朝が来る

著者 :
  • 文藝春秋
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  • / ISBN・EAN: 9784163902739

感想・レビュー・書評

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  • 皆さん、高評価の作品のようです。なかなかに、ヘビーな、内容、みたいですが、ラスト近くで、「朝が来る」ようなので、読んでみたいです。

     2020.9.19
     何度か、読み返した。
    結婚、妊娠、子育て。すべてに経験の無い私だが、登場人物の人生の重み、心情などがリアルに感じられた。 第一章で、佐都子が、息子「朝斗」が幼稚園で起こした事件に対してキッパリ我が子を信じる母としての対応を、尊敬した。
    不妊治療、養子縁組をへて、栗原夫妻は、特別養子縁組として朝斗と名付けた赤ちゃんを、授かる。それまでの、佐都子の、そして夫の清和の心の葛藤。
     そして、朝斗の実の母親である、片倉ひかり。
    まだ中学生のうちに、彼氏の巧との赤ちゃんを出産。養子縁組を仲介する団体「ベビーバトン」によって、栗原夫妻に引きわたされるまでの、自分の赤ちゃんに対する思い。美しい空を見上げて、逃げることも、育てることもできない代わりに、おなかの中の子と、すごくきれいな空を見たことを覚えていよう、と涙したひかりに、心がつまされる。その後のひかりの、つらいつらい人生。
    ラストに、そのひかりが、生きていても仕方ない、雷に、打たれてしまいたい。と思った時、ひかりの事情を理解した佐都子がひかりを抱きしめるシーンに、感動した。佐都子が、「一緒に行こう」と声をかける。  どうか、この先、ひかりが幸せになれますように。皆が希望を持って生きていけますように、と思った。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      りまのさん
      大丈夫!明日は状況変わって良くなりますヨ!!
      りまのさん
      大丈夫!明日は状況変わって良くなりますヨ!!
      2020/11/01
    • kuma0504さん
      映画観ました。
      役者とリアル人とのコラボが自然で、
      凄い作品だと思いました。
      そうか、最後はひかりはそこまで思っていたんだ。
      映画観ました。
      役者とリアル人とのコラボが自然で、
      凄い作品だと思いました。
      そうか、最後はひかりはそこまで思っていたんだ。
      2020/11/27
    • りまのさん
      kuma0504さん
      私はまだ映画観ていないのですが、 凄い作品だったのですね。 コメントありがとうございます!
      kuma0504さん
      私はまだ映画観ていないのですが、 凄い作品だったのですね。 コメントありがとうございます!
      2020/11/27
  • 幼いながら子を産み、迷い、葛藤しながら生き抜いているひかり。特別養子縁組というかたちで子を託した。その家庭では大事に大事に「広島のお母ちゃん」が存在していた。ずっと親に反発葛藤し生きずらかったけど、「広島のおかあちゃん」は紛れもなく自分だと自信を持ち、自分の足で歩きだした。そこに心打たれました。
    最後、佐都子がひかりを見つけて、なんか唐突だなあと思ったけど、朝斗くんは心ある両親と出会え明るい未来でよかった。ひかりにも明るい未来は来る。

    終始、辛かった。最初の不妊治療のところも。ある場面で、男性側の精子を採取するために、個室が用意されているというところ(よくドラマで見る)。ショックを受ける夫に佐都子は、そのような環境は当然で、具体的な想像力の欠如が、不妊治療における男女の意識の差、といっているが。
    男性にとって婦人科(産婦人科)自体、踏み込みにくい領域だろうから無理もないのに。ともおもった。私が古いのか。
    そして、男性側に原因があったとわかり、その母親が土下座するところ。なにもそこまで…。と思うが(もし女性側に原因あったら責められるのかという感じ)。そこが、結婚イコール子供という意識が強い、少し前の時代背景を映しているように感じた。

    ひかりと巧の場面は、ある部分生々しくて、みてられない感があった。知識ないままに子をはらみ、その先ひかりは苦難の道。広島まで行って。
    見知らぬ土地で短期間過ごすというのは、風景、考え方が変わって、そしてもの寂しくてなんとも言えない哀愁をともなう。世間を知らないひかりが次々と人に痛い目にあって落ちてゆく。今の世でこういうことがあるのかと思った(そう言ってる私は世間知らずなのか)。

    小6の時だったと思う。学校で女子だけ違う教室に呼ばれ、養護の先生から、男女の体の仕組みの違いの話を聞いた。そろそろ生理がという年頃だから。
    ほんの一時間。学校で性の関わる教育を受けたのはそれきりだったように思う。その時間、言葉にはしないが、女子はざわついた。子によって差もあった。きてる子、知っている子(家庭環境の差)の差があったからだ。
    そういう知識は、少女向けの雑誌や友達との会話で情報を得ていた気がする。少しだけだが。
    親とは一切合切そういう話はしたことがない。そういうことは避けて、触れるべきでないという親だったから。時代が時代だったし(そう昔でもないが)。もっと話しやすい環境だったら、もっと気楽だったのになあ。
    この小説をリアル中学生が読んで何を感じるか。
    こちらに登録し、ずっとこの表紙が気になっていた。図書館で目が合い、その翌日、映画化を知り、永作博美さんが番組に出ていた。よい時期に読んで良かった。

  • 辻村深月っていろんな作品をかけるんだなと、まず彼女の才能に脱帽。前回読んだのがアニメがテーマだっただけに振り幅がすごい。

    特別養子縁組に焦点を当てて、母性とは何なのか、血縁とは親子とは何なのかを考えさせられる作品だった。
    養子制度が盛んなアメリカなどとは違って、日本では非常に事例が少ないのだろうと思う。

    でもこの本を読むと育てられない親が育てられる親に子を託すことをもっと柔軟に温かい目でみてあげてもいいんじゃないのだろうかと思わせられる。

    小説の結末はドラマティックすぎて、いやもちろんホロリとしちゃうんだけど、どこかで冷めちゃったかな。とはいえ、やっぱり明るく終わって良かったのかな、タイトル通り。
    一人でも多くの子供が救われますように。
    「朝が来る」、良いタイトル!

    • だいさん
      日本の養子縁組では法律のハードルがめちゃくちゃ高いのではないですか?
      日本の養子縁組では法律のハードルがめちゃくちゃ高いのではないですか?
      2015/09/25
    • vilureefさん
      だいさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます(*^_^*)

      そうかもしれませんね、法律のしばりもあるのかもしれません。
      で...
      だいさん、こんにちは♪
      コメントありがとうございます(*^_^*)

      そうかもしれませんね、法律のしばりもあるのかもしれません。
      でもこの制度をもっと認知させられれば条件をクリアする人が増えるだろうにとも思います。
      あまり知られていないというのが正直な感想です。
      2015/09/29
  • 望まれない子供を持つ親と、子供を持つ事が、出来ない夫婦が、特別養子縁組と言う制度で、養子縁組する。両者共、悪い人はいない。ただ、望まれない子供を産んだのが、中学生で、世間も、何も知らず、周りの人達に、騙され、落ちて行く。最後に、頼るのは、息子を、養子に出した先だけ。
    だけど、頼る方法も分からず、脅迫めいた方法しか、取れなかった。
    彼女の実の母親でさえ、「失敗した」と、彼女を、見放したけど、子供の、養親である、夫婦は、子供に、「広島のお母ちゃん」と、教え、自分たちは「私たちのお母さん」と呼び、その存在を大切にしていた。
    最終章で、漸く、心のざわつきが取れた感じ。

  • 帯に書かれている『子どもを、返してほしいんです」
    この言葉がかなり強烈で、頭の中で勝手に想像してしまっていた。
    「子どもを返してほしい」生みの親と「自分たちの子どもだ」と言い張る育ての親。
    いつの間にやらそんな想定が勝手に出来上がっていたのだが…
    当たり前だけど、そんな単純なストーリーではなかったのです。

    子どもを望んでも望んでも恵まれない夫婦。
    望まぬ妊娠をしてしまう女性。
    手放さなければ生きていけぬ事情を持つ女性。
    様々な立場の中で、もがき苦しむことは想像できる。
    欧米とは違って、「血」や「家」を重視する風潮がまだまだ強い日本。
    養子を迎えるという選択はものすごくハードルが高い。
    特別養子縁組。
    言葉は聞いたことはあるし、TV番組を見た記憶もある。
    しかし、ここまで深く考えたことはなかった。
    養子縁組は誰のためのものか?
    子どもが欲しくて欲しくてたまらないのに子どもに恵まれない夫婦のためのもの?
    育てられない女性のためのもの?
    否!
    そうではない!
    当たり前のことなのに…
    子どものための制度なのに…
    その考えが希薄になっている自分に愕然としたり…


    辛い不妊治療に耐えても子どもに恵まれなかった栗原夫妻。
    子どもを手放してしまった片倉ひかり。
    6年の歳月を経て、息子を巡って再びかかわりを持つことになった、夫婦とひかり。

    夫婦とひかりが出会うまでの道のり。
    生みの親、育ての親として再会するまでの夫婦とひかりの歩んだ人生。
    栗原夫妻の決意、覚悟。
    とても胸に響いた。

  • 冒頭を読んでママ友とかタワーマンション内格差とかそういうドロドロはちょっとなぁ...と思ったのですが、お話は全く別の方向へ。
    そういうお話だったんですね。

    不妊治療の末、養子を決意する夫婦と中学生で妊娠し我が子を手放さざるを得ない少女。
    双方の葛藤や決意が切なかったりやさしかったり。

    特別養子縁組については、まあ偏見とかいろいろきれいごとで済まされない問題もきっとあるだろうし、「普通」の子を「普通」の家庭で育てている私が是非を判断できる問題ではないけど、不妊治療に苦しむ夫婦が少しでも減って、望まない妊娠をする女性が少しでも減って、子どもを欲しい夫婦が子どもを持てる環境が少しでも整って、生まれてくるどんな命も救われる社会になって欲しいと思います。

    養子をもらった夫婦がとても毅然としていてもはや理想的な家庭を築いているのに対して、実母の少女は家にも居場所がなくなりもがいてもうまくいかない。
    中高生での妊娠なんて人生狂わすだけでロクなことがないってのが真理に近いと思うの。
    こういうことを美化だけは絶対にするべきではないから。

    国が「女性は22歳でいちばん妊娠やすくてそこから徐々に低下して30超えると可能性はぐんと下がる」的なことを少子化対策の一環として高校生に知識として与えるというようなニュースがありましたが、ほんとオジサンの考えることは...
    事実だけどさ、だから?ってなるよね。
    実際22歳で子供産んで生活していくのすごく大変なのに分かってるのだろうか。

    ちょっと話がそれたな。
    うん、結末もこれでいい気がした。
    これは物語だから皆ハッピーエンドなのがいちばんだから。
    私は基本的にハッピーエンド至上主義なので都合良過ぎでも現実ではこうはいかなくてもハッピーな方がいい。

    辻村さんがこういうお話を書くことがすごく自然になった。
    次も楽しみ。

  • 三人の穏やかな日常の幸せを噛みしめる様に暮らす栗原家。
    無言電話が掛かり始めたのは、ここ一ケ月の事だ。
    悩むと言う程の頻度ではないが、気持ちが良いものではない。
    ある朝、電話が鳴った。佐都子はまた…と、思ってた。
    しかし、幽霊の様に生気のない声がした。
    その女は「子供を返してほしいんです」と告げたーー。


    不妊治療との長く辛い闘いの末に、栗原夫婦が悩み苦しんだ末に
    選んだ道は、特別養子縁組だった。
    不妊治療の苦しみや葛藤、朝斗を迎える迄の複雑な心理描写が、
    丁寧に描かれていて、引き込まれました。
    また、物語の序盤佐都子が朝斗を信じる場面がとても印象的でした。
    そして、実母を名乗る若い女と対面での夫婦の姿に、
    人となりがとても良く表れていました。
    朝斗を産んでくれた小さなお母さんは、自分達と朝斗両方にとって
    大事な〝お母さん〟その大事なお母さんを軽んじたり
    貶めることは誰にも許されない…。
    そう思ってる二人が、素晴らしいって感動しました。

    中学生で妊娠し、産まざるをえなくなったひかり。
    すっごく特別な子かと思ったが、違ってた。
    家族への反発心や嫌悪感をもっている。
    でも、思春期には大きさは違っても心の内に抱く子沢山いると思う。
    やはり、辻村さんは思春期の女の子の内面の描き方がとっても上手。
    普通の子が少しずつ、そこからはみ出してしまう様子が
    息苦しい位、とっても丁寧に描かれていました。
    子供を手放した後、元の生活に戻るんだけど、
    彼女はある意味凄く正直で、真っ直ぐなんだって思った。
    だから、元の生活に戻れなかった…。
    彼女の母親や叔父の言動の無神経さ・浅はかさに本当に腹が立った。
    ありのままの姿のひかりと、しっかり向き合って欲しかった。
    幼くて、考えが浅くて危うくて…。
    彼女が転落の人生を歩んでゆく姿が何とも切なかった。悲しかった。

    終わりに光が見えてホッとしました。
    朝が来て良かったです。


  • ひとりの少女と、少女が産んだ子どもを養子に迎えた40代の夫婦の物語。
    冒頭から引き込まれ、一日で読み終えた。

    様々な家族を通して、血のつながりってなんだろう?と思った。

    養子縁組という制度に違和感を感じる主人公夫婦の親世代。
    「我々夫婦ももとは他人同士」と腹を括り、育てる決意をする、養子を迎えるある夫婦。
    正しく生きることが普通であると考え、そこから頑なにはみ出せない少女の親。
    そして、自分にはお母さんと産んでくれたお母ちゃんがいる、育ててくれている両親を信頼し、心のどこかでお母ちゃんのことも忘れない6歳の子。

    心が荒んだり洗われたり、忙しい小説だったな。

  • 読み終えて一晩明けて、まだ余韻が残る。
    むしろ、時間が経つほどに込み上げてくるものがある。
    特別養子縁組をして迎えた子の物語だ、と読む前にどこかで聞いていた。構成の巧みさに思わず引き込まれたし、日本ではまだ馴染みの薄いであろう「特別養子縁組」についてとてもリアルに感じられた。
    何よりも心を動かされたのは、子どもが、かけがえのない子どもこそが暗い世界を照らす希望であり、尊いものだという祈りのような、願いのような、なんと言葉にしていいかわからないけれど深い感謝や愛情の念に溢れていたことでした。

    未読の方には構成の巧みさも味わってほしい、と思うと、あまり内容を記載してしまうのもよくないかもしれない。なので詳細を書くことは控えるけれど、私にとっては身近で、気になるキーワードが盛沢山でした。

    「特別養子縁組」というと、別の世界の物語のようにも思うけれど、登場するのは実は、自分たちと大きく違う人たちではない。
    一歩違えば、私もそうなりえた。
    それは、いいとか悪いとかではなく、一歩違った先には違う人生があった、という当たり前のことに過ぎない。
    歩みを進める先には、偶発的な様々な出来事が待ち受けている。その一歩が後々の人生を大きく崩すこともあれば、輝かせることもある。その積み重ねが、私たちの日々なのだと思う。

    「特別養子縁組」というものについて大事なことを1つ書くとすれば、それは子どもがほしい親が子どもを探すためのものでなく、子どもが親を探すためのもの。つまりは子どもの福祉のため、という点です。
    私は仕事柄、特別養子縁組で子を迎え入れた人も、子を託した人も、またそこを繋ぐ機関である民間、行政の人たちも知っている。民間など特にお金が介在すると知った人から「人身売買じゃないか」なんて言われてぎょっとしたりもしたけれど、特別養子縁組を通して救われた人がたくさんいることは揺るぎない事実なのです。

    望んでも子ができない、予定していないのに妊娠してしまった、自分たちではどうにもならない、と思える局面に遭遇したときに、一人で抱えて辛い日々を過ごすのではなく、相談しながら前向きな未来に向けて歩んでいける日々があるといいと思う。
    暗いトンネルのような日々の先にも光がある、ということがどれだけ救いになるか。すべての子どもたちが幸せであるといい、という祈りにも似た想いで胸がいっぱいです。

    • ほくほくあーちゃんさん
      とてもキレイな感想で思わずコメントさせていただきました。
      まさしく、「子どもが親を探すため」の制度が特別養子縁組ですね。
      私は不妊治療の中で...
      とてもキレイな感想で思わずコメントさせていただきました。
      まさしく、「子どもが親を探すため」の制度が特別養子縁組ですね。
      私は不妊治療の中で何度もダメで、特別養子縁組も考えました。
      今思えば、子どものことよりも自分のことしか考えてなかったなぁーと思ってます。
      結果、子どもは授かることができましたが、今でも特別養子縁組のことは頭の中にこびりついてます。
      少しでも、子どもたちが幸せに暮らせたら本当にいいですよね!!
      文章になっておらず、すみません( ;´・ω・`)
      2021/08/18
    • yocoさん
      素敵なコメントありがとうございます!
      本書にも書かれていたような里親さんたちが特別養子縁組をした経緯や近況など話された「里親講座」なるもの...
      素敵なコメントありがとうございます!
      本書にも書かれていたような里親さんたちが特別養子縁組をした経緯や近況など話された「里親講座」なるものに参加したことがあるのですが、参加者も里親さんも含めて子どもがほしいけどなかなか授からない…という方が多かったです。
      入口は何にせよ、特別養子縁組をするまでには行政でも民間でもそれがどういうものなのか知る機会はありますし、実際幸せになっている子がたくさんいることを思うと、大事な制度だなぁと思います。
      子どもの家庭体験等のために、週末だけお子さんを預かる週末里親、なんてものもあったりして、私も不妊治療を経て妊娠中でしばらく余裕もなさそうですが、いつか自分にできる何かができたらいいなぁ、なんて思ったりもします。
      私もうまくまとまっておらずですが、フォローを含めてどうもありがとうございました。今後もよろしくお願いします(・w・。
      2021/08/18
  • ひかりさんの人生は読んでいてホント辛かった。
    最後に見つけてくれた時は涙が出た。
    ありのままの、1人の人として受け入れてもらえるということが、どれほど有難くて、貴重なことか、と思う。
    血の繋がりとか関係なく、分かり合える人は分かり合えるし、家族でも、自分の考えを押し付けるだけしか出来ないままの人もいる。
    こうのとりのゆりかごの本を数ヶ月前に読んだので、リアルに読めました。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

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