クロノ・モザイク

  • 文藝春秋 (2014年7月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784163900827

作品紹介・あらすじ

SFとミステリーと恋愛小説のハイブリッド



中学生の友介は時間を飛び越えるタイム・ジャンプで、大学生の時に自分の恋人が殺されることを知る。恐怖の未来を変えることは可能なのか?

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

時間を飛び越えるタイム・ジャンプを通じて、主人公が自らの恋人の運命を変えようと奮闘する物語は、SFとミステリー、恋愛が巧みに融合しています。物語の前半は、主人公の意志に反して未来と現在を行き来するため...

感想・レビュー・書評

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  • わけのわからないうちに現在と未来を行ったり来たりさせられるタイムジャンパーとなってしまった主人公。見てしまった未来を阻止するために奮闘します。自分の意志でタイムジャンプするわけではないので前半は少々読みにくかったのですが、後半過ぎある人が出てくるあたりから突然話に筋が通ったように感じて一気に読みました。恋愛部分も良かったと思います。SFはともかくファンタジー要素があまり好みではなく最終的に必然性については納得できなかったのですが、ひょっとしたらもう一冊出て補完してくれるのかもしれず、気になるところです。

  • 「ああ、お前たちはもう、オレの助けなんか要らないんだろう?」
    「要らない」
     と、私は強く答えた。
    「そういうことなら、これでお別れだ、トウヘンボク。元気でな!」
    (P.393)

  • 軽やかで勢いがあって、さくさく読めた。七十年代の描写が興味深かった。

  • 時間移動がなかなか把握できず苦労しましたが、エンターテインメントとしては面白かったと思います。名前の繋がりは分かりませんよね。

  • 中学卒業を目前に控えていた『上条』は、大学生になった自分が暴漢に刺され、目の前で女性が殺されると言う悪夢を見る。しかしそれは夢ではなく、未来に起きる事実だった。
    タイムジャンプと言う不可解な現象とくり返される殺人事件。それを喰いとめる為に、彼は奔走するのだった。


    SFにしたかったのか、ファンタジーなのか・・・。
    SFとしては設定が雑すぎるし、異界人(?)のキャラが鬱陶しすぎる。かといってファンタジーとよぶのもどうかと。
    彼女にも秘密があるのは途中で丸わかりだし、収束は乱暴だろう。ラストの大団円もなんだか恥ずかしくなる。

  • SFミステリかな。タイムトラベル物です。
    いくら何でもご都合主義にすぎるけれど(笑)でもちゃんと伏線は撒いてあるんだよなあ。さすが二階堂さん。
    ミステリ的にどーのこーのとか理屈はこねずに、60~70年代の風俗と、ボーイ・ミーツ・ガールを素朴に楽しめばいいと思うよ!

  • 本格推理小説の書き手である著者がタイムトラベル物に挑んだ作品。

    導入部から、中学生の上条が未来に跳んで、いきなり目の前で付き合いのない同級生が殺されるシーンからスタート。ミステリらしい展開を絡めたタイムトラベル物かと思いきや、謎の生物が登場したり、幼なじみの女の子との恋があったりと詰め込み感が物凄くあって、どうにも消化不良。

    タイムトラベル物の面白さって、過去の行動が未来に影響したりタイムパラドックスに悩んだりといった時間の流れを題材にしたミステリチックなところだと思うので、ミステリ作家がどう料理するのかと思ったんですが、どうにも題材が二階堂黎人さんに合わなかったような気がします。
    時間旅行の法則が曖昧だったり、過去の行動のツケが未来でほとんど見えなかったり、一番残念だったのは幼なじみの女の子が持った能力……いや、その後出しはミステリ作家としては無しでしょ。

    タイムトラベル物は様々な作家さんが、様々な手法で物語にしているので、ミステリとの相性は決して悪くないとは思うのですが、高畑京一郎さんの「タイム・リープのようにきちっきちっと、どの時間帯がどうなってるというところがすっきりとしていたらもう少し印象も変わったかもしれません。

    ちょっと残念でした。

  • 七回死んだ男系

  • ある日、突然タイム・ジャンパーとなった主人公
    時空を行き来して未来に起きる事件を防ごうと奮闘

    …なんだかなぁ、という感想

  • タイムトラベル物。
    中学生の上条は突然未来にタイムトラベルしてしまう。それも自分の恋人が暴漢に襲われ殺される場面に。夢にしてはリアル過ぎた。その後もタイムトラベルは起こってしまい、その度に犯人を探して殺人事件を防ごうとするが。
    面白かったがタイムトラベルの原因や事件の背景の説明があまりにも神秘主義というか御都合主義過ぎる。水乃サトルまで出てくるとは思わなかった。
    意外とドラマ化した方が面白いかも。

  • SFミステリ。現在と未来を行き来しつつ、起こるはずの殺人事件を阻止しようとする主人公。運命を変えるためにはどうすればいいのか、そして彼に付きまとう謎の存在たちはいったい何なのか。一見小難しそうだけど、読み口は案外とポップな印象。実はラブストーリーも絡んでいたり。
    連続殺人のミッシングリンクは、こりゃわからん!(笑) しかし途中でまさかあの人が関わってくるだなんて、というお楽しみもありました。

  • いつになったらおもしろくなるのかと、読み進めるも・・・。
    タイムトラベルという時点で、私の期待のハードルが上がるのか、外れることが多い気がする。

  • 面白かった。オーソドックスなタイムジャンプもの。まさかの水乃サトルが登場したことにびっくり。ヒーローだね。

  • 中学生の友介はある日突然タイムジャンパーとなり
    恋人と自分が殺される瞬間に遭遇する。
    タイムトラベル物は好きだし面白かったが
    深読みしすぎたか終盤が呆気なく拍子抜け。
    風来坊は何者だったんだ?
    【図書館・初読・9/30読了】

  • 【SFとミステリーと恋愛小説のハイブリッド】中学生の友介は時間を飛び越えるタイム・ジャンプで、大学生の時に恋人が殺されることを知る。恐怖の未来を変えることは可能なのか?

  • 2014/08/03読了

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著者プロフィール

1959年7月19日、東京都生まれ。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第一回鮎川哲也賞で「吸血の家」が佳作入選。92年に書下ろし長編『地獄の奇術師』を講談社より上梓し、作家デビューを果たす。江戸川乱歩やJ・D・カー、横溝正史の作品を現代に再現したような作風は推理界の注目を大いに集め、全四部作の大長編『人狼城の恐怖』(1996〜99年。講談社ノベルス)では「1999年版本格ミステリ・ベスト10」第一位を獲得。アンソロジー編纂や新進作家の育成にも力を注ぎ、2000年代は合作ミステリの企画も多数行った。SFの分野にも精通し、『宇宙捜査艦《ギガンテス》』(2002年。徳間デュアル文庫)や『アイアン・レディ』(2015年。原書房)などの著書がある。近年は手塚治虫研究者として傑作選編纂や評伝「僕らが愛した手塚治虫」シリーズの刊行に力を入れている。

「2022年 『【完全版】悪霊の館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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