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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163901206
作品紹介・あらすじ
母が殺された――その悲しみの葬儀の席で逮捕連行されたのは、弟だった。
大企業勤務のエリートサラリーマンの父、良妻賢母を絵にかいたような料理上手の母、幼いころから両親の期待を一身に背負い、溺愛されてきた弟、そして彼らのなかで、ひとり除けものであるかのように成長した主人公、葉山和弘。
遺棄死体となって発見された母親の被疑者が弟であったことで、父親は頑なにて弟の無実を信じ、反証を得ようとするのだが――。
みんなの感想まとめ
衝撃的な母の死と、逮捕された弟を巡る物語が展開される中、主人公は家族の真実に迫ります。期待に応えようとする弟と、疎外感を抱える兄の関係は、裁判を通じて徐々に変化していきます。父親は弟の無実を信じ続け、...
感想・レビュー・書評
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母が殺された
捕まったのは母に溺愛された弟だった
物語はこのショッキングな出来事から始まる。
両親の理想通りに育ち、一流企業に勤め優しく優秀な弟と愛される事を諦めた兄。
以前読んだ「ゆれる」と同じように事件は限りなく黒に近いグレーで弟の裁判が始まるのですが、この物語は犯人は誰か?という事が焦点ではない。
弁護士の言葉が印象的でした
「親っていうのは、子どものことなんて、なに一つ知ってなんかいないんですよ。最悪なのは、なにも知らないってことを、わかっていないことです」
無実を頑なに信じる父親
弟を信じられない事に悩む兄
裁判が進むにつれてこの2人が少しずつ変わっていく様子がこの作品の一番の読みどころです。
桂さんの作品は何作か読んでますが、人が変わっていく姿が絶妙に上手いと感じます。
「エデンの東」へと桂望実がおくるオマージュ
おすすめですd(^_^o)
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★3.5
母・直子が殺された。
逮捕されたのは、弟・秀弘
一流商社に勤める父・敬一と直子の期待の星だった。
そして、期待通りに育った弟。
弟は母を愛していたし、母も弟を溺愛していた。
そして彼らのなかで、ひとり除け者であるかのように
成長した主人公葉山和弘…。
弟が再逮捕された。
先月事故死した元彼女を殺した廉で…。
被害者の遺族…。加害者の身内…。
弟が冤罪と信じ父親は半狂乱になって、
無実の証明をしようとするのだが-----。
愛される事を諦める代わりに本当の自分で居る事を選んだ兄。
両親の期待に応え続けた弟。
一流のものしか認めない父親。
その父親の思い通りに一流の人生を歩んで来た弟。
父親は兄弟の実像も知らず家族を理想的に仲の良い
家族と信じて疑わない。
無実を信じ、行動していく内に妻や息子の隠された顔が
明らかになってくる。
一緒に手掛かりを探して動いていても、心の通わない父と和弘
しかし、最後には心を通わせる事が出来た。
それが、救いでした。
和弘の妻・久美子がとっても良かったなぁ
この葉山家は、父と母にとっては、理想の家族像だったが、
実は虚像だった。
お互いの事を何も知らない、バラバラの家族
親子の関係ってそれぞれなんだなぁ
家族の関係ってそれぞれなんだなぁ
気に入らない事があったら、気に入らないって大声で言い合える
家族というのは、受け止め合う事の様に思う。
欠点や弱さや、理解不能な部分も含めて、失敗した時も。
気に入っている部分しか受け止めないのは、家族じゃない。 -
母が殺され、犯人として逮捕されたのは、実の息子である弟だった。
真実はどこにあるのか。
裁判と主人公の過去の記憶の中で、残された父と息子の関係性が変わっていく。
面白かったです。
家族の中での疎外感を感じ続けてきてきた主人公和弘。
裁判を通じて、また父との会話から、自分の思い違いに気づくことが出来、父との関係が修復されるようで良かった。
お父さん、嫌なヤツでしたが、こういう人いますよね。
裁判が続く中で、少しずつ変わっていく姿にホッとしました。
犯人とされる弟の様子が一切わからない感じが、却って興味深く、好奇心を刺激させられた気がしています。 -
2時間ドラマや映画、ミステリなどで「犯人と目された人の無罪を勝ち取る」というジャンルが有るように思う。
たいていの場合、内容ともかくとして物語の構成的に「ああきっとこの人無罪なんだろうなぁ」と気づいてしまい、なんとなく謎解き箇所が「はいはい無実無実」と流して読んでしまっているときがある。
この物語はそんな風に流して読めない。
だれもが生まれてきて感じたことのある不公平さ感を、嫌みなくらいたっぷりと味合わせてくれる(褒め言葉です)。
読みやすく平易な言葉でするりと頭に入ってくる物語。ページをめくる手が止められない。いやな予感を持ちつつ、じりじりと気は焦り続きが気になってしかたがない。 -
家族といっても本当のところなんてわからないものなんだ。幸いわが家は、特に問題のある家庭ではなかったから、そのような苦労はしてきていないけれど。
人には色々な面があって当然。自分の知っている面だけがすべてというわけではないし。
この立場で弟を信じられるだろうか?
本当のことを話してくれ、それを受け入れるから……かな。 -
なんの予備知識もなく何となく手に取った本。衝撃的な始まり方だったけど、親子の再生の物語だった。主人公の奥さんの人間としての完成度にただただ感服。さらに主人公の周りにいる血縁族以外の人がよい人たちばかりで、あまりリアルではないと感じられるんだけど、重い題材なのにスッと読み終えられた。
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家族の嘘に気づく瞬間が、とても切なかった。弁護士さんの扱いが雑で、ちょっと気の毒でした(苦笑)
2019/6/12読了 -
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母が殺された――その悲しみの葬儀の席で逮捕連行されたのは、弟だった。
大企業勤務のエリートサラリーマンの父、良妻賢母を絵にかいたような料理上手の母、幼いころから両親の期待を一身に背負い、溺愛されてきた弟、そして彼らのなかで、ひとり除けものであるかのように成長した主人公、葉山和弘。
遺棄死体となって発見された母親の被疑者が弟であったことで、父親は半狂乱になって弟の無実を証明しようとするのだが――。
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ミステリでもあるが、名ばかりの家族がほんとうの家族になっていく苦しい道のりの物語でもあるような気がする。親は子どものことを、実は何もわかってはいないし、子もまた親の心底の気持ちを理解しているとは言えず、互いにすれ違い、思い違ったまま、別々の記憶を背負って苦しんでいるのである。葉山家の場合、それを解きほぐすきっかけになったのが、母の死だったのである。その後、犯人として弟が逮捕されてからの証人探しのなかで少しずつ明らかになっていく真実を直視することで、これまでの家族に対する思い込みが崩壊し、初めから組み立て直さなければならなくなる。被害者家族であり、加害者家族でもあるという複雑な立場に置かれた葉山家の葛藤と、だからこそ家族の形が取り戻せるかもしれないという微かな喜びがまじりあった一冊でもある。 -
退屈だったとは言わないけれど、取り上げた題材の割に著者の力量が足りていないように感じてしまったな。話の筋はいいのに文章がどこか稚拙で。盆栽の記述は良かった。主人公の核となったその部分をもっと深く知りたかった。
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ある日突然弟が逮捕される。母と元恋人を殺した容疑で。
弟を信じたいが過去を思い出せば思い出すほど弟が真犯人であると確信していく兄和弘。
学歴、仕事すべてに頑な信念をもつ父との過去の思い出と確執。
壊れて行くはずの家族関係が弟の無実を求めながら再構築されてゆく。
実際は殺人犯(まだ容疑者)の家族は仕事も失い悲惨な末路になると言うけど、この話ではそうはならない。そこは現実離れしてる感じはする。 -
父親に認められたい、また兄弟にコンプレックスを感じる主人公。RUN RUN RUNに似ている。読みやすいのだけど、後味がいまひとつさっぱりとしない。弟に真実を語って欲しかった。死日記の時はそのへんきっちり丁寧に書いてたのに、桂望実読みやすくて好きなんだけど雑になったなー。せっかく盆栽のことも自分に例えたりして詳しく描写してるんだから、梶本や、あるいは弁護士についてももっと掘り込んで書くとか、、。図書館にて。
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母が殺された。
その悲しみの葬儀の席で逮捕連行されたのは、弟だった。
大企業勤務のエリートサラリーマンの父。
良妻賢母を絵にかいたような料理上手の母。
幼いころから両親の期待を一身に背負い、溺愛されてきた弟。
そして彼らのなかで、ひとり除けものであるかのように成長した主人公、葉山和弘。
遺棄死体となって発見された母親の被疑者が弟であったことで、父親は半狂乱になって弟の無実を証明しようとするのだが――。 -
盆栽は矯正されることで好みの形に作られる。そしてそれ故に丹精込めて大切に育てられる…読むのが辛くて苦しかったです。家族でも全て分かり合えなくてよい、ただ丸ごと受け止めるよ、という存在がどんなに難しいか。でも家族だから気付いた時からまたやり直していける。
最後救いがあり希望がみえました。 -
キャラクター設定に時々あざとさを感じるけど、読後感はよかった。弟が母の殺害容疑で逮捕され、残された父親と主人公である長男が弟の無罪を信じて裁判に挑むお話し。主人公は加害者の身内という世間から批難される立場でありながら、被害者の遺族でもあるという立場がせつない。
著者プロフィール
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感想 :

まだ抱えられる重さを維持できてるのかな。
まだ抱えられる重さを維持できてるのかな。
可愛いでしょ\(//∇//)
おびさん私三姉妹の真ん中〜赤の他人にいらない子って言われたわよ!...
可愛いでしょ\(//∇//)
おびさん私三姉妹の真ん中〜赤の他人にいらない子って言われたわよ!
兄弟姉妹物がマイブームかもd(^_^o)