本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784163900773
作品紹介・あらすじ
2012年京都、新聞記者の風間恭平は、馴染みの刑事からある横領事件のメモ書きを見せられ、驚愕する。北瀬雪乃――十二年前、大学生だった風間のもとに転がり込み、ある日ふと姿を消した最愛の人の名が、そこに記されていたのだ。そしてその雪乃はその数カ月前、再び恭平のもとに戻っていた……。
2000年、二人の愛と笑いに満ちた日々と、2012年、事件の真相を追う恭平の視点が絡み合うように進む中、警察や事件関係者との虚々実々の駆け引きの中で明らかになる、哀しき真相とは?? 『盤上のアルファ』で鮮烈なデビューを飾ってから3年、著者が書き終えたくないほどの情熱を注いだ、感動必至の純愛ミステリーの誕生です。
みんなの感想まとめ
主人公とヒロインの独特な関係性が描かれた純愛ミステリーで、互いに支え合いながらも依存的な一面が感じられ、白黒つけられない微妙な感情が魅力を引き立てています。雪乃の一風変わったキャラクターに惹かれ、恭平...
感想・レビュー・書評
-
主人公とヒロインのお互いの居心地の良さの気持ちが伝わった。
それは良くも悪くも。
支え合っているようで依存しているようで、白黒と言い切れない感じが良かった。
物語的には、もう少しミステリー感あった方が好み!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
謎が多く一風変わった雪乃に、ただひたすら惹かれる恭平。2人のデートは、私がするそれとタイプが違っていて、ちょっと憧れた。
話の展開はとても上手だけど、言い回しが少々難しく眠気が誘われる。でも、楽しかった。恭平とともに、雪乃の潔白を祈った。 -
2人のやりとり、会話は私的には大好き。
雪乃の強気な性格や大胆な行動が取れる人なのに、その道しかなかったんかなぁという違和感だけ残った。 -
現在と過去が入り乱れて、よくわからんくなる事があった。
でも、雪乃のキャラすっごく好き。
これから、穏やかに二人で過ごせていけることを心の底から祈ります。
最後がとても爽やかな終わり方でそこはめっちゃ好きやった。 -
20180523-73京都が舞台の柔らかな言葉と会話のリズムが心地よく、風景が浮かぶ。不幸から訣別し幸せになってほしい。
-
古都の風情と景色、季節と色、そして香り。ずっと漂う不穏な空気と、テンポの良い関西言葉の掛け合いに恋心。
緩急がすごいのに、気がついたら最後まで運ばれてた。
いま、とても京都に行きたい。そしたらもっと深く浸れる気がする。 -
愛する人が突然消えたら…。胸がつまるシーンがあったが、面白かったし、考えさせられた。
-
大学生の恭平は腰を痛めて動けない雪乃を助けたが、そのまま厚かましくも、恭平のマンションに転がり込まれる。戸惑いつつも、傍若無人な雪乃に惹かれていく。楽しい日々を過ごすが、突然、雪乃は消えた。12年後、新聞記者となった恭平の前に突然現れた雪乃との同居生活が再び始まった矢先、ある事件の関係者の中に雪乃の名を見つけた。雪乃の正体は?そして、事件の犯人なのか?今の幸せが、いつまた終わるかわからない不安と共に雪乃を愛し続ける恭平がとても切ない。ミステリーであると同時に儚い2人の純愛がたまらなく美しかった。
-
仔猫のような奴で生意気な奴♬
好きなんだよね〜尾崎豊世代のおっさんはこの雪乃みたいな振り回す女が…
「罪の声」が評判なので手にした初読み塩田さんの純愛ミステリー、カバーの雰囲気もいい感じで期待は高まる。
だがしかし純愛と呼ぶには軽すぎる、引き込まれる程の魅力があるわけでもなくこれくらいの障害なら中坊でも乗り越えるぞ。 ミステリーもそうで「それがどうした」レベルではもったいない、そして主人公がサツ回りのブン屋と言うのも古くさ過ぎるだろ。
文章も上手いし京都の四季も巧みに織り込まれていて悪くないのだが…罪な声でスマヌ -
-
惚れた弱みでしょうね
トラブルを呼び込むとわかっていてもいっしょにいたい、ってのはね
謎だらけの雪乃が突然、消えてから12年後の再会…
また消えてしまわないか過去何があったのか
先がどうなるのか気になって仕方なく一気読み
切なさと雪の香りする純愛ミステリーでした -
これは傑作だろう。
様々なジャンルの作品を描いてきた塩田武士のテッペンだ。過去の作品も全部イイんだけれど。
今までにない恋愛、ミステリーなどの要素も入れつつ、笑いも忘れない。 且つ今回は心の機微、情動も細やかに描かれる。
ラストも全読者納得だろう。直裁でないのがにくい。
新作を読むたびに素晴らしさを増す塩田武士。
もっともっともっと読まれるべきだ。 -
重たい系かと思いきや
匂いと情景が一緒に浮かぶようなあったかい感じの一冊
過去から今の連続、みたいな話が多いよねこの人
こんな好きな人に会いたい -
「書き終えたくない」と初めて思ったと帯にあるのだが、
なるほど、男の人の心に響く女性像とはこんな感じなのか、と読みながら思った。
境遇が何であれ、友達にはなれそうにない女性である。
しゃーない。真似しても胡散臭いからモテないまま生きていく。 -
雪乃と恭平の会話が、いかにも関西人な感じで面白かった。
-
2024.10.7
舞台は京都
大学生時代の2000年と新聞記者をやってる2012年を行きつ戻りつする構成で、ウトウトしてるとわからなくなる。
前に戻る作業を挟みながらも、ストーリーがおもしろいから、あっという間に読み終えた。
奔放でミステリアスな雪乃に完全に心を奪われ、振り回されることを楽しんでいる。こういう女性に憧れないでもないけど、絶対無理だなとも思う。
ふたりの掛け合いはテンポが良くて、ちょっと毒っ気があるのがいい。読んでいると、やっぱり話の合う人といるのは楽しいよねという気持ちになる。
雪乃がどんな形で事件に絡んでいるのか、少しずつ解き明かされる。まさかの展開だけど、そんなんあるかってことではなく、そうきたかという感じ。
彼女を信じたいけど、信じきれない。
仮に事件に加担していたとしても一緒にいたい。
そんな、切ない想いが伝わってくる。
-
過去と現在をいったりかたりしながら進む物語。雪乃がずっとミステリアスで、その闇はさいごの20ページくらいであかされる。京都の町や祭りで季節感が感じられる文章は、まるでいま京都にいるかのように感じられた。ストーリ自体はそこまで波がなかった。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
塩田武士の作品
本棚登録 :
感想 :
