- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163901336
作品紹介・あらすじ
なぜ、俺は3度のW杯を経験できたのか――。ジーコ、オシム、岡田、ザッケローニ、アギーレ……。サッカー観の異なる何人もの監督の下で、何を変え、何を変えずにプレーしてきたのか。プロ17年目にして、進化し続ける司令塔が、「日本代表」の12年を振り返る。世界と戦い、勝つために必要な思考法とは――。日本代表の国際Aマッチ最多出場記録更新中の遠藤選手の進化と挑戦の本質が今ここに明らかになる。
感想・レビュー・書評
-
遠藤さんの日本代表での備忘録的な内容。
日本代表がワールドカップで勝つには個の力のアップと日本代表を取り巻く環境や草の根的な育成など多くの要因が足りていないとのこと。
ワールドカップとはこういうものなのだなと
これはこれで大変興味深かったが、
本当は試合前の心の持ち方やリカバリーの仕方など
遠藤さんの内面に注目した本が読みたかったなと思う。
岡田武史さんとの対談はとても好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
選手から見た日本代表。
ザックを語った通訳日記と併せて読むと、
サッカーのコミュニケーションの難しさが見えてくる。 -
遠藤の目から見た日韓ワールドカップからブラジルワールドカップまでの日本代表の戦いぶり、監督について、主観・客観まじえて淡々と語られる。インタビューをもとにライターが書き起こしたのだろうが、これはこれで読み物としては面白い。ただ、タイトルの「変えていく勇気」はちょっと違うようだ。「嫌われる勇気」にあやかろうとしたのだろうが、内容は別物だ。
-
んー、厳しいな、これは。単なる遠藤保仁日本代表戦記にしかなっていない。
2016.12.07. -
ミーハーだから読んでしまったが、意外にいい。
遠藤のサッカー、ついにJAPANから外れるのかもしれないのだが、ここまでにJAPANに呼ばれた期間の長さからも、そのプレースタイルからも、何を考えてチームに入っていたのか?監督によっての違いもあってどうなんだろうと、思っていたところが書かれていて、面白く読み終えれた。特に、岡田監督(今は今治でチームオーナーされているらしいが)との対談が最後にあるが、早く指導者になれよとも言われていたから、そろそろそっちを目指して、JAPAN引っ張ってもらう時がきてもいいのかなと。。
目次をあげておきます。
文はすごくいいというわけではないが、葛藤もありつつ色んな監督と、いろんな選手とうまくやってきてる感じ、そういった内容が、結構面白いですよ。
変えていく勇気
日本代表であり続けられる理由
目次
プロローグ
1998~2002日韓ワールドカップ
スタート
カルロス・レシャック監督の衝撃/プロ初ゴール後の苦い思い出/フリューゲルス消滅/ワールドユース準優勝で得た自信/トルシエ基準への戸惑い/シドニー五輪での屈辱/自己分析力の身につけ方
2002-2006
ドイツワールドカップ
チャレンジ
チャンスを掴んだパラグァイ戦/コンフェデ杯で得た教訓/海外組を優先したジーコ/ドイツW杯、戦う雰囲気作りの難しさ/オーストラリア戦で実感したW杯の恐ろしさ/ドイツW杯で日本代表に足りなかったもの
2006~2010
南アフリカワールドカップ
進化
オシムさんからの課題/「あえて流れを止める」/代表で生き残るために必要なこと/岡田さんの目指したチーム/「最終選考」試合における心理的影響/岡田さんの決意と覚悟/W杯初ゴールの重み/徹底した体調管理と環境の良さ/自分たちの戦いに徹したパラグアイ戦/守備的な戦いの限界
2010〜2014
ブラジルワールドカップ
熟成
自分たちのスタイルを大切にするザッケロー二監督/ブラジルの圧倒的な強さ/新しい攻撃パターンの必要性/W杯の常連国、イタリアの底力/組織と個の兼ね合いについて/コンフェデ杯での収穫/セルビア戦の意味/ザッケロー二監督への提案/ベラルーシ戦での実験的な試み/オランダ、ベルギー戦、後半出場の理由/オランダ戦で得た新たな攻撃パターン/反省を踏まえてどう進歩するか/目標設定の重要性/本田と香川の不安要素/W杯メンバーから見えたザックの覚悟/不安がつのる失点の内容/W杯メンバーから見えたザックの覚悟/不安がつのる失点の内容/自分たちの力を100%発揮できれば勝てる
2014.6/14-6/24 ブラジルワールドカップ
勝負
コートジボワール戦前夜/難しいW杯になる予感/
不完全燃焼だった初戦/衝撃的な逆転負け/W杯には流れがある/
ギリシャの術中にハマった/真司のスタメン落ち/自分たちとの戦いに負けていた/
ザックとの話し合い/ピッチに立てなかったコロンビア戦/
世界の舞台での経験不足/痛感させられた「個」の差
エピローグ
【特別対談】
岡田武史×遠藤保仁
勝負に徹するか、スタイルを貫くか。 -
最後の岡田武史さんとの対談含め良かった。特に代表に収集されてからの考え方が良かったです。
-
飄々としているが実はアツい男
-
マイペースだけど内に秘めたる闘志が伝わる。
タイトルと内容に違和感が… -
遠藤保仁選手には「自然体」とか「マイペース」という冠言葉がよくつく。しかし、それはあくまで遠藤選手の一部しか表していないと思う。
本書は遠藤選手が日本サッカーを思い、チームを思い、サッカーを愛し続ける言葉が溢れている。