あなたも眠れない

  • 文藝春秋 (2014年6月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784163900841

作品紹介・あらすじ

話題の清張賞作家が贈る長編ハードボイルド!



航空機事故で家族を失った七原慧子は他人の眠りを奪わないと眠れない。獲物を求め銀座の高級クラブに潜り込んだ慧子を待つ危険な罠。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

他人の眠りを奪わなければ眠れない女性が主人公の物語は、航空機事故で家族を失った彼女の心の傷を描きながら、ハードボイルドな要素が盛り込まれています。銀座の高級クラブに潜り込んだ慧子は、危険な罠に直面しな...

感想・レビュー・書評

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  • バブル全盛期の夜の銀座や政治家汚職、やくざなど、
    昭和のドラマを見ているようなストーリー。

    飛行機事故で、家族を失い、自分一人が奇跡的に助かり、
    どん底の状態で、精神状態が壊れかけた慧子の生き方がすごい。

    ハードボイルドあり、カーチェイスあり、
    やくざの脅しにも負けない、とんでもない女性。

    ちょっと、やり過ぎ感もあるが、
    終盤の事件が片付きそうな場面での、
    緊張の糸が、プツンと切れた、号泣のシーン、
    なんだか、切なくて涙が出た。

    映像化したら、かなり面白いストーリーだと思う。
    天海祐希さんか、綾瀬はるかさん、どうでしょう?

  • 話題の清張賞作家が贈る長編ハードボイルド!
    航空機事後調、悪徳政治家とヤクザ、悪徳クラブの脱税、そのいずれでも無い、最終章の従姉妹と弁護士が組んだ罠だった、が、作家独特のひらめきが感じられなかったのは、慧子=主人公が刑事と組んで事件解決に挑戦して欲しかった。
    航空機事故で家族を失った七原慧子は他人の眠りを奪わないと眠れない。獲物を求め銀座の高級クラブに潜り込んだ慧子を待つ危険な罠。

  • 航空機事故で、家族の中でただ一人生き残った主人公・慧子。
    その苦しみから眠れなくなってしまい、他人から”眠り”を奪うことに…。

    他人の秘密を調べ上げ脅迫して、その快感で眠れるようになる。
    なんてユニークな発想…。
    時代設定がバブル、なんとも懐かしい。

    家族の中でたった一人生き残ってしまう…。
    その悲しみや辛さは、想像を絶するものがあります。

    莫大な保険金で裕福な生活を送ることが出来ても、
    生きる意味がわからない。
    何をしていても、そこにあるのは虚しさだけ。
    生きたいとか、食べたいとか、なんの欲もなく、ただ眠りたい。

    心は凍ってしまっているから、恐怖も何も感じない。
    だから暴力団の組長相手にも、一歩も引かない。
    壊れてしまった慧子の突き抜けたかんじが、
    痛々しくもあり、逆にスカッとさせられたりもして。

    そして慧子の第二の人生の幕開け。
    こういう終わり方も素敵ですね。
    なにも恋愛だけがすべてではないもの。
    茶飲み友達として穏やかな時を過ごす晩年もいいなと思えました。

  • 2018.8.25.航空機墜落事故で親、夫、子供を失い一人生き残った七原慧子。事故以来身体は回復しても心に深く残った深い傷で眠れない日々が続いていた。眠りを取り戻すために慧子がとった手段は人の眠りを盗むこと。賠償金、保険金で金に不自由せず、手段を選ばず他人の弱みを握り脅迫していた。そんな慧子はもっと効率よく秘密を掴むため、銀座の高級クラブの会計係になった。そして、思いがけない殺人事件に巻き込まれる。
    なんとなく、だいたいのストーリーは読めていたが、一気読みしてしまった。失うものがない女のハードボイルド。警察を始め様々な人の設定が雑に思った。

  • 山口さんにしては珍しい?ハードボイルドミステリー。いつもと違うストーリーではあるが面白い。

  • 母チョイスの初読み作家さん。人から眠りを奪うという設定に最初ついて行けず難航したけど、中盤からはバブル期の火サス風味でサクサクと読めた。

  • 航空機事故で家族を失った七原慧子は他人を
    脅迫し不安に陥れ、眠りを奪わないと眠れない。
    獲物を求め銀座の高級クラブに会計として
    潜り込んだ慧子だったが、慧子の部屋でクラブの
    ホステスの死体が発見され…。

  • 食堂のおばちゃんシリーズが好きで、同じ作家さんの違う雰囲気の本を手に取ってみたものの…
    ミステリーも好きなので期待をしたが、主人公の精神状況とか展開とか諸々無理がある気がしてあまり深入りできず。
    ほんわか系作品の方がよかったな。

  • 航空機事故で家族を失った慧子は、ある目的のために銀座の高級クラブで会計係として働き始めた。

    クールビューティー、生きることに執着していない、ある面捨身で投げやりな主人公。切なかった。
    真相は徐々にわかってくるものの、ミステリーとして十分に面白かった。
    (図書館)

  • 後半斜め読みしながら読了。主人公の女性がこんなにメンタル強めな小説も珍しいなと思う。

  • 面白かったが、過去が綺麗すぎ

  • 山口さん作品なのに、残念! とっちらかって終了の印象。

  • エピローグで★がひとつ減りました。
    好みの問題なのでしょうが。

  • ご飯のはなし?と思ったらまさかのハードボイルド的な話でびっくり。
    強すぎる女子!
    2時間スペシャルにしたら観たい!

  • ふむ

  • 2017 9/8

  • この弁護士が怪しい‼︎やっぱりね
    山口先生私がわかる様ではまだまだですね
    でも楽しめました
    安易にくっつかないとこがめでたしめでたしでは無く良かったのかも

  • 航空機事故で家族を失い一人生き残った主婦慧子は、その事故以後、人の眠りを奪わないと眠ることが出来なくなった。
    人の秘密を暴き、脅すことで人の眠りを奪う。
    その格好の舞台が、夜のクラブの会計係という職場だった。

    設定は???という感じでしたが、興味深く読みました。
    慧子の境遇は辛く悲しいけれど、その設定をなしにしたら、女版ハードボイルド。
    想像していた展開とは違いましたが、先のわからないドラマを見ているようで面白かったです。

  • なんかごちゃごちゃしてたけど
    割と面白く読めた。
    刑事のエピローグは蛇足感があったけど…
    眠れない、眠りたいからのさわさわした感じが
    あんまりなくて楽しめた。

  • 2016/01/05

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著者プロフィール

1958年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。2007年、『邪剣始末』で作家デビュー。2013年、『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。その他の著書に「婚活食堂」「食堂のおばちゃん」「ゆうれい居酒屋」シリーズや、『風待心中』『ゆうれい居酒屋』『恋形見』『いつでも母と』、共著に『猿と猿回し』などがある。

「2023年 『婚活食堂9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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