逆境を笑え 野球小僧の壁に立ち向かう方法

  • 文藝春秋 (2014年3月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784163900414

作品紹介・あらすじ

アメリカ人よりポジティブ!



英語がわからなくてもヒーローインタビューに堂々と答え、

ハッスルプレーでスタジアムのファンを魅了する。

いまや全米一愛される日本人メジャーリーガー、川﨑宗則。

モットーは恥ずかしくても前に出る、失敗を恐れず前に出ること。



ホークスで日本一、WBCでは世界一、

そして憧れのイチローを追って、メジャーリーグに挑戦。

天真爛漫で、順風満帆の野球人生に見えるものの、

実は、無名校からプロ入りして、実力不足に絶望し、

スタメン落ちやマイナー降格と

新しい挑戦のたびに、大きな挫折を味わってきた。



それでも、苦しい時こそ前に出よう!

野球小僧・川﨑宗則の人生論。





目次

第1章 メジャーに挑む

【おれがアメリカで学んでいること】

第2章 マイナーの現実

【過酷な状況を味方につける】

第3章 野球小僧の夢

【大切なのは夢中になること】

第4章 甲子園とドラフト

【夢を目標に切り変える】

第5章 プロフェッショナルの洗礼

【挫折と絶望を乗り越える方法】

第6章 ホークスの猛者たち

【レジェンドから盗んだこと】

第7章 WBCとイチローの衝撃

【光に向かって進むだけ】



野球小僧だった少年時代から、中学時代のイチローを見た衝撃、

小久保、松中、城島、井口らホークスの先輩たちから学んだこと、

メジャーリーグでの新たな挑戦まで。

川﨑ムネリンの発想法が見えてくる。

みんなの感想まとめ

挑戦と成長をテーマにしたこの書籍は、著者の野球人生を通じて、失敗を恐れず前に出ることの重要性を伝えています。川崎宗則は、無名校からプロ入りし、数々の挫折を経験しながらも、ポジティブな姿勢で挑戦を続ける...

感想・レビュー・書評

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  • 1年目は環境に慣れなさい
    2年目は人間関係になれなさい
    3年目には仕事に慣れなさい

  • 『そもそも、人生の成功とか、人生の失敗とか、生きてる限り、そんなの、おれはないと思ってる。大切なのは前に出ること。成功するから前に出る。失敗するから前に出ない。そんなの、順番が違う。前に出たら、ミスすることもある。前に出たら、うまくいくこともある。どちらも、別に人生の成功でもなければ、失敗でもない。』p120

    ムネリンがんばれ!これからも応援しています!自分の仕事を一生懸命やって、自分らしく進む。かっこいいよー!

  • 本作は大きく3つに分かれており、メジャーの環境と心情、野球人生として見た時の生い立ち、イチローさんとの恋愛小説という構成である。恋の行方に目が離せないという状況。
    序盤はなんてポジティブなんだという印象をもつが、プロまでの過程を知ると何か違和感が出てきた。
    同級生や同じポジションの人、先輩などと比較して川崎宗則は凡庸だという自分で分析している。非常にそこが冷静であり、割り切っている。
    メジャーでの劣悪だと思える環境も、自分で選んだ、嫌なら帰ればいいと割り切っている。彼は挑戦だ!ポジティブだ!とガムシャラに最初から突進するのではなく、出来ないことをしっかり割り切ってから前に進んでいる。あまり考えないという意味合いでのポジティブ、としてイメージを勝手にもっていたが受け入れてから前に進むというポジティブだったんだなと思った。

  • 組織論9/10点(チームに一人は川﨑のようなムードメーカーがいるとまとまる)
    惹き込まれ10/10点(メジャー経験、イチローへの思い。まとまってはいないが一気に進む)
    キャラクター10/10点(性格がプラス思考。作家の性格は文体に表れる)
    読みやすさ8/10点(読みやすいが、読み応えがあるかというと疑問符がつく。)

  • 小学生の頃から川崎選手のファンでした

  • メディアで見る前向きな姿の背景で考えていた内容が描かれている。人との関わりを大切にし、かつ前向きに動くことの大切さを感じた。
    定期的に読み直すことで自分も前向きになれる本です。

  • H28年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。

  • ムネリン好きです。
    ネガティブが根本にあるからポジティブになれる。
    少しだけ立ち止まった時に思い出すと元気になれます。

  • ムネリンのWBCで小学生の頃から憧れだったイチローに初めて会って、もっと好きになったというエピソードが大好きすぎる。

    世の中にイチローマニアは数多くいると思うが、イチローと同じチームで野球をやりたいためだけに地位も名誉も捨ててマリナーズへ移籍したのはムネリンだけであろう。

    お金は生活できるだけあれば良い。マイナーリーグのような過酷な環境でも野球ができるだけ幸せ。やりたいことをやる。シンプルなことなんだけど、それを実行できるムネリンは凄い。

  • 元ソフトバンクホークスで活躍したムネリンこと、川崎宗則選手の野球に対するというより、人生に対する取り組み方や向き合い方。

    川崎選手は鹿児島県出身で、少年野球チームや中学校の部活、憧れていた鹿児島実業からは推薦の誘いがこなかったことから入学した鹿児島工業野球部、全く意識していなかったドラフト四位で当時ダイエーホークスに指名され、18歳でプロ入り、WBCで子どものころから憧れていたイチローとチームメイトになり、メジャーリーグへの挑戦、マリナーズでメジャーデビューして、ブルージェイズではマイナー契約という野球人生を歩んできているけど、どの時代を見てみても(18歳でプロ入りした一年目を除く)、明るく前向き、チームのためになんてことより、自分が楽しむために野球をやっている!野球小僧という言葉がピッタリな選手だと思う。

    一流のプロ野球選手が出した本といえば、何か深い考えがあったり、ありがたい人生訓のようなものがありそうなものだけど、良い意味で軽い!良い意味で薄っぺらい!野球が大好き!!という表層の思いで人生を楽しんでいるように感じられた。
    川崎選手すみません!あくまで良い意味で(笑)

    そういえば、いつのころからか、ただ単におもしろいからという理由で楽しむことを忘れていたような気がした。
    やりたかった仕事をして、ある程度好き勝手にさせてもらって、愛する家族がいて、子どももいつも楽しそうで、自分も健康で、好きな本を読んで、思いを共有できる仲間がいて、何不自由ない生活なのに、「やりたかったこと」がいつの間にか、「やらないといけないこと」になっている気がした。
    例えると、野球が好きで野球部に入部したのに、練習に遅れたらいけないとか、素振りをしないといけないとか、やりたかったことを楽しめなくなってしまうと何かさびしい。

    川崎選手は、「やりたかったこと」が「やらないといけないこと」になる暇もないくらい、今を楽しんでいる!
    そんな彼の生き方そのものが、タイトルにある逆境を笑えという言葉に集約されているんだろうと思った!

  • アメリカにわたってからの超ポジティブでアメリカ人まで惚れるくらい明るいムニを見ていて、いや、たしか若いころ自信喪失して神経衰弱にかかったことがあるとインタビューで言っていたよなとうっすら思っていたのだけど、そこらへんの疑問が氷解した。野球がうまくてプロに入ってきて、いちどどん底に突き落とされるような思いを乗り越えてきてるから、どこまでも突き進んでいけるのかもね。

    よく、メジャー挑戦を断念した鳥谷や松田に、「マイナー契約しかもらえなくても、行くくらいの根性がなくてなにがメジャー挑戦だ、カワサキを見ろ」という人がいるけど、当のカワサキは「マイナー契約かメジャー契約か、どっちがいいかと訊かれて、おれがマイナー契約だったからそっちをオススメするって、そりゃ、あり得ないメジャー契約のほうがいいに決まってる」と書いている。そりゃあそうだよね。プロなのだから、より試合に出られる環境、より給料をもらえる環境を最終的に選ぶのは、なにも恥ずかしいことじゃない。

    ただ、川崎には、アメリカには少しちがう野球がある、その野球のことをもっと知りたい!という強烈な好奇心があるのだろう。今年2016年は何を見せてくれるのかな。

    あと、この本は、おそらく語りおろしなのだろうけど、ものすごく川崎本人の口調がよく表れていて、しかもリズムがよくて読みやすい。でありながら、話が流れていかないで、ちゃんとまとまっているのもりっぱ。頭のいい人だなとも思ったけれど、さいごに「構成 石田雄太」とあるのを見て、なっとくした。やっぱりちゃんとしたライターさんが作るとちがうのね~。いろんな意味で、とてもよくできたおもしろい本だった。

  • 野球とベースボールは全然違う、と言う。2006年、2009年と連覇したWBCにおいて、川崎宗則は常に日本の一流選手として日本チームに貢献していた。その彼が、実際にメジャーでプレーしてみて、いけると思った野球の技術はあまりない、というのだから面白い。

    メジャーのレベルが高いということだけではなく、種類の違いというのもあるらしい。野球とベースボールは違う。ピッチャーの投げ方、妙なスピンのかかる打球、天然芝の多い球場、ゲッツー潰しでセカンドベースにスライディングしてくる選手への対応…いろんな要素が重なり、素人目線ではTVからだと同じように見えても実際には違うのだ。

    川崎宗則は前向きで自信家で、というイメージがあったが、実際にはそうではない。プロ野球の世界に飛び込んだときには、周りのレベルが高すぎて、毎日が恐怖との戦いだったという。キャンプでも頑張れず、不安に勝てない日々だった。

    本人曰く、「おれは後ろ向きだぞ」と。前向きにコントロール術を身につけているからこそ、世界で活躍できるのだ。ここまで本音で言って大丈夫というくらい、気持ちをさらけだしている。勇気がわく一冊。メジャーのレギュラー目指してがんばれ!

  • 彼の現状を憂い、つくづく勿体ないと感じるが、彼が米国で受け入れられる理由がよく分かる。そして、徹底していることに好感を覚える。ポジティブであることが周りの印象を良くすることを、本を読みながらしみじみ感じた。

  • 本音とは裏腹だった 日本人がアメリカに来ると、萎縮しちゃって声が小さくなる 妄想癖 アリゾナへ招待選手として 他人様 セーフコ・フィールド ワシントン湖 アメリカへ行って良かった。見るべきものが沢山あったし、学んだことが沢山あった。こんなに沢山、まだできてないことがある。だったら俺は、もっともっと上手くなれる。 強がり 痩せ我慢は大事。いつもそう思っている。 背番号31、ニューヨーク・ヤンキースのイチローだ。俺にとってのイチローさんは、憧れ、目標、ライバル、全部。トロント・ブルージェイズからマイナー契約のオファー プライドなんて、なにもないよ。わからないのは勉強してこなかったから。 やってみて、恥をかく。やってみて、痛みを知る。行ってみて、殴られれば、その痛みがわかる。ああ、これくらいの痛みか。それがわかるだけで、大丈夫だと思えるかもしれない。どんな痛みなのかも知らないくせに、どうしよう、どうしようと脅えていても、結局は前に進めない。脳味噌ばかりでっかくなって、肝心の足が一歩も動いてない。 野球の故郷ニューヨーク州クーパーズタウン 小さい時、毎日、壁に向かってひたすらボールを投げ続けていた、あの時の気持ちに、もう一度、戻りたかったんだと思う。 凄いんだよ、壁当ては。野球の全てが詰まっている。壁当ては宇宙だね。鹿児島実業 内之倉隆志 新しいことにチャレンジするのは楽しかった。新しいファミコンのゲームを買ったような気分だった。上手くできない悔しさもあったけど、生きてる感じがするんだ。エネルギーが満ち溢れて、生きてる実感が湧いてくる感じ。イチロー選手という最高の見本を見て、モチベーションが上がらないはずはない。 でも、正直、敗北感でいっぱいだった。俺は川崎電気工事でアルバイトしてた。 50m走と遠投 成功するから前に出る。失敗するから前に出ない。そんなの順番が違う。前に出たら、ミスをすることもある。前に出たら、上手く行くこともある。どちらも、別に人生の成功でもなければ、失敗でもない。 立花義家 凶を引いたということは、やはり今は悪いのかって思えた。これが大吉だったら、嘘つけということになるでしょ。だって大吉なわけ、ないもん。 光が見えたら、すすむだけ 俺は練習をしたいんだ、練習をするべきなんだ、と。今までのように、これからも一人で妄想して、一人で練習をするべきだったんだ、と。 野球が無くなったら明日から何を目標にすればいいのかって途方に暮れた。それがあの頃の俺にとっては、死に値するということだったのかな。俺からしたら、俺が死ぬというのはそういうことだった。 レジェンド 皆んな、虎だった。虎ばっかりのところに猫が紛れ込んだ感じだった。 凹んでるんだけど、燃えてくるんだよ。別に今に始まったことじゃない。上手くなってないんだから、やるしかない。ガムシャラに、声を出して、練習する。一軍に行くと、最初は思い通りに体が動かない。一軍の疲れ、一軍のプレッシャーから体が思うように動いてくれなかった。でも、そういう中でプレーするうちに、幾つも技術が覚醒する。数え切れないくらいの覚醒がある。 わかってくれる人なんて、100人に1人いればいい方だと思う。人付き合いは上辺でいいと思う。家族じゃないんだから、上辺オッケー。人付き合いの中では何もかも曝け出すのがいい訳じゃないし、上辺だって立派な本心。人間だもん。理性を持って人付き合いすれば、皆んな上辺になって当然。上辺のおべんちゃらなんていらないなんて言ったら、誰も褒めてくれなくなっちゃう。上辺でも褒めてもらえれば嬉しい。どうせお前は口だけだ、なんて言いながら、実は嬉しかったりする。そうやって上辺でも褒めてくれる人がいるから、強がれるんだ。 イチローさんが神戸で行きつけの牛タン屋さんのマスター それなりの修羅場をくぐってきた 閃きたいよ チェスト 舞子 吐き出してみて、スッキリした。ここに32歳の俺がいる。

  • 最高! チェスト!

  • 現役メジャーリーガーである意味特徴的な川崎選手の自伝。
    プレー以外でも試合を盛り上げると言う意味では希少な選手だよね。
    プレーに集中しろと言う声もあるだろうけど、これだけ人気のある選手だし、若い選手は見習って欲しいなと思う訳です。

  • 元気出た(・∀・)v

  • 【野球小僧の元気が出る話】ホークスで活躍しMLBに挑戦。マイナー契約、言葉がわからないという逆境もバネに、アメリカ人の心も掴んだ川?ムネリンの生き方。

  • 元気と勇気が湧いて来る一冊。

    川崎選手のもつバイタリティを見習いたいと思う。「頑張れることがあるのがうれしい」名言だ。

  • 「ダイ・ハード打線」と呼ばれていた頃のホークスの描写が懐かしい。

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著者プロフィール

1981年生まれ。鹿児島県出身。鹿児島県立鹿児島工業高等学校卒。1999年のNPBドラフト会議で福岡ダイエーホークスから4位指名で入団。2012年にシアトル・マリナーズに移籍。2013年にトロント・ブルージェイズ、2016年にシカゴ・カブスを経て、2017年に福岡ソフトバンクホークスに復帰。2018年からは、一度野球選手としてのプレーを休み、育成年代への指導を中心に活動していたが、2019年7月に味全ドラゴンズと選手兼コーチ契約をし、現役復帰。現在は栃木ゴールデンブレーブスでプレー中。

「2022年 『「あきらめる」から前に進める。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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