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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784163902012
作品紹介・あらすじ
ソニー、パナソニックなど、日本を代表する家電メーカーが軒並み苦戦するなか、「一人勝ち」を続けてきたサムスンが岐路に立っている。
最大の懸案は、一気にサムスンを巨大企業に育て上げた二代目社長・李健熙氏が倒れ、一時は昏睡状態に陥るなど、経営の一線に戻るのがかなり厳しいい状況にあることだ。三代目となるはずの息子、在鎔氏の資質は未知数である。
また、スマホ事業では、安価な中国メーカーに押され気味で、中国市場では、シェア・トップの座を明け渡している。
サムスンの参謀本部である未来戦略室の実態。ヘッドハンティングの戦略。トヨタやキャノンの手法にいかに学んだか。世界最強といわれる人事制度。後継問題。今後の成長戦略――これらサムスンの武器と弱点について、元サムスン経済研究所専務の張相秀氏と、経済ジャーナリストの片山修氏が語り合う。
感想・レビュー・書評
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サムソンと日本企業との違い、その辺りを解説した本。
人をどう確保していくか、Appleとどう対峙したか。
わかりやすく書かれている。
ただ対談形式の形式のため読みづらい。
はじめに
私が日本に勉強にやってきた理由
サムスンの人事一筋に22年間
御曹司は慶雁義塾大学ビジネススクールOB
第1章
ポスト李健煕に死角はないのか
李健煕氏からのメッセージ
外部のネットワークを継承
"隠遁の帝王"の素顔
創業者も二代目も早稲田大学出身
「石橋なら叩かずに渡る」
遺言の「傾聴」と「木鶏」
世襲企業へのバッシングは日本以上
相続問題でつぶれる可能性はあるか
3人の子の間で相続争いは起きないのか
大企業病と組織の壁
三代目には「実績がない」?
グループ企業にリストラの嵐
第2章
サムスンのコーポレート・ガバナンス
参謀本部「未来戦略室」の役割
会長の決断を命がけで支える
事業計画のプロセス管理を徹底
中国と闘うには自前の「頭脳」が必要
「未来戦略室」の実態
意思決定メカニズムと人事
サムスン電子の取締役会の構造
サムスンは「集団経営」
事業承継はガバナンスを変えるか
第3章なぜ人材を引き抜くのか
育てるか、ヘッドハンティングするか
青天井の報酬を出すのは本当だ
育成していては市場に置いていかれる
マンション、車と運転手、通訳付きで引っ張る
「人材争奪戦」は国際常識
人材の「維持戦略」も必要だ
第4章日本と同様「失われた10年」があった
朝7時に出社、夕方4時帰宅
ケータイの"焚書"事件
"準備経営"があったからこそIMF危機を乗り切る
漢方薬より手術の道を選んだ
"韓国号"が"日本号"を追い越したわけ
第5章なぜサムスンは勝ったか
抜けるとは夢にも思わなかった
サムスンのインテリジェンス活動
アップルとの訴訟合戦決断のウラ
国際人事学会で日本企業の姿を見ない
日本と同じ轍を踏むか?
外を見ていた松下幸之助と盛田昭夫
アメリカ型経営に振れ過ぎた日本企業
第6章
秘密は最強人事制度にあり
人材育成の総本山「人力開発院」
「TOElC」平均900点は本当か
新入社員の35%は地方大学出身者
給与の差は倍以上ある
なぜ日本は成果主義の導入に失敗したか
役職が上がるほど厳しい出世レース
第7章
「地域専門家制度」の神話と現実
地域専門家は5000人を数える
何をするかはすべて本人任せ
日本の企業戦士はなぜ絶滅したか
派遣先は昔日本・米国、いま中国
派遣費用は一人年間1500万円が上限
2割が帰国後に辞める
人材育成を「ROI」で考える
「Aクラス」を派遣しないと意味がない
オーナーの執念で25年間続く
第8章
サムスンは社員を幸福にするか
社員に夢を与え続けられるか
「我慢しろ」といえば「嫌です」「辞めます」
「ワーク・スマート」が独創性を生む
ノミニケーションは必要
自分の市場価値を上げる
上司が朝6時半に出社すれば、部下も
入社して3年で25%が辞める
サムスン電子の社長は報酬10億円以上
サムスンには「あがりのポスト」がない
高齢化の問題といかに向き合うか
第9章
スマホ事業の黄昏
「完壁主義」より「機会先取」
「80%の商品」で十分
世界にないものを創造していない
毎日100人が会社に泊まり込む
米軍基地のような研究センター
若手をやる気にさせるのは"信賞必賞"
イノベーションと儒教社会の折り合い
下山に向け歩き出した
いまはリスクではなくクライシスだ
あとがき①1次なる成長に向けて 張相秀
あとがき②t何が明暗を分けたのか 片山修
張相秀
チャン・サンスウ1955年韓国生まれ。慶応義塾大学経済学修士、同商学博士。サムスン経済研究所の専務(人事組織室長)などを経て、現在、亜細亜大学特任教授。韓国では延世大学客員教授、成均館大学招璃教授、韓国人的資源開発学会会長、韓国人
事管理学会副会長、韓国雇用労使関係学会副会長、中央政府政策委員会委員などを歴任。
片山修
かたやま・おさむ名古屋市生まれ。経済ジャーナリスト、経営評論家。2001年~2011年、学習院女子大学客員教授として教壇に立つ。経済、経営、政治など幅広いテーマを手掛け、『文藝春秋』『中央公論』
『Voice』『潮』など、多数の雑誌に論文を執筆している。50冊以上の著書のなかでも、『ソニーの法則』
(小学館文庫)は20万部、『トヨタの方式』(同)は8万部のベストセラーに。中国語、韓国語への翻訳書も多数出版されている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後までクライシスの話はない気がした。
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【大物OBが語る巨大企業の武器と弱点】一人勝ちを続けてきたサムスンが危機に直面している。これまでの躍進の秘密と、〝スマホ帝国〟失速の要因、深刻な後継者問題に迫る。
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