ゴーストマン 時限紙幣

制作 : Roger Hobbs  田口 俊樹 
  • 文藝春秋
3.62
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本棚登録 : 304
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163901077

作品紹介・あらすじ

英米ミステリ賞総嘗め、24歳の天才新人登場!クアラルンプールの摩天楼内の銀行襲撃計画。爆薬の仕掛けられた金の奪還。裏社会のディテール満載で描く21世紀最高の犯罪小説。

感想・レビュー・書評

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  • プロフェッショナルな描写が好きです。

    何かになりきるための過程が緻密で、まるで映像で見ているかのよう。そう、映画のようなんだよ。でもね、映画は映画でも邦ドラマの映画化のような展開で、最後のあっさりっぷりには肩透かしをくらいました。

    伏線が伏線でもない、無駄の多い登場人物、敵が誰だか分かりづらいなど、欠点をあげたらいっぱいありますが、田口俊樹さんの訳も相まってぐんぐん読み進められます。

  • 現金輸送車が襲われる。奪われたのはカジノに運ばれた金だが、ただの銀行の金ではない、連邦政府の爆弾付きの金。これほど危険なキャッシュは誰も近寄らないはずが、リミットの48時間以内に奪おうと闇で熾烈な争奪戦が始まる。そこに派遣された私。指紋を消し自分も殺す変装の名人。鏡を見て「プロがそこにいる」とひとりごち、「警察など脅威ではない」とうそぶくが、不釣り合いな腕時計は手持ちがないからと袖に隠し、携帯は壊し損ねて窓から放る。本当に一流なのかとやきもきさせられるが、最後にはすべてをきれいに片付け行方をくらます。

    吐息と共に自由に年齢を変え、声音を使い分ける様は小説ではなかなか伝わりにくい。姿を消すのが得意科目のゴーストマンにしては、現場にジェットで乗りつけ早々にFBIに目をつけらるってどうよと不信が芽生えたが、自分の存在をわからせるためにわざとやったのね。ただ、ウルフが噛んでることを知ったのは到着したあとだったような...。

  • 一気読み。犯罪の痕跡を消す、ゴーストマンの仕事ぶりが面白い。
    犯罪の薀蓄や、細かい描写は、ややもすると冗長になりがちだが、テンポもよく、物語の奥行きを増している。
    スピーディーに進むハードボイルド。
    これがデビュー作とは驚き。
    映画化されそう。

  • 「大げさな表現だな」、「結構グロい描写だな」、と思いながら半分読んだところで気がついた。
    某映画監督の作風だと。後書きにも触れられていたので間違いなさそう。

    好みの問題だけれどなかなか読み進めず難航。

    銀行襲撃の部分は文句なしにかっこいい。

  • 盗まれた「決して盗んではいけない金」を取り戻す期限は48時間。
    犯罪の始末人ゴーストマンの追跡が始まる。

    使用後の携帯電話を潔く捨てる捨てるw
    雑魚キャラも同じレベルで捨てる捨てるw
    そこにドラマが乗っていないので勿体無い感が皆無。
    こういう乾いた感じが好きな人にはいいだろうけど、ドラマが読みたい身には合わなかった。
    話はスピーディーだし、訳文は読みやすいし、面白いんだけどね。
    これじゃないw
    あとあちこちで「ナツメグ!」と耳にしていたので気になっていたんだけど、それだけかい!

    • niwatokoさん
      これ、やたらツイッターでめぐってくる(RTがマメってことかしら)ので、そーんなにおもしろいの??と気になっていたんですが。ヴァクスとかも引き...
      これ、やたらツイッターでめぐってくる(RTがマメってことかしら)ので、そーんなにおもしろいの??と気になっていたんですが。ヴァクスとかも引き合いに出されているし。ドン・ウィンズロウとかみたいかと期待しちゃだめですかね? 
      2014/09/01
    • kumanecoさん
      ウィンズロウのようなドラマはないです。設定と疾走感で読ませるタイプ。田口さんなので訳文はものすごく読みやすいです。 好きな人は大好き!なんだ...
      ウィンズロウのようなドラマはないです。設定と疾走感で読ませるタイプ。田口さんなので訳文はものすごく読みやすいです。 好きな人は大好き!なんだろうけど、ウィンズロウ大好きな私には普通…でした。
      2014/09/02
  • プロローグで一気に引きづり込まれる。
    タフな金銭強盗の話かと思いきや、少しそれて失敗しかけた強盗の消えた金を探す物語。

    誰が誰を嵌めているのか途中からややこしくなり過ぎて混乱する。

    過去の失敗の物語がカットバックで入ってくるけど、結局マーカスとのいきさつを示したのみで、現在の事件との交錯はなく今ひとつ。次作への布石なのかもだけど。

    それにしても今のゴーストマンは強すぎる。
    映像化は確かにうけるだろうね。

  • ゴーストマンというのは、自分自身も含めた犯罪者の行方を消す者のことを指す。文字通りに社会から存在を抹消してしまうのだ。偽造の証明書、コンタクトレンズや染髪だけではなく、あらゆる方法を駆使して別人になりきってしまう。映画の世界では“逃がし屋”という存在が取り上げられるが、ゴーストマンもそれに似たものだろうか。
    ま、実際にそんな者がいるかどうかはともかく、本書はそのゴーストマンが巻き込まれた騒動を描いた作品だ。タイムリミットが設定された上に、対立する裏社会の実力者の板挟みになりどちらに転んでも無事では済まない状況。さらに過去の因縁までもが挿入される。
    読み応えのあるクライム・ノベルだった。

  • twitterで煽られて(笑)購読。一気読み!面白かった!次作の翻訳が待ち遠しい。オススメです。

  • 「ゴーストマン」という「消える」プロフェッショナルが、犯罪のマッチメイカーに借りを返すため、失敗した銀行強盗の尻拭いをさせられる話。ごく普通のクライムストーリー。つまらなくはないが・・・。

  • 3月-11。3.0点。
    銀行強盗の物語。姿を消せるゴーストマン。
    前評判が凄かったけど、うーーん。
    それなりに面白いが、まあまあかな。

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