- 文藝春秋 (2014年5月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784163900667
作品紹介・あらすじ
関係のさめてきた恋人と同棲しながら、遊び人の医者と時々逢いびき。仕事は順調、でも何かが足りない――29歳、京都在住のイラストレーター神名葵。
彼女の日常に七年ぶりに舞い戻ってきた、大学時代の先輩ハセオ。互いに恋人がいても、なぜかいつも一緒にいた相手。理解しあう必要もないほどしっくりくる、男ともだち。
男ともだちは恋人じゃない。彼らには親密に付きあっている女たちがいるだろう。でもひょっとすると、男ともだちは女にとって、恋人よりずっとずっと大切な相手なのではないか。いつまでも変わらずに、ふとした拍子に現れては予想もつかない形で助けてくれる――。
29歳、そして30歳。
仕事と男と友情の、熱くてほろ苦い日常を描いた傑作長編小説。
みんなの感想まとめ
日常の中での友情と恋愛の複雑さを描いた作品で、主人公の神名葵は、恋人との関係が冷めつつある中で、大学時代の男ともだちハセオとの再会を果たします。彼との関係は恋愛に発展することなく、互いに支え合う特別な...
感想・レビュー・書評
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最近気になっている千早さん
図書館で順番を並んでいたら
目に入ってきて思わず借りてました
男ともだち。
レビューがなかなか難しい。
ハマる人にハマりそうな作品。
私は共感はできず
俯瞰して見ている感じで読みました
あんな都合のいい男います??笑
ハセオが近くにいたら
ガッツリ頼ってしまいそう。
でもそうしてしまったら
もうハセオはハセオじゃなくなってしまうのか。
私はクロエをもらう方の人間なのかな。。
というか彰人側に立って考えてみると
ちょっと辛すぎる。。
ハセオ脅威すぎる。。
でも共感できた人は
めっちゃハマりそうー!!
面白い!!!って感じじゃないけど
なんかずっと浸っていたいような空気感というか。
ハセオと神名のやりとりを見ていたいというか。
不思議な作品でした。
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最近、皆様のレビューで見かけることが多いと感ずる、千早茜さん。
昨年、「しろがねの葉」で第168回直木三十五賞を受賞したこともあり、著書を1冊手に取ってみました。
著者、千早茜さん、ウィキペディアによると、次のような方です。
---引用開始
千早 茜(ちはや あかね、1979年8月2日 ‐ )は、日本の小説家。北海道江別市出身。立命館大学文学部人文総合インスティテュート卒業。
---引用終了
で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。
---引用開始
関係のさめた恋人と同棲しながら、遊び人の医者と時々逢いびき。仕事は順調なのに、本当に描きたかったことを見失っているー京都在住イラストレーター神名葵29歳の熱くてダークな疾走する日常。千早茜、待望の長編小説。
---引用終了 -
主人公は神名葵、29歳…恋人と同棲中の身でありながら、妻子持ちの医師の愛人、仕事はイラストレーターである意味順調ではある…。そんな神名のもとに大学時代の男ともだち、ハセオから突然連絡が入る…。大学時代から、ふたりとも恋人は切れることなくいたが、男女の仲には決してならなかったふたり…。そんなふたりが8年ぶりに再会する…。
男ともだちっていいなぁ~特にこの作品に出てくるハセオ…!神名がさみしい時、困ったときにには颯爽と現れ、元気づけてくれる…!でもでも、こんな関係が実際に成立するのか?そう考えると難しいのではないかと思ってしまいます。性別関係なく、友達は大事だけれどそれより家族やら恋人を優先するんじゃないかと…そんな風にも思えてきて(汗)。今後もこのふたりの関係が続くものなのか、興味があります。 -
千早茜最っっ高です…良い読書時間でした…
こうなりたい、こうありたいが詰まった本だった…!
私、千早茜が描く強い主人公が大好きです
『マリエ』や『さんかく』で主人公だった女性たちもそうだけど、みんな日常の中で傷ついたり沈んだりしながら自分の足でちゃんと立ってる
しやなかだったり掴みどころがなかったり性に奔放だったりそれぞれ個性があるけど、みんな意思と芯が強い女性だった
この本の主人公 神名はその逞しさが特に強い人だったと思う
イラストレーターという不安定かつ自分との闘いのような仕事の中で、苦しんでもがきながらも前進しててかっこいい
体調管理は社会人の務め、なら同居人の調教もその範疇なのか?と考えてしまう気の強さも私は好きだよ
全部を糧に変える人と称されていてその通りだと思ったし、そんなふうに言われたい
この本では他に美穂という『男性からしたらたまらないだろう』と言われるぐらい魅力的な女子も登場するけど、私が素敵だな、憧れるなと思うのは主人公 神名だった
そう思うと、私が欲しいのは同性異性かまわず惹きつける可愛さ可憐さよりも、1人でも生きていける強さなんだと思う
つくづく、読書は本を通じて自分と向き合うことだな
「男ともだち」という言葉、確かにずるい響き
ずるいというか、魅惑的?
学生の頃はそう思わなかったかも。年齢のせいかな?
『誤解されてなんぼ』、『五年経ったらいろんなもんが変わる』、『捨てた分そのうち返ってくる』、ハセオの台詞、心を打たれるものが多くてたくさん付箋貼った
「愛情とは見ててあげること」
そんなふうに言ってくれて、無防備に頼って甘えることができる男ともだちが私も欲しかったな
自身がなくなった時にまた読み返したい!! -
恋人である彰人は、大事にしたい人。愛人である真司は奪う人。そして、男ともだちのハセオは与える人。新進イラストレーターである主人公の神名葵は、3人の男性の間を渡り歩くことで精神のバランスをとりながら、また貪欲までにそれを糧にして、自身の孤独や苦しみを、彼女が信じてしがみつくことのできる唯一のものである「仕事」にぶつける。
また、主人公の「神名葵」は、恐らく作家「千早茜」の分身。主人公神名葵の、「たとえ、どんな姿になったとしても、焼け野が原にたったひとりになってしまっても、光る星影や登る太陽に美しさを見つけて立っていられる自分」であろうとし、「何を感じようと私にとっては正解だ」とする姿からは、「自分の脳内の景色を物語にして、全部誰かの脳に入れたいという欲がある。わかってもらうことや伝えることをあきらめきれないから、小説を書いている。」と語る作家千早茜自身の、作品作りに対する強い信念や覚悟が感じられた。 -
ハセオ、いいなぁ。
イラストレーターの神名葵は同棲している彼氏の他に、医者の真司と不倫関係を続けている。今まで何度もその場限りの恋愛を繰り返してきた神名だったが、大学のサークルの先輩のハセオだけは別だった。
それはハセオも一緒で、誰とでも寝るパセオは、神名だけには手を出さずにいた。
ハセオを語る時、神名は男ともだちという表現をする。男ともだちって言葉はズルいと何度も出てくるが、私はそうは思わない。私には女ともだちがいるし、彼女たちにとっても私は男ともだちだ。
私は真司がどうにも嫌いで、関係を続けていく神名も嫌だったが、ハセオがぶっ潰してくれた時は胸がスカッとした。
ハセオは『秘花』に出てくる『秘すれば花、秘せずは花なるべからず』という言葉が好きだ。きっとハセオにとったら神名がそういう存在なんだろうなぁ。
その会話の後の2人の行動にドキドキしたが、何も変わらずホッとした。
男ともだち。いいじゃないか。これからもこの2人には男ともだち、女ともだちでいて欲しい。 -
男女間の友情
桜と雪
京都
ロイヤルミルクティ
クロエの香水
眠る
ハセオのような存在‥ありだと思う
寝不足の気だるさとか変な高揚感を感じる作品
図書館本 -
男女比8:2の大学時代を過ごした私にとっては大共感の作品だった。
いつも手を伸ばせる距離にいて、そばにいて安心できる存在。この関係性は恋愛というのか、友情というのか。兄妹という家族愛に近いかなとも思う。
ひょんな弾み、きっかけで、いつでも一線を越えてしまうことができるこのギリギリの二人の関係が、読んでいてドキドキ、ゾクゾクして、一気読み。
千早さんの作品の中でもお気に入りの1冊になった。 -
151回(2014年上半期)直木賞候補作。
前に「あとかた」という短編集を読んでいます。
神名(かんな)葵は、29歳のイラストレーター。
絵本作家を目指し、絵本で賞をとったこともあるので、仕事はまあ順調になってきた。
だが本当に描きたいのは何だったか、やや見失いかけている。
おだやかな性格の恋人の彰人とは同棲して5年。
平等な関係を築いていると思っている。
ただし、医師の真司とは不倫関係にあった。もともと奔放なカンナは、身体だけの関係も多かった。同棲相手には気づかれないように気をつかっているつもり。
性格に問題ありの傲慢な医師とは、冷めかけてはいるが、強引な相手との方が合うのかもとふと思ったりもする。
そんなとき、大学時代の2年先輩だったハセオとの間に、7年ぶりに連絡が復活。
互いにいつも恋人は別にいたが、信頼できる男ともだちで、部屋に転がり込んで腕枕で眠ったことも何度もあるという間柄だったのだ。
‥おいおい?
何を読まされているんだろうと、途中で一度やめました(笑)
いやでもまあ~と読み進めると、やはり同棲相手とは破綻。向こうの気持ちも離れているのに気づかず、バッサリ切られるので、ああそういうことかと。
カンナが自分のおろかさに気づかされる面もあります。
カンナが困っているときに登場して助けてくれるハセオ。
ハセオがやはり都合がよすぎるキャラですが、まあこういう人がもしいたら‥と、読んでいられないことはない。
互いにモテまくりで、どっちも恋人にしたいタイプと違っていたら、肉体関係に及ばないということはあり得るでしょう。好意を抱いた相手全員と関係持つわけじゃないから。
ただ、友達というよりも、この繋がりは兄妹的かな。
心の奥に抱えた空洞(異性不信?)が、同類という意識を持たせていたという話のよう。
30の女が一番悪いというのをいぜん持論にしていたことを思い出しました。
大人しくしていてもダメだと考え始める年頃。
恋愛も仕事もむちゃくちゃになっちゃうこと、あり得るんですよ‥
タイプは違うけど、そりゃ若い頃はばかだったなーというか、予想と違うふうに転がっちゃうことってあります(苦笑)
そういう意味では、読んであれこれ考えるのも、面白い作品かもしれません。
このヒロイン、イラストレーターとしては、学生時代から作品が溜まると何かと展示をしていたというのだから、かなり真面目で果敢なところもあるじゃないですか。
やむにやまれぬものが内面にあるのなら、男はこやし?的なところも‥
成長過程の、けっこう華やかな時期だったということかも。 -
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女性だったらハセオのような男性がいてくれるのがとっても理想なのでは。
人によってやっぱり違うかもしれないけど、私はそうだな。
神名が羨ましい。
いつも見守ってくれてる。何かあったら何も言わずに支えてくれる。
くぅ~羨まし過ぎる~~ -
千早茜の男ともだちを読みました。
主人公の神名はイラストレーターで、籍を入れないで彰人と暮らしています。
家庭がある真司とは愛人関係があり、ハセオという大学からの飯とセックス目的の嫁と呼ぶ女が多数いる男ともだちがいます。
読んでいて、つまらなくはありませんが、さほど面白いとも思えず途中で挫折。
主人公の神名の生き方には共感できず、世界観も合わないので無理。汗
その時間があったら他の本を読みたいと思いました。 -
今の気分にぴったりな本でした。
ハセオみたいな人を嫌いな女の人いないでしょう。
気怠げで悪い雰囲気を纏っていて、ダメだと思いながら何処か引かれてしまう。
そんな人に女心はくすぐられるものです。
男ともだちって非常に難しい。
大学2年生の時、ずっと一緒にいた女の子と関係が崩れて居場所をなくした私を救ってくれた男の子がいました。
本当に苦しい時に出会って、たくさん支えてもらいました。
きっと彼なしでは大学を卒業できなかった、そう思うくらいです。
授業を受けるのも、お昼を食べるのも、勉強をするのもずっと一緒でした。
よく電話もしました。
彼には彼女がいたので安心して甘えていました。
私にとっては友だちで、それ以上の気持ちはなく予防線も張っていました。
それでも近づきすぎてしまったようで、彼の気持ちは私の知らないところで揺らいでしまいました。
ずっとあの頃の気の置けない関係ではいることはできず、勉強は一緒にしていたけど私から距離を取るようになりました。
いまでもたまに彼の気まぐれで電話がなります。
先日は久しぶりにご飯に行きました。
彼は日本を飛び出していく人だと思います。
私なんて目もくれなくなるかもしれません。
彼が私を気にかけてくれる限りは、こんな関係もありなのかな。 -
登場人物ハセオさん。こんな風に女友達に接してみたいし、そもそも女友達なんていない…
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作者は「男女間に性的な関係がないけどお互い特別な存在」という形に憧れてるのだろうか
以前読んだ 透明な夜の香り も本作もそう感じる
女側が男性側の守備範囲から大きく外れているか、男性がとんでもなくできた人か、もしくは、私の世代くらい歳を老いてきたら男女間の友情は可能かもしれない
世阿弥の「秘する花を知ること」を初めて知った。興味深い言葉だ -
「あのな、全部変わるんだよ」
「え」
「別に悪いことじゃねえ。前も言ったように、変わるのは嫌なら先に捨てて行ったらいいんだ。その分、新しいものが入ってくる。お前には必ず入ってくる。心配するな。お前はこれから、いらんなもんも、得にならんもんも、情も、どんどん捨てろ。でも、体だけは大事にしろ。わかったな」-
1Q84O1さん、はじめまして!
この度はこちらへのフォローをありがとうござます(^-^)
よくチーニャさんやなおなおさん、
あゆみり...1Q84O1さん、はじめまして!
この度はこちらへのフォローをありがとうござます(^-^)
よくチーニャさんやなおなおさん、
あゆみりんさんが絡んでますよねぇ~
そんな時、ちょっとレビューやコメント欄をみて
ひそかに楽しんでおりました!
こちらからもフォローさせて頂きますので
よろしくお願いします。
こちらの「千早茜」さんの作品、
私も読みました♪
男女間の友情…興味深く読みました!2023/06/22 -
かなさん
ご丁寧にコメントありがとうございます!
ブク友のみなさんにはいろいろ絡んで頂いて楽しませてもらってます!w
かなさんも今後ぜひよろ...かなさん
ご丁寧にコメントありがとうございます!
ブク友のみなさんにはいろいろ絡んで頂いて楽しませてもらってます!w
かなさんも今後ぜひよろしくお願いしますm(_ _)m
ちなみに『男ともだち』は千早作品で一番お気に入りです(≧∇≦)b2023/06/22
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千早茜本、二冊目。
男と女の間で友情は成立するのか?
29歳のイラストレーター神名葵の前にかつての男ともだちハセオが現れる。
舞台は京都。
「絵だけで食べていけるようになれなかった時、自分の人生に何も残らないことが恐ろしかった。そう、彰人は私にとって保険だった」主導権は常に自分にあると思っていたからだろう。同棲相手の彰人が逃げたことが許せない。女の持っている狡さや強かさ、プロとして1人で生きていくことの難しさを著者は上手く表現していると思う。
愛人の医師真司や専業主婦の美穂を絡ませながら話が展開するので読みやすい。
神名にとってハセオは男ともだちというよりも兄妹に近い存在だと思う。
5章の映画「CODE46」を無性に観たくなった。世阿弥の生涯を書いた『秘花』も気になってしまう。
主人公の神名の生き方に共感はしづらいが、強い女性だと思った。
著者プロフィール
千早茜の作品
