EVENA

  • 文藝春秋 (2015年1月26日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784163901978

作品紹介・あらすじ

雨の中、「エベナ」を酒で流し込み、いい気分でトラックを運転中、人を轢きそうになった「おれ」。幸い人は轢かなかったが、「おれ」のトラックの急停止が原因で、多重衝突事故が起こってしまった! トラックから離れ、逃げ込むようにたどりついた田舎町のバー。そこで知り合った奇妙な男に誘われて、「おれ」は大金が隠されているという家に忍び込むことにした。それからも「おれ」は否応なく犯罪に巻き込まれてゆき――。

小さな町で巻き起こる、盗み、殺人、逃亡と追跡、そして高値で取引される違法薬物「エベナ」をめぐる男たちの攻防。そして一癖も二癖もあるアウトローたちのやり取りの中に生まれる、奇妙なユーモア……。「エベナ」の幻覚が彩る、椎名誠初のエロティックハードボイルド。

感想・レビュー・書評

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  • けっこう面白かった。本人が好きな小説だと言っているのもわかる気がする。
    2015年1月の発売だから、もう1年半以上経っているけれどamazonのレビューが1つもない…
    面白いのにな。

  • 「椎名誠初のエロティックハードボイルド」ってな紹介に、半信半疑どころか8割方疑ってた。後出しのディスりじゃない、ホントだって。基本、シーナファンながら、彼は優れたエッセイストではあっても、小説家としてはどうなんだろう。これって、イカれた浮浪者たちのセコいせめぎ合いでしょ。殺しは衝動的で泥臭い。痴呆の婆さんにかくまってもらう主人公や、別れた女の家事姿を覗いて自慰に耽る鼻曲げ男。最後は何なんだ?「エベナ」なるクスリを検索すると実在するが、薬効は更年期障害だって。

  • 椎名誠、初のハードボイルド

  • どんどんエベナのせいで浮遊感がひどくなる感じ。
    結果わからないままきっと破滅しそうな予感。
    曖昧だからいいのかな。

  • ハードボイルドだなぁ。

  • ところどころの強烈なシーンが印象的だが(全部気持ちわるい系)、結局なにが言いたいのか全くわからない。
    主人公、どこに行きたいの・・・?

  • 椎名誠のハードボイルドサスペンス。
    田舎町で起こる,盗み・殺人・違法薬物と関係者たちの群像劇。
    終わり少々消化不良。

  • ☆☆☆3つ
    シーナ兄いの本は全部読んできた、つもりです。
    エッセイはどれも文句なく面白い。でもここ最近の小説作品、特にSFはちょいと取っ付きにくい。
    この作品もなんだか物語の中に入っていくのにかなりの努力が必要で、それはあまり楽しいものではございません。まあ、それでもシーナ兄いの作品なのだからそこそこは面白いのであった。

  • 椎名誠ワールド広がりまくりのSF。あの強強も登場、でも今回は生き物では無い。
    あまりにも広がり過ぎた椎名ワールド、私ちょっとついて行けなくなりそう‥

  • 【シーナ的独特ノワール&ハードボイルド!】ある町で巻き起こる、盗み、殺人、違法薬物「エベナ」をめぐる攻防。冷静な狂気が疾走する椎名誠初のエロティックハードボイルド。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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