限界点

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 328
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902289

作品紹介・あらすじ

ドンデン返しの魔術師が送り出す究極のサスペンス!凄腕の殺し屋の手から標的を守るのが私のミッションだ。巧妙な計画で襲い来る敵の裏をかき、反撃せよ。名手の妙技が冴える傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 連邦機関所属の警護官、プロのボディガードvs誘拐・拷問により必要な情報を手に入れる「調べ屋」

    護る者と追う者二人の「戦略」がぶつかり合いは二転三転四転五転と目まぐるしく変わっていき
    さすがのどんでん返し職人で
    「調べ屋」を雇ったと思われる人物もターゲットさえも次々と変わっていき、誰が味方で敵なのかもコロコロ変わりますもうなにがなんだかw

    主人公コルティはボードゲームの愛好家として描かれていますが、この物語自体が戦略型のボードゲームのように感じました
    自分もボードゲーム大好きだったんですよね
    そしてなぜかボードゲーム『ミッドウェー海戦』を思い出しました
    友達の家でよくやりました
    友達がたくさん持ってたんです

    自分?自分では持ってなかったですよ
    お小遣いは全部本になってましたから

  • この方の本は初めてですが、前評判通り一気に読めました。

    主人公は連邦機関所属の警護官。ターゲットを拉致して拷問で情報を引き出す敵から、刑事一家を警護します。

    プロのボディガード対”調べ屋”。警護のプロvs襲撃のプロ。相手の裏をかこうにも一筋縄ではいかなくて、裏の裏のその裏を考える攻防戦が、一冊通して続きます。

    ボディガードが題材だと、護衛対象者との関係がテーマになることが多いですが、この本ではそれはほんの一部です。もちろん、意外なところから意外な問題が出てくるのですが。
    護衛対象者の抱える問題さえ、一筋縄ではいかない。読んでいる方も、裏の裏を考えている間に、そもそも最初はどういう問題だったっけ?と混乱しそうでした。

    印象に残っているのは、終わり近くで出てくる頼りがいのある助っ人。最後の主人公のイメージどんでん返し。

    でも最後の最後まで、読み終えた後も、ずっと残ったのは、主人公の上司でした。プロローグで亡くなっているのに。主人公にもトラウマを残していますが、私もトラウマになったかもしれない。

  • リンカーン・ライムは出てこないジェフリー・ディーヴァーは初めて読みました。こちらも大変楽しめました。どんでん返しが次々に起きて最後まで退屈しませんでした。

  • デーヴァーといったらドンデンというぐらいにインプットされているのでもうどんなひっくり返しにも驚かなくなりましたが、これは・・・?
    ドンデンというよりもはやドタバタですね(苦笑)

  • 調べ屋の設定が斬新。情報の出し方と展開設定がうまい。細かい情報により細かく変わるストーリー展開が面白かった。

  • ジェフリー・ディーヴァー。凄腕の調べ屋から護るため、とある一家を護衛する警護官の物語。ボードゲームが趣味の主人公とその師匠を殺害した調べ屋との頭脳戦は緊張感があり面白かった。また首謀者がだれなのか次々と憶測が入れ替わり、最後まで退屈せずに読み終えた

  • なんだかんだいって最後まで、「なんだよぉー、そうだったのかよぉー」と楽しませてもらいました。相変わらず見事に伏線きっちり回収。面白かったです。

  • 限界点

  • プロのボディガード、コルティと”調べ屋"ラビングの壮絶な死闘

  • 警護官と調べ屋の攻防。数ページ毎に起きるどんでん返しのおかげで一気読み。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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