王朝小遊記

  • 文藝春秋 (2014年4月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784163900513

作品紹介・あらすじ

ときは万寿二年(1025年)、平安時代の爛熟期。物売女、没落貴族、主をうしなった女房、貴族の不良少年、太宰府がえりの元勇将は腐った世をはかなんでいます。ひょんな縁で時の実力者・藤原実資の邸宅・小野宮第に集まった彼らは人喰い鬼よりも怖い敵に力を合わせて対峙することに――。ベテランの筆がさえる軽快かつ哀切な平安朝小説の誕生です。

感想・レビュー・書評

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  • 平安エンタメ。

    ひょんな縁で、藤原実資の邸宅・小野宮第に集まった老若男女が、似非家族を装いながら悪者を退治する役目を任されるという話です。
    読みやすく、なかなか楽しめましたが、敵側の設定というか悪事の動機的なものが今いち伝わってこなくて、そこが薄いかな。という印象です。

  • 諸田玲子としては珍しい平安時代を舞台とした作品。

    没落した下級官吏の娘、貴族の家司を辞めた老人、宮中に出仕した母に放置された少年、刀伊の入寇で戦った後に浮浪者の仲間となった若者、貴族の家の女官を辞めた女が、小野宮家(右大臣家)の千古姫の私的な従者として集められ、疑似家族として暮らしながら、小野宮家に害をなそうとしている者たちと戦う物語。

    人食い鬼を退治したとの評判の美僧のもとに帰依する信者が増え、財宝が寄進されているとの情報がもたらされるが、その背後に貴族たちの権力威争いがあり、後ろ盾になって小野宮家を狙っている者がだんだん見えてくる。探っていくうちに先制攻撃を受け、敵地に乗り込んでの大乱闘となる。結末のお手軽なハッピーエンドも含め、諸田ワールドの心にしみる情緒がちょっと足りないかな。

  • ふむ

  • ハッピーエンドだし、おもしろく読めた。ただ、髭磨呂の方がおもしろかったような気がする。連載だったせいか、つながりが悪いかも。
    続きがあるかもと言う終わり方。この人の、作品をもっと読みたいなぁ。

    このところ、好きな作家が、次々なくなって、新しい作品を読めなくなっている。

  • 平安京時代の暮らしと背景が、描かれているが、華やかな貴族でなく、没落貴族が、どのように生き伸びていったか?と言うのを面白可笑しく描かれている。

    藤原氏の時代背景が、理解していると言う前提で、描かれているので、歴史を思い出して、読まないと、誰であったか、忘れている。

    平安京図が、最初に書かれているが、時代背景を書いて、登場人物の事を書いて下さっていたら、もっと読みやすいのに、、、(この話自体、コミック的で、面白いのだが、、、)

    登場人物の名前も面白く、片仮名表記で、最初からの人物が、段々と、最後になって行くうちに、全員が集まり、老若男女が、一つの偽家族になり、悪者を退治へと、、、、
    老僧が、憎い役割をしている所が、この本の良い所だ。
    全員が、生きて、これからの人生を、前向きに向かって行く結末は、良かったと思う。

  • 諸田作品はけっこう好きなんだけどなぁ。このお話は浅いというか、キャラクターがそれぞれ立ってるようで立ちきれてないというか…とにかくなんだか物足りなかった。縁もゆかりもなかった5人の男女が似非家族を装って悪者退治に奮闘するという筋立てはいいんですが、その5人が集まるきっかけになった千古姫を中心に据えた方がもっと面白かったんじゃないかな?とか思ったり。

  • 平安時代の背景の説明がよくわからず、
    登場人物の設定がのみこめないまま読み進めてしまったせいか、ちんぷんかんぷん。

    悪者退治に集められた精鋭たちの活躍も今ひとつだったかな。
    残念。

  • この作家さんのお話は好きな方だけど
    こちらはイマイチだった。なんだか浅い。

  • 平安時代の行きどころの無くなった、爺さん、元女房等、身寄りの無い5人が疑似家族を装ううちに連帯感が出て、、、という話。お話自体は単純で、あっけらかんとした平安悪者退治。

  • 【爛熟期の平安京から庶民の泣き笑いが聞こえてくる――】後一条天皇の御世、藤原道長のライバルのもとに参集した世のはずれ者達。没落貴族、市井の物売女らが鬼よりも悪辣な敵に立ち向かう。

  • 漫画のように、楽しくあっという間に読めました。

  • 千年前の京の都で集まった5人の男女のパーティーによる冒険譚とでもいうような物語。
    あまり興味をひきませんでした。

  • 平安時代を舞台にしたお話。登場人物が多すぎて貴族の名前が覚えられない。ゆえにお話に没頭できない。これは私の記憶力の低下のせいかwwやはりこの作者だと江戸物が読みたい。

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著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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