あなたも眠れない

著者 :
  • 文藝春秋
3.38
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本棚登録 : 170
感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900841

作品紹介・あらすじ

話題の清張賞作家が贈る長編ハードボイルド!航空機事故で家族を失った七原慧子は他人の眠りを奪わないと眠れない。獲物を求め銀座の高級クラブに潜り込んだ慧子を待つ危険な罠。

感想・レビュー・書評

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  • 航空機事故で、家族の中でただ一人生き残った主人公・慧子。
    その苦しみから眠れなくなってしまい、他人から”眠り”を奪うことに…。

    他人の秘密を調べ上げ脅迫して、その快感で眠れるようになる。
    なんてユニークな発想…。
    時代設定がバブル、なんとも懐かしい。

    家族の中でたった一人生き残ってしまう…。
    その悲しみや辛さは、想像を絶するものがあります。

    莫大な保険金で裕福な生活を送ることが出来ても、
    生きる意味がわからない。
    何をしていても、そこにあるのは虚しさだけ。
    生きたいとか、食べたいとか、なんの欲もなく、ただ眠りたい。

    心は凍ってしまっているから、恐怖も何も感じない。
    だから暴力団の組長相手にも、一歩も引かない。
    壊れてしまった慧子の突き抜けたかんじが、
    痛々しくもあり、逆にスカッとさせられたりもして。

    そして慧子の第二の人生の幕開け。
    こういう終わり方も素敵ですね。
    なにも恋愛だけがすべてではないもの。
    茶飲み友達として穏やかな時を過ごす晩年もいいなと思えました。

  • 2018.8.25.航空機墜落事故で親、夫、子供を失い一人生き残った七原慧子。事故以来身体は回復しても心に深く残った深い傷で眠れない日々が続いていた。眠りを取り戻すために慧子がとった手段は人の眠りを盗むこと。賠償金、保険金で金に不自由せず、手段を選ばず他人の弱みを握り脅迫していた。そんな慧子はもっと効率よく秘密を掴むため、銀座の高級クラブの会計係になった。そして、思いがけない殺人事件に巻き込まれる。
    なんとなく、だいたいのストーリーは読めていたが、一気読みしてしまった。失うものがない女のハードボイルド。警察を始め様々な人の設定が雑に思った。

  • 航空機事故で家族を失った七原慧子は他人を
    脅迫し不安に陥れ、眠りを奪わないと眠れない。
    獲物を求め銀座の高級クラブに会計として
    潜り込んだ慧子だったが、慧子の部屋でクラブの
    ホステスの死体が発見され…。

  • 食堂のおばちゃんシリーズが好きで、同じ作家さんの違う雰囲気の本を手に取ってみたものの…
    ミステリーも好きなので期待をしたが、主人公の精神状況とか展開とか諸々無理がある気がしてあまり深入りできず。
    ほんわか系作品の方がよかったな。

  • 航空機事故で家族を失った慧子は、ある目的のために銀座の高級クラブで会計係として働き始めた。

    クールビューティー、生きることに執着していない、ある面捨身で投げやりな主人公。切なかった。
    真相は徐々にわかってくるものの、ミステリーとして十分に面白かった。
    (図書館)

  • 後半斜め読みしながら読了。主人公の女性がこんなにメンタル強めな小説も珍しいなと思う。

  • 面白かったが、過去が綺麗すぎ

  • 山口さん作品なのに、残念! とっちらかって終了の印象。

  • エピローグで★がひとつ減りました。
    好みの問題なのでしょうが。

  • 2017 9/8

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著者プロフィール

作家

「2022年 『婚活食堂7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口恵以子の作品

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