦略の刃先を鈍らせる」
    ・ 目標に近づく「アイデンティティの付与」(流行の最先端、高品質、値段以上の価値を目標にしたグッチ)
    ・ 考えていることをただ口にするだけではいつまでたっても形にならないが、書き出していくことによって思考に骨組みが生まれ、秩序がもたらされる。
    ・ 優れた戦略は企業の目標、競争の手段、優位性をはっきりと語っている。(誰に対して/どのような商品・サービスを提供しているか/他社と何が異なり、何が優れているか/その原動力となっているのは何か←簡潔で短く具体的。曖昧な言葉を用いない。読んだ時点でその会社の戦略だとわかる。
    ・ 私の会社は世界に何をもたらしているか
    ・ それは重要で我が社独自のものか
    ・ その独自性は気象でまねしにくいか
    ・ 明日重要な存在になるために、今日、何をすべきか
    ・ 新しいことを避ける人と違って「行動の人」は心の中に変化を拒む障壁がない。変化を拒む人は自分の欲求を満たすために仕事をこなし、自分の目的を達成するとそこで仕事を終えるが、行動の人はほかにモチベーションの源がある。彼らは力と達成感を欲するために、前進し続ける
    ・ 目標と使命の違い。目標:企業が製品に付加する価値や具体的な存在意義、使命:企業のより高次の目標や、社会との関係

  • THE STRATEGIST:
    Be The Leader Your Business Needs -
    http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900124

  •  ストラテジスト、日本語では策士・戦略家。飛行機で
    隣に座った人に仕事を尋ねられたら、「私は組織の
    目標の守護者です。」と答えなさい。と著者は言っている。
     2030年代、もっと早い段階!!で、組織という形体(BtoB、BtoC)は、クラシカルモデルになると考える。そうなったときに本書は、歴史・参考文献として
    センテスやワードが必要に応じ抽出されるデータ群の一部になると考える。

  • 【世界中の企業リーダーのみが受講できる講義の真髄!】真のリーダーシップとは何か。リーダーが身につけるべき門外不出の「戦略思考」を明かした伝説の講義が一冊に。全ビジネスマン必読!

  • ハーバード・ビジネス・スクールで、年間売上10億円以上の企業オーナーや経営者を対象とした戦略を学び、実践、フィードバックをするコースの講義内容。
    マスコ、イケア、グッチ、アップルの経営の成功と失敗に、各業界特有の力「インダストリー・エフェクト」、独自の価値を持つ目標の必要性、戦略の輪に基づく立案、ストラテジストとしての企業リーダーの関わりは理解した。
    起業家でも、オーナーでも、経営者でもない自分には、余り現実感がなかった。
    19-98

  • ストラテジストについて、役回りをよく理解することができよいと思う。

    ほんのだいめいは、英語の題名に準じて『ストラテジストとは』のほうが適切だと思う

  • もしも今日、あなたの会社が消えたら、明日、世界は変わっているだろうか。
    その答えを見つけるのは、リーダーの責任であり、ストラジスト(戦略家)の仕事である。
    独自の戦略を立てるには、よい目標が必要となる。よい目標は、あなたと他者の違いを際立たせる価値創造と価値獲得の土台を作る。
    また、目標は具体的で理解しやすいものでなければならない。戦略は目標から生まれ、目標を支える。

  • ハーバードビジネススクールが主催する、 企業家、経営者、オーナーのみが受講対象 となるクラスの中身を垣間見ることが出来 る一冊。

    円高からの脱却は一応落ち着きを見せてい る昨今ですが、M&Aによる離合集散の件 数は増加していると聞きます。 M&Aは手段であり、重要なのはポスト マージャーであるとは一般的に述べられる ところですが、ここでも重要になってくる のが「戦略の策定」を「MAの事前に」と いうのは鉄則のようです。

    本書では「戦略の策定」を「その企業が世 の中からなくなったらどのような影響があ るか」という観点から行うとしている点、 非常に具体的な内容といえ、どこか「ビ ジョナリーカンパニー」を読んでいるよう な印象も感じられました。

  • 書いてる内容は昨今のビジネス書とそんなに変わらないのに、読みづらい。

  • 魅力的な企業として存在し続けるために経営者は常に自問しなければならない、『その目標は正しいのか』と。この本を読むことで得るものは多く、発想の原点であるマイケル・ポーターを読むより理解し易い。

  • 「年間売上10億~2000億の企業のオーナー・経営者だけが受講できる講座」の内容をもとにしている、ということだが、確かにそういった人でないと、この本の材料となっている「戦略」とそれを実行することの間にあるギャップを実感を持って感じられないかもしれない。
    「書いてあることはごく当たり前のことで何も新しいことはない」と感じられるかもしれないが、それはまさしく上述の「実感」を感じられていないからの感想と言えるだろう。言葉だけの「戦略」と、実務の中でその必要性を感じ、実際に利用していることには大きな差がある。その必要性を感じて初めて腑に落ちるようなことが書かれている。
    「内容がない」と読むか「含蓄があり、役立った」と感じられるかで、その人の経験が測られる怖い本。

全17件中 1 - 17件を表示

この本が好きな人におすすめの本

野中香方子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×