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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784163901718
作品紹介・あらすじ
世の中は誰かが金持ちになれば、別の誰かが貧乏になるようにできている……。
「アイアン・ファミリー」「死都東京」「夢眠谷の秘密」「透明人間の夢」「名誉死民」「南武すたいる」「神の見えざる手」「CAの受難」……啓示に満ちた8つの短篇を収録。
感想・レビュー・書評
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8つの短編、一貫して淡々とシュールに書かれている。
わかりやすい起承転結を求めて読むと拍子抜けするかも。
個人的に好きだったのは透明人間、名誉死民、神の見えざる手でした。
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2017/12/05 21:28:11
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短編8つ。アイアン・ファミリー/死都東京/夢眠谷の秘密/透明人間の夢/名誉死民/南部すたいる/神の見えざる手/CAの受難
妄想8つとでもいうべき?死都東京が斬新だったな、これ、これって、twitterの文字制限の140字ずつで書いてるんじゃないかな? いまどきの人にはおさまりのいい文字数で区切られてるから新鮮な驚きとともに読めた。こういう手法があるのか。
なんだか現代版夢十夜とでもいうべき。
深い感動や胸に刺さるものはないけど、ちょっと日常を忘れて本の異世界に行くには最適。うまい作家さんだなーと改めて。死都~のあのかんじが斬新だと感じるいまの時代のうちに、読んでほしい1冊。 -
「死都東京」も「夢眠谷の秘密」も「南部すたいる」も面白かった。
「CAの受難」はあまりにもタイムリーというか。。。 -
運命に翻弄されたり、運命によってなんかすごくラッキーなことが起こってなんとか食いつないでいけたりする人々にスポットが当てられている短編集。まさしく寓話。
ちょっと笑える。真面目な顔して何言ってんだって突っ込みたくなるような短編「アイアン・ファミリー」。先祖代々後継ぎがどのような人生を送ったのかを暗記させられる宿命を持っていて、それをデジタルデータ化してしまおうという試み、その原稿が「アイアン・ファミリー」という一編の小説に組み込まれている。あのオチはすごい。
「CAの受難」。凄味のある狂気。昔本当にそういう事件があったんだよな、確か。操縦中にパイロットが狂っちゃうっていう。 -
タイトルと表紙につられて読んだらはまらなかった…そこまでおもしろさわかんないなあと思いつつも惰性で読んでこれはだめだと感じたけれど最後2編はおもしろかった。
「神の見えざる手」がいちばん好きで、中でも「神は美を好む」がよかった。 -
8つの、シュールな短編集。
どれもこれも、最後にどんでん返しもないし
救いもない、シュールなものばかり。
現実ならばこうだろうという内容ですが
もうちょっとこう…小さな幸福が欲しかったです。
とはいえ、それほど暗黒、と言う事もなく。
シュールだけれども、ありそうだと納得したのは
透明人間、の話でした。 -
島田雅彦による短編集。やはり切れ味鋭く、読み応えあり。
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アイアンファミリー、始皇帝と徐福からつらなる88代の系譜。死都東京、死者たちが時代を選んで暮す。
同じ電車にたまたま乗り合わせた乗客八人が、本書に収めた八つの寓話のような妄想世界に暮しているのだとしたら、まだまだ世の中は捨てたものではない−もっとダークで、もっと多様であって欲しかったな。 -
このシュールなトーンに、はまりました。。
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「名誉死民」と「南部すたいる」がお気に入りです。死後の世界や、自分が利用している沿線のことは想像が膨らむ舞台です。「CAの受難」も消息を断ったマレーシア航空機を連想させ、2014年になんだかしっくり終わっていないニュースを年の瀬に思い出すのでした。
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