ラヴレターズ

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163902579

作品紹介・あらすじ

あなたは、ラブレターを書いたことがありますか?作家、女優、画家、音楽家、タレント、映画監督など、26人が「恋」を書きました。言葉の達人たちが綴った秘めた恋の行方は?殺し文句がここにあります。吉本ばなな 作家。一九六四年生まれ。川上未映子 作家。一九七六年生まれ。二階堂ふみ 女優。一九九四年生まれ。西川美和 映画監督・作家。一九七四年生まれ。壇蜜 タレント。一九八〇年生まれ。小池真理子 作家。一九五二年生まれ。横尾忠則 美術家・作家。一九三六年生まれ。山本容子 銅版画家。一九五二年生まれ。俵万智 歌人。一九六二年生まれ。桐野夏生 作家。一九五一年生まれ。小島慶子 タレント・エッセイスト。一九七二年生まれ。姫野カオルコ 作家。一九五八年生まれ山中千尋 ジャズピアニスト。一九七四年生まれ。松尾スズキ 作家・演出家・俳優・脚本家・コラムニスト。一九六二年生まれ。加藤千恵 歌人・作家。一九八三年生まれ。松田青子 作家・翻訳家。一九七九年生まれ。村田沙耶香 作家。一九七九年生まれ。春風亭一之輔 落語家。一九七八年生まれ。砂田麻美 映画監督・ドキュメンタリー作家。一九七八年生まれ。中江有里 女優・作家。一九七三年生まれ。島田雅彦 作家。一九六一年生まれ。岩下尚史 作家・伝統文化評論家。一九六一年生まれ。髙樹のぶ子 作家。一九四六年生まれ。皆川博子 作家。一九二九年生まれ。橋本治 作家。一九四八年生まれ。長塚京三 俳優。一九四五年生まれ。

感想・レビュー・書評

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  • 26名の著名人の方々がそれぞれ、愛する人(動物・物)に宛てた手紙。

    小池真理子さんの『亡き猫のための恋文』がとても好きでしたが、これ創作ですよね?
    村田沙耶香さんは本当にコンビニエンスストアを愛しているんですね。

    他の方々も短い文章なのに、それぞれに、その方らしい、ドラマがあり愛がこもっていて、読み応えがありました。
    ラヴレターというものは、こんな風に書くものなのかと、勉強に(?)なりました。

  • 各界に著名人によるラヴレター集。
    本当に著者が愛した(と思われる)人に対するものから、フィクションと感じられるもの、また「人」ではなく「もの」「動物」など様々なラヴレターが登場する。
    われわれ読者に対して書かれているわけではないので、当人にしかわからないこともあり、理解しにくいところもあるが、「恋する」「愛する」思いの丈が伝わってくる。
    作家ではない方の作品も多くあるが、どのラヴレターも「詩」を感じさせ、言葉の美しさを味わえる作品だ。

  • (2017/10/26読了)
    1929年〜1994年生まれの幅広い年代の著名人26人の恋文。こういう本でなければ読むことのない作家さんも。それぞれの年代の言葉で書かれている。
    恋のお相手は、必ずしも人ではなく(擬人化しているのもある)、自分宛も、男女間でもないものもある。面白おかしく書いたもの、胸を打つもの、真実なのか作ったものなのかわからないものもあり、バラエティに富んでいる。
    短編だから気負わず読めると思ってだけど、ひとつひとつの想いを漏らさず読んだので、その重さに読後ぐったりとしてしまった。

    (内容)
    あなたは、ラブレターを書いたことがありますか?
    作家、女優、画家、音楽家、タレント、映画監督など、26人が「恋」を書きました。
    言葉の達人たちが綴った秘めた恋の行方は?
    殺し文句がここにあります。

    (目次)
    吉本ばなな(作家.1964年生まれ) いつかへのラブレター
    川上未映子(作家.1976年生) 桔梗くんへ
    二階堂ふみ(女優.1994年生) 貴方と、
    西川美和(映画監督・作家.1974年生) ラブレター
    壇蜜(タレント.1980年生) あなたの仕打ちへの「お返し」
    小池真理子(作家.1952年生) 亡き猫のための恋文
    横尾忠則(美術家・作家.1936年生) タダノリ君へ
    山本容子(銅版画家.1952年生) 7+2
    俵万智(歌人.1962年生) 心に墓を建てる
    桐野夏生(作家.1951年生) 懐かしい伯父様へ
    小島慶子(タレント・エッセイスト.1972年生) 不機嫌なあなたへ
    姫野カオルコ(作家.1958年生)悲しみのロマンス
    山中千尋(ジャズピアニスト.1974年生) より良き日のあなたへ
    松尾スズキ(作家・演出家・俳優・脚本家・コラムニスト.1962年生) 片桐はいりさんへ
    加藤千恵(歌人・作家.1983年生) 岡村靖幸様
    松田青子(作家・翻訳家.1979年生) 白鳥に憑かれた王子(クリストファー・マーニー)へ
    村田沙耶香(作家.1979年生) コンビニエンスストア様
    春風亭一之輔(落語家.1978年生) 寄席は、おっさん
    砂田麻美(映画監督・ドキュメンタリー作家.1978年生) 飛行機様
    中江有里(女優・作家.1973年生) 父への感謝状
    島田雅彦(作家.1961年生) ララへ
    岩下尚史(作家・伝統文化評論家.1961年生) ふかくしのぶかたへ送る文
    髙樹のぶ子(作家.1946年生) 雲に寄せて
    皆川博子(作家.1929年生) 君よ、帰り来ませ
    橋本治(作家.1948年生) 拝啓 日本様
    長塚京三(俳優.1945年生) 遺言

  • さまざまな「愛」に対する手紙。

    みんな愛がこもりすぎてて、2編も3編も続けて読んでいくと、お腹いっぱいで消化不良を起こしそうだった。

    愛にはいろんな形があるんだな。

  •  読んでて気恥ずかしくなるのとそうならないのがある。
     どこに違いがあるんだろう。
     まあ、相手にさえ伝われば目的は大達成なんですけどね。

  • 装画:ジャン・コクトー(映画「オルフェの遺言」ポスターより)
    装丁:関口信介さん

  •  26人のラブレターを読んでいると、頭が空中分解〜
    心は何処かに連れられていく〜

  • 1人1人、全く異なったラヴレター。この人はこういう人なのかなとかどのような意図でこんな言葉を並べたのか。想像するだけで楽しかった。

  • 面白いと思う作品と
    イマイチと思う作品と
    でも色んな文体があって
    楽しめたかな
    一二三館書店にて購入

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

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