老耄と哲学 思うままに

  • 文藝春秋 (2015年1月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784163901985

作品紹介・あらすじ

日本の自然は、私がずっと「草木国土悉皆成仏」という言葉で考えてきたような慈悲に満ちた自然ではなかった――。東日本大震災という未曽有の災害を、著者は近代文明の理念を揺るがすものととらえ、自らの哲学をも厳しく問い直す。最後の教養人であり、大哲学者による、二十年以上続く東京・中日新聞連載のエッセイ最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • 古本で購入のため
    内容が少し前の事で
    こんな事あったな〜等と
    当時を思い出しながら読む

    読みやすい文章だなと思う

    古本トワサンにて購入

  • ふむ

  • 幅広く深い思索は、お歳を召されても衰えることはなく、保守派なのに、平和主義・反戦・反原発が小気味よい。
    歌舞伎、縄文文化、仏教への蘊蓄等も面白くかつためになり、著名人との交友も広く、様々な組織や企画の役職も歴任されているので、その記述は示唆を多く含むが、一般庶民からしてみればちょっと自慢気と感じられないこともないが、数多の功績に免じてよしとしよう。

  • 2015年4月6日読了『老耄と哲学』梅原猛著 評価B

    いわずと知れた日本研究の大家である梅原猛氏のエッセイ。
    これまでてっきり歴史学者だとばかり思っていたが、不覚にも氏が、哲学者であることをこの本を読むまで知らなかった。

    すでに90歳を超えて、その知識欲と死に対する諦念、日本または世界に対する思いの強さは敬服に値する。

    正統の歴史学者から見えれば、眉つばものの学説を発表し、衆目を集める梅原氏は、時に非難の対象となるが、一人くらいこのような学者が居てもよいのではないかと思う。

    エッセイの内容はまとめると
    1.戦争を体験した最後の世代の義務として、徹底的な戦争反対の平和主義主張

    2.『草木国土悉皆成仏』が日本文化の精神的本質であり、これは最澄、空海を源流とする
    天台密教思想から始まっており、鎌倉新仏教、浄土、禅、法華仏教の共通の前提となっている。

    3.自然に対抗する人中心主義の西欧文明には、原発に象徴されるように限界がきている。
    自然とともに人類が生きていく日本文化の伝統精神によってこそ、新しい人類文明が築ける。

    4.プロ野球では、愛知出身であることから、中日ドラゴンズファンであり、常に動向を見守っている。また、相撲も好き。

    5.歌舞伎では、三代目市川猿之助と懇意にしており、彼との交友からスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』は生まれた。

  • 【今こそ人間中心主義を捨てよ…九十歳の哲学者の警鐘】この震災は天災であり、人災であり、文明災であり、近代文明そのものが深く問われている…亡国の危機に際し思索する新聞連載最新刊。

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著者プロフィール

哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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