- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163902142
感想・レビュー・書評
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あまり合わなかった。
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バス事故で妻を亡くした作家の永い言い訳。
妻と一緒に亡くなった妻の友人家族との付き合いは、悲しみを癒す。しかし突然愛する人を亡くした喪失感は短期間に癒えるものではない。
現実の悲しみはもっともっと深いのではないかと思いながら読んだ。
304ページが良かった。 -
「私も日常の当たり前のことを大切にしよう」そう思える本を読みたくて、こちらを手に取りました。
分かったことは、どんな人にでも、「まさか自分が」ということが起きるということ。
当たり前ですよね。
どんなに仲が良い夫婦でも、冷め切った夫婦でも、思いがけない別れは来る。
最後に交わした言葉が何か思い出せない、もっとあなたがいる日々を大切にすれば良かった、
そんな風にならないように、
私は色々な小説を読み、日々感じています。
だから、大切な人にはなるべく会いに行くし、会えた時は素直に感謝を伝えなきゃと思って。
この話は本当に、永い言い訳でした。
人物に魅了がなかったからか、しっかり読み込むことができませんでした。
あぁ、読むのが少し億劫だなあ、と思いながらも最後まで読みました。
夏子が可哀想だ。
でも人生ってこんなもんだよね。
ドラマや小説のように、尽くせば最後は思いが通じるとか、そういうのじゃないよなー。
全然通じ合えなくて、
どこからか歯車が噛み合わなくて
よくわからなくて、
夫婦の溝が広がっている感じがすごく伝わってきました。
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幸夫の軽薄な感じと陽一の単純過ぎる思考に最後はイライラした。もし自分が同じ境遇になったらという視点でのめり込めれば良かったが、そこまでにはならなかった。
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淡々と続く日常描写に気持ちが萎えていってしまった。
なによりも幸夫の薄っぺらさが鼻につく。こんな夫なら全く愛そうと思えない。
語り手がコロコロ変わるのも集中が途切れてしまいどうも苦手だった。
良い作品と聞いて期待して読んだので、あまりにも想像とかけ離れていて残念というか、自分には合わない作品だった。 -
面白くなかった。
突然のバス事故で家族を失った人たちの再生の物語、とでもいうか。
語り手がコロコロと変わるので、感情移入しにくい。
でも、残された家族たちの現実の日々が変に被害者ぶらず、美化せずに描かれていたのは良かった。
2016/08 -
平凡すぎて飽きる。
小説家の妻がバスの事故で死に、一緒に死んだ妻の友人の家族と過ごす…。
あまり感情をあらわにせず、淡々と物語が進んで行きますが、淡々としすぎてて全く面白くない。
私の好みに合わなかっただけかもしれないけど、人間が描かれていない感じでした。
あまりオススメしません。 -
こんな感じだったら、 離婚すると思う。愛情がないのは、怖い。
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同じ被害にあった家族だけど違う家族…
最後まで家族の良さを伝えてくれる本でした -
「他人に頼りにされる」というのが、人の生き甲斐になる。正にこれを通じて、身近な人の愛について見つめ直す切っ掛けとなった主人公衣笠幸夫は、妻夏子への愛を再確認する。